秘密が人間関係に及ぼす影響について
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
人間関係を複雑にするよね
ここだけの秘密やねん。
誰にも言わんといてな!
という秘密情報は、人間関係をほんまに複雑にします。
ただでさえ秘密は危険なものなのに、さらに危険な人間関係に解き放つのです。
えらいこっちゃ~~~!
です。
そこでこんなときに、是非ともお知らせしたい「知恵」があります!
お知らせしたい「知恵」とは、これ!
これです!
秘密を話さない、聞かない
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
秘密は話さない、聞かないようにする
です。
このスタイルが一番人間関係を複雑にせずにすむようです。
なぜ、話す、聞くとダメなのかな?
聞けば、縛られて苦しむから
まず、相手の秘密を聞けば、その秘密に縛られて苦しむことになるからです。
たとえば、悪事の秘密を共有する場合です。
このような秘密を共有すると飛んでもないことになります。
黙っていればいるほど、「共犯者」に仕立て上げられるからです。
手足をどんどん縛られていく感じに似てます。
苦しむだけの秘密の共有は、最後には精神的にボロボロになります。
暴露すれば、責められるから
次に、秘密を守る状態に耐えられなくなって暴露したすれば、その後はずっと責められることになるからです。
たとえば、我慢できなくなって秘密を暴露した場合です。
秘密を暴露した時点で、「裏切り者」というレッテルを貼られることになります。
ことあるごとに責め立てられるようになり、どんどん精神的にボロボロになります。
話せば、急所を握られるから
また、逆に自分の秘密を話せば、相手に急所を握られることになるからです。
いつも喉元に刃物を突き立てられて、脅されている感じになります。
このような状態が続くと、最後は完全に支配されることになります。
これまた、精神的にボロボロになります。
友人関係が破綻するから
友人関係に至っては、平等関係性というバランスがとれなくなり破綻します。
秘密を話せば、相手に牛耳られることになり、友人関係は「支配関係」になってしまいます。
毎日、「主人と化した友人」にビクビクすることになるのです。
このような緊張状態が続くと、そのうちお互いに憎しみ出し、終いには破綻するのです。
せっかくの友人関係が台無しになってしまいます。
友人を失うことよって、自分の人生が台無しになるかもしれません。
じゃあ、どうすればいいのかな?
目上の人とは秘密を共有しない
目上の人とは、秘密を聞いても、話してもダメです。
とにかく共有しないようにします。
目上の人と秘密を共有することが、いかに危険かを頭に叩き込みます。
友人同士も秘密を共有しない
友人同士においても、秘密を共有してはダメです。
どうしても話したい心境になっても踏みとどまります。
相手を一生涯の友人として大切にしたいのであればなおさらです。
墓場までもっていく覚悟で話さないことです。
他人の秘密にアクセスしない!
自分の秘密にリンク付けしない!
を徹底するねん。
言わざる、聞かざるを徹底する
そして、秘密については
- 言わざる
- 聞かざる
を徹底します。
秘密というものは、
- 話した瞬間から自分をしばる縄になるもの
- 聞いた瞬間から他人に話したくなるもの
でありとても苦痛をともなうものであることを理解します。
腹六分目の付き合いをする
そして、秘密の罠から抜け出すために、普段から腹六分目の付き合い方をするようにします。
悪いことや、イヤなこと、禍々しいことは、
- 口にしない
- 聞かない
- 見ない
ことを心がけて、どのような人ともべったりと付き合わないようにします。
「腹六分目」とは「腹八分目」よりもまだ少ない状態です。
これ以上食べると満腹になるなという状態よりも、
もうちょっと欲しいなという状態で終えるようにします。
これを人間関係に例えると、
この人とこれ以上いるとしんどくなるなという状態よりも、
もうちょっと一緒にいたいなという状態を保つために離れることです。
「来るもの拒まず、去るもの追わず」の付き合い方をさらにもっとシンプルにしたものです。
そうすると、どうなるのかな?
人間関係が破綻しない
「秘密を話さない、聞かない!」を徹底することで、人間関係が破綻しなくなります。
精神的に楽になる
誰とも秘密を共有しなことで精神的に楽になります。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第1章 人とのかかわりあいについて」
「No.41 秘密を話さない、聞かない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 秘密は話さない、聞かないことです。
- 秘密の共有は、人間関係を台無しにします。
- 目上の人の秘密の共有には特に気をつけるといいです。
- また友人同士の秘密の共有は絶対に避けたほうがいいです。
- 友人関係を台無しにするどころか、友人を失うことによって、自分の人生を台無しにするかもしれません。
- 人間関係は腹六分目のつきあいがいいかもしれません。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。