直接体験したときに注意すること。
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回は、クリティカルシンキング入門篇「あなたの思考をガイドする40の原則」を勉強してみます。
もっと、きちんと くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
今回から第5章「信念を分析する」です。
前回のお話
前回では、強い信念があると、
どんなにトリックだよ、種明かしがあるよ、と事前に説明しても、
- 「超常現象にちがいない!」と決めつけてしまう
- クリティカルな分析をせずに直観にたってしまう
ことについてお知らせしました。
今回のお話は・・・
今回のお話は、
直接体験するときに注意することについてお知らせします。
ところで、直接体験するとどうなる?
こんな風になる!
実際に体験する
まず、実際に体験すると、自分の五感を通じて体験することになります。
自分の目で見たことに素直に感動します。
強烈な印象を持つ
次に、実際に自分の目で見て、直接感じて体験することになるので、衝撃を受けます。
これは言葉の情報よりも、実際に体験するのですから強烈な印象になります。
深く記憶に刻まれる
また、強烈な印象はしっかり記憶されます。
そして深く刻まれることになるので、いつも思い出すようになります。
信念が生まれる
さらに、この深く刻まれた記憶が何度も思い出され、日常生活の出来事に役立つようになると「強い信念」となります。
似たような出来事がおこると、直観的に信じてしまうようになります。
自分が直接体験したから、
間違いない!
これはあたしゃの勘じゃ!
と思っちゃうのです。
ふくカエル
これは、実際には、真実のある一部分しか見てないくても、「真実だ!」と信じることに似ています。
この強い信念が自分の考え方に歪みを与え、さまざまなカタチで影響していきます。
だまされやすくなる
そして、最悪になると、場面を巧妙に設定されると、だまされやすくなります。
ふくカエル
ふくネコ
こんな状態は、
ちょちょいのちょいと
だまされちゃうよ!
たとえば・・・
たとえば、ホログラム(三次元立体映像)体験です。
最近のやつはこれです。
【出典:SankeiNews】
今ではよく見られる映像ですが、ほんの数年前までは身近なものではなかったです。
このホログラムによる立体的な映像ですが、一度でも体験すると強烈な印象を持ちます。
なので、直接体験すれば、構造が分かるのでホログラムが「超常現象」だとは思わないです。
でもです。
これに特殊な場面設定すると、人はコロッとだまされてしまいます。
たとえばこんな場合です。
世間では有名な心霊スポットで、
今から、
怖いもんを呼び起こすよ!ほれ、あなたの右肩に
なんかおるぞ!
なんかおるぞ!
なんかおるぞ!
なんかおるぞ!
なんて突然叫ばれて、ホログラムで画像を投影されちゃうとどうします?
絶対こうなるよねっ!
あっ、ああああ!
なんかがが~~!
と、腰抜かしちゃうよねっ!
このように、直接体験により記憶された強烈な印象は強い信念となり、
その後のいろいろな考え方に歪みをもたらします、
たとえば、こんな歪みをもたらす
こんな感じになるよ!
たとえば自分をごまかしたり、
自己矛盾を解消するためにいろいろと言い訳を考えたりします。
こうすることで、自分の誤りを認めたり、事態を客観的に考えることを避け、自分の中の矛盾を解消しようとします。
- 自分はだまされるほど愚かではない
- 自分は知的で洞察力に優れた人物である
- 簡単にごまかされたりしない
と自分の概念を保つようにします。
そこで必要になる、クリティカルな思考になる第32の原則
自分で直接体験したことを過信するな。
クリティカルシンキングより引用
こんな風にアレンジしてみた!
第32ページの原則
自分の五感で直接感じたものは、とっても印象的だけど、
だからと言って、
信じ切ってしまうとズッコケるよ!
自分の直接体験でもクリティカルな分析は必要だよ。
自分が直接体験したからって、
それが正しいとは
限らへんからねっ!
ここで、ちょっと考えてみませんか?
こんな場合はどう考えます?
あなたには、超能力や超常現象かも?と思うような体験をしたことがありますか?
- 透視
- テレパシー
- 予知
- 念力
何でも構いません。
不思議なことってなかったですか?
たとえば、
- ある人に電話をしなくちゃならないと思ったとたん電話がかかってきたこと
- 正夢を見た
- 大吉を3回連続で引いた
などです。
案外あるもんです。これらは偶然に過ぎないのです。
びっくりしたよ!止まりで、超常現象じゃないです。
ぶひ~っ!
まとめてみたkerokero
- 直接体験したときに気をつけることについてお知らせしました。
- 直接自分で体験をすると強烈な印象を持つことになります。
- この強烈な印象はときには強い信念となって、認知の歪みを生じ、考え方に悪悪影響を与えます。
- クリティカルな分析を出来ない場合に、人はどのような判断の仕方をしていくのかを知っておくと今後のヒントになります。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。