かたよってしまう原因を修正する方法とは?
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回は、クリティカルシンキング入門篇「あなたの思考をガイドする40の原則」を勉強してみます。
もっと、きちんと くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
今回から第4章「自分自身を省察する」です。
原因がかたよるとは?
不安定な原因よりも安定した原因にかたよってしまう
ネガティブな結果を引き起こした原因を考えるときに、
不安定な原因よりも安定した原因にかたよってしまうのです。
ふくカエル
たとえば、
不安定な原因である「努力の仕方」を軽く考え、
安定した原因である「能力不足」を重く考えてしまいます。
これは思考の癖です。
原因を自分の責任だと考え、
さらに、原因は「自分の行動」よりも「自分の能力や性格」にあると考えてしまうのです。
性格論的自己非難について
もっとも、原因を「能力不足にある!」と考えすぎると、コントロール不能な状態を引き起こします。
この状態は、次第に抑うつ的な症状を導くことになるので厄介です。
安定した原因が、抑うつ症になる図解
抑うつ症になりやすい人は、原因をこのように考えちゃうんだって。
じゃあ、どうすれば、かたよってしまう原因を修正できるのかな?
修正できる方法とは、これ!
原因をかたよって考えてしまうのを修正する方法とは、これです!
原因は「努力不足」にあるのではないか?
と再度考える習慣を身につける!
具体的には、こうする!
具体的には次のように考え直します。
- 自分は十分に努力したか?
- 自分の努力は効果的だったか?
とくに2の「効果的だったか?」をちゃんと検討することが重要です。
なぜ、この方法がいいのかな?
三つの理由があるよ!
再度考え直す方法がいいのかには、三つの理由があります。
- 実例がいっぱいあるから
- 努力は続けていくうちに、やがて能力になるから
- 有益な効果をもたらすから
1.実例がいっぱいあるから
まず、実例がいっぱいあるからです。
世の中には、素質、才能面でとりえのない人が、
格別の努力によって克服してきた人がたくさんいるからです。
ふくカエル
2.やがて能力になるから
次に、やがて努力は能力になるからです。
努力を続けていくと、実力がついてくることは誰でも実感できます。
たとえば、自転車がそうです。
何度も乗れるように努力し続けると、あるときふっとコツを身につけて、簡単に乗れるようになります。
そして、自転車に乗ることができれば、いろいろなとこへ行くことができます。
いつの間にか自転車を乗りこなす技術が自分の能力になっています。
3.有益な結果をもたらすから
そして、有益な結果をもたらすからです。
努力の方法を間違えなければ、成功にいち早くたどり着くことができます。
ふくカエル
小さな努力が小さな結果を生み、
小さな結果の積み重ねが、やがて大きな結果(業績)をつながります。
小さな努力のかたまりを
ひとつずつ重ねていくと
大きな結果のかたまりとなって、ある日それが大きな業績になるのです。
そこで必要になる、クリティカルな思考になる第28の原則
失敗したり、行きづまった時、自分のした努力の質と量を再検討せよ。特に、努力の方向が正しく、効果的なものであったかという「質」の検討が必要である。
クリティカルシンキングより引用
こんな風にアレンジしてみた!
第28の原則
失敗したり
行きづまったときは、
能力よりも「努力の量と質」をもう一度考え直したほうがいいよ。
- 努力の方向
- 努力の効果
などの「質」を特に考える!
そうすると、不必要に落ちこむことがなくなるよ。
ここで、ちょっと考えてみませんか?
こんな場合はどう考えます?
あなたが、自分にとってこれは重要だ!と思っていたことで失敗したことを思い出してほしいのです。
その前に、
嫌なことを
思い出せるようなことを
要求してごめんなさい!
その時にです。
あなたは
何が原因だと考えましたか?
まず、どこに原因があると思いましたか?
- 内的・外的
- 安定・不安定
- 全体的・状況特殊的
以上の3つの点で考えてみます。
自分自身の中に原因を求めたのであれば、内的原因です。
自分以外の人やものごとに求めたのであれば、外的原因です。
その原因によって
今後も同じ結果を繰り返すことになるのであれば、安定した原因です。
違う結果になるのであれば、不安定な原因です。
その原因が結果を生み出すのは、
特定の状況だけに当てはまる場合は、全体的な原因になります。
生活一般に当てはまる場合であれば、状況特殊的な原因になります。
次に、自己欺瞞(じこぎまん:自分をだましたり、ごまかしたりすること)がなかったですか?
次のように考えてみます
- 自分を防衛する傾向がなかったか?
- 自分の考え・態度・信念・意見に矛盾する原因によって、無理やり自分を正当化しなかったか?
また、自己ハンディキャッピングをしなかったですか?
次のように考えてみます
- 自分の失敗に備えて言い訳を考えなかったか?
- 自分が失敗するような行動をしなかったか?
最後に、原因をもう一度考えてみてください。
もしかしたら、過去に考えた原因が「自分の能力」に過度に偏っているかもしれません。
もう一度、
- 本当に効果的なやり方だったのか?
- 当時知ってたか?
- 今現在は知っているか?
これは、合理的に理解できる方法です!
自分自身の失敗を振り返えることほどつらいことがないです。
でも、これは自分を合理的に理解できる方法なのです。
努力できなかったのは「自分の意志が弱い」からだ!と考えることです。
まとめてみたkerokero
- かたよってしまう原因を修正する方法についてお知らせしました。
ネガティブな結果を引き起こしたときに原因を考える方法
- 自分は十分に努力したか?
- 自分の努力は効果的だったか?
の2点を考えます。とくに「2の効果的だったか?」を検討することが重要です。
自分を合理的に考えることができる方法
- 内的・外的
- 安定・不安定
- 全体的・状況特殊的
- 自分を防衛する傾向がなかったか?
- 自分の考え・態度・信念・意見に矛盾する原因によって、無理やり自分を正当化しなかったか?
- 自分の失敗に備えて言い訳を考えなかったか?
- 自分が失敗するような行動をしなかったか?
- 本当に効果的なやり方だったのか?
- 当時知ってたか?
- 今現在は知っているか?
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。