非現実的な目標を設定しないことはうまく生きるコツだよ
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回は、クリティカルシンキング入門篇「あなたの思考をガイドする40の原則」を勉強してみます。
もっと、きちんと くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
今回から第4章「自分自身を省察する」です。
前回お知らせしたこと
前回では、ネガティブな結果を引き起こした原因を考えるときは、
自分の自尊心を守るために原因を歪めて理解するよりも、
真正面から原因を見つめて、失敗から学んだほうがいいよ!
ということをお知らせしました。
そして、さらに原因を検討するときには、
「能力不足」にあるとするよりも、
「努力の量と質」にあるとするほうが、
原因を歪めずにすむよ!
ということも、合わせてお知らせしました。
今回は・・・・。
ふくカエル
と思われそうですが、
「能力不足」を例外的に原因としたほうがいい場合をお知らせします。
「能力不足」を原因としたほうがいい場合とは?
非現実的な目標を設定した場合
「能力不足」を原因としたほうがいい場合とは、「非現実な目標」を設定した場合です。
非現実的な目標とは、具体的にどんな目標かな?
絶対に達成不可能な目標
まず、自分の能力では絶対に達成不可能な目標です。
夢のようなサクセスドラマがありますが、
こんな普通は無理やろう?ってやつです。
たとえば、全然勉強したことないのに有名校にストレートで合格しちゃうという目標です。
一気に達成するのは無理な目標
次に、自分の現在の能力では一気に達成することは無理なことが明らかな目標です。
たとえば、1カ月で一気に10キロ減量する!という目標です。
そりゃ、無理じゃ
こんな場合は、いきなり1カ月10キロ減量は無理かもしれないけど、1月1キロ減量で10カ月継続したほうがいいです。
重要な目標から変わった目標
さらに、ほとんどの人が胸に抱いている重要な目標が、非現実的な目標になってしまう場合です。
たとえば、次の2つの欲求を満たしたいという目標です。
- 認められたいという承認欲求
- 自分は有能であり、それだけの力量があるということを顕示した欲求
これらの目標に「満たされるべきだ!」という思い込みが入っちゃうと、非現実的な目標になります。
非現実的な目標は、なぜダメなのかな?
失敗につながるから
非現実的な目標は、必然的に失敗につながるからです。
失敗は、
無力感
無能感
あきらめ・敗北感
と言ったネガティブな感情を味わうハメになるのです。
ふくカエル
欲求不満と挫折ばかりをもたらすから
それだけじゃないです。
非現実的な目標は、
以上のようなネガティブな感情に
プラス
「欲求不満と挫折」をもたらし、これをエンドレスに繰り返すことになります。
たとえば、承認欲求については・・・
非現実的な問題なるきっかけは?
人から認められたいという「承認欲求」が非現実的な問題になるきっかけは、次のような思い込みです。
こんな思い込み
自分が大切だと思うすべての人から愛され、認められられなければならない!
この思い込みが、承認欲求を非現実的な目標にしてしまいます。
ふくカエル
ふくネコ
なぜ、非現実的な目標になるのかな?
1.保証はないから
どんなに努力しても、自分が大切だと思った人すべての人が認めくれるという保証はどこにもないからです。
それにです。世の中には、
人を
- 性別
- 人種
- 年齢
- 学歴
- 信仰
といううわべだけの特徴で、その人の価値を決めつけて、差別する人がいるのです。
そんな人たちに、考えを改めてもらおうと
一から説得して、自分のエネルギ一を注いでも、
考え直す保証はどこにもないです。
ふくカエル
ふくネコ
2.裏目に出るから
それに、人からどう思われているのかを常に気にかける態度は、裏目に出るからです。
- まず、人から「自信がない人だ!」と判断されます。
- 次に、「自信がない人」は見下されたり、バカにされるのです。
人のことばかり気にしている姿勢は、本当にバカにされます。
人のことより自分のことやろ!
それに、認めて欲しいがために人にまとわりつく姿勢は、本当にうんざりされるのです。
お願い近寄って紺といて
結局、こうなっちゃう!
他人を気にするばかりの人生を送っちゃう!
結局、非現実的な承認欲求を目標にしてしまうと、他人の目を気にするだけの人生を送るようになってしまいます。
- 他人から認めてもらいたい!
- どうすれば気に入られるだろうか?
ばかり気にする人生です。
ふくカエル
ふくカエル
ふくネコ
たとえば、完璧主義者については・・・
非現実的な問題なるきっかけは?
自分は有能であり、それだけの力量があるということを顕示した欲求が非現実的な問題になるきっかけは、次のような思い込みです。
こんな思い込み
自分の能力は完璧であり、絶対に大きなことを成し遂げなければならない!
と自分を追い込んでしまう!
ふくカエル
なぜ、非現実的な目標になるのかな?
1、そもそも不可能だから
そもそも何事においても常に完璧に成し遂げることなど不可能だからです。
自分が完璧に有能だと思うと、
- 大きなことを成し遂げよう!
- もっと成功しよう!
と躍起になってしまうのです。
ふくカエル
でもです。できないことのほうが多い現実に、そうとう凹むことになります。
2.かたよった評価になるから
次に、達成することに執着しすぎると、自分の評価の基準がかたよったものになるからです。
自分という人間の価値の基準を
- 成績
- 業績
という観点だけで評価するようになります。
3.自尊心が保てなくなる
以上のようなかたよった基準で評価することを続けると、人は安定した自尊心を保てなくなるからです。
成績や業績という数字で、絶えず自分の人間の価値を判断すると、
その時々の成功や失敗の数字によって、アップダウンが激しい評価になります。
人間の価値や値打ちを、
まるで株価の変動のように考えてしまうと、一時も安らぐことがなくなるからです。
人間の値打ちは
株価じゃないよね。
結局、こうなっちゃう!
不必要な競争をするようになる
このようにすべての目標達成することに取りつかれた人は、
自分が優れていることを証明するために、しばしば不必要な競争をするようになります。
つまり、自分の能力を引き立てるために、他人をわざわざ敗北させるような、汚い競争をするのです。
自分が絶対勝つような競争を
仕掛けてくるのです。
信頼関係が破綻する
こうなると、人を自分の目標達成のための道具にするので、
だんだんと信頼関係が破綻していきます。
そうするとどうなるのな?
冒険や挑戦をやめてしまう
まず、
- 無理な目標達成を常に望む人
- 成功することだけを求める人
- 失敗や間違いを恐れる人
ような人は、冒険や挑戦にチャレンジしなくなります。
そして、次のうちどれかを選ぶことになります。
- 無理な達成を望み、失敗をし続け、常に挫折感を味わい続ける
- 逆に、失敗をおかすことを恐れ、何もしなくなる
失敗から学べなくなる
次に、
自分がどうして失敗したのか?
の原因に真正面から向き合うことできず、
自己欺瞞(じこぎまん:自分をごまかす、だます)
自己ハンディキャッピング行動(言い訳を考える)
を行ないます。
本当にしたいことができなくなる
また、自分が本当にしたかったことができなくなります。
本来の目標が何であったのかを忘れてしまうのです。
ふくカエル
まとめてみたよ!
そこで必要になる、クリティカルな思考になる第29、30の原則
困難な目標に取り組む時、途中にいくつかの小さい目標を設定し、それを一つずつ達成していくことに専念せよ。
クリティカルシンキングより引用
「すべての人に」認められねばならないとか、ものごとを「完全に」やり遂げねばならなないといった非合理な目標をいだいていないかどうかを自省せよ。
クリティカルシンキングより引用
こんな風にアレンジしてみた!
第29の原則
大きな目標をもったときは、
大きな目標を小さく分割して小さな目標設定する
小さな目標を達成することに専念すると
トータルすると大きな目標を達成できるよ!
第30の原則
すべての人に認めてもらいたい!
完璧にやり遂げたい!
なんて達成不可能な目標をもっていないか?
常にチェックすることって大事だよ。
「この人だけには分かってもらいたい!」という目標も、
時には達成不可能な目標になることもあります。
大事なことは、
「その人に理解されたい!」のではなく、
「その人がどう理解しているのか?」
を正確に知ることみたいです。
このことは恋愛においても当てはまるような気がします。
つまるところ・・・
非現実的な目標を設定しないようにすることは、自分の人生をうまく生きるコツになります。
ここで、ちょっと考えてみませんか?
こんな場合はどう考えます?
自分がいかに優れているのか!ということを誇張し、鼻にかけるような態度を「優越コンプレックス」といいます。
こういう態度の裏には、たいてい強い劣等感(劣等コンプレックス)があって、その劣等感を防衛しようとする反動のあらわれだそうです。
しかし、この劣等感に対する防衛として優越コンプレックスが結局裏目に出て、その人の劣等感をいっそう強くしてしまうことが多いです。
ここでクエスチョンです!
裏目の結果にでるまでのプロセスを説明してみませんか?
極端な優越コンプレックスの人は、
- あらゆる人に認められ、称賛されたいという目標(欲求)
- 常に人より有能であり、完全であり、ものごとを成し遂げる力を誇示したい目標(欲求)
という非現実的な目標を2つも持っていることになります。
そして、次のようなプロセスを歩むことになります。
このプロセスは他人事じゃないです。
程度の差はあれ、誰にでも優越コンプレックスと劣等感は持っているからです。
「自分には、こんなプロセスがないかな?」と、ここでちらっとチェックしてみるといいかもしれません。
まとめてみたkerokero
- 非現実的な目標を設定しないようにすることは、自分の人生をうまく生きるコツになります。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。