いい道具を使ったほうがいいよ
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
道具って迷うよね
道具選びって迷います。
その分野では、まったくの初心者だと、
どうやって選んだらいいのか?
むずかしいのよね~。
なんて全く見当がつきません。
世の中に、
- プレビュー
- 感想
- 触れ込み
などが溢れているのは、同じように迷っている人が多いからだと思うのです。
でも、安心してください!
バルタザール・グラシアン先生は、道具選びについても次のように言ってます!
道具選びのときに使う知恵は、これ!
これです!
いい道具を使う
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
可能な限り最高の道具を使う!
です。
可能な限り最高の道具(以下、単に「いい道具」とします)を選ぶようにします。
なぜ、いい道具だといいのかな?
技術力や能力を殺(そ)がないから
まず、いい道具は、自分の能力や技術力を殺(そ)がないからです。
ふくカエル
最高の彫刻刀は、切れ味がスゴイです。
こっちの能力や技術力を殺ぐどころか、
ある程度の能力などがないと、逆に指を切ることになります。
引き立ててくれるから
むしろ、いい道具は、自分の能力や技術力を逆に引き立ててくれます。
自分の能力や技術力を際立たせてくれます。
ふくネコ
いい道具を使うと余計な力が入ることがなくなるので、その分鮮やかさが増すのです。
ふくカエル
最高の彫刻刀は、余計な力を入れずともスパッと切れるので、
表現力がぐんと増します。
いい道具は「知恵の集大成」だから
それに、いい道具は古(いにしえ)の人たちの「知恵の集大成」だからです。
知恵や工夫が詰まっている!
いい道具には、過去に同じような道具を使った人達の工夫や知恵がいっぱい詰まっているのです。
ふくネコ
失敗や改善が詰まっている!
また、いい道具には、古(いにしえ)の人たちの失敗や改善が詰まっています。
ふくカエル
いい道具が使いやすいのは、いろいろな失敗を踏まえて、道具をより使いやすいように改善してきた経緯があるのです。
ふくネコ
中には人生を賭けた部分もあるだろうし、大ケガをしたからこそ改良された道具なんて山のようにあります。
たとえば、
- 赤ちゃんの道具
- 子供の遊具
- 工事現場の道具
- スポーツの道具
などです。
いい道具が
- 能力や技術力を伸ばす
- 使いやすい
のは、こうした古(いにしえ)の人たちの
- 知恵と工夫
- 失敗と改善
などが盛りだくさんだからです。
目の前の最高の道具は
知恵などが
カタチなったものやねん!
じゃあ、どうすればいいのかな?
いい道具を使う
まずは、いい道具を使うようにします。
数ある中から選ぶときは、可能な限り、古(いにしえ)の人の英知を結集した最高傑作の道具を選びます。
これは、自分の失敗を道具のせいにして逃げないようにするためでもあります。
妥協しないようにする
道具選びでは、なるべく妥協しないようにします。
たとえば、初心者だから
- こんなもんでいいや!
- 安価な道具を使って、慣れてきたら高価な道具を求めよう!
と考えてしまうことです。
このように妥協すると、中途半端な道具でついた悪い癖に悩むことになります。
中途半端な道具で慣れてしまうと、
余計な力を入れることを覚えて、逆に大ケガをすることになるからです。
また、自分の能力や技術力がアップしたときに道具のお粗末さに後悔するからです。
新しい道具を買う余裕があるのならいいけど、お金ももったいないよね。
道具を信頼する
次に、自分の道具をとことん信頼することです。
上手く行かないとときは、素直に能力と技術力の低さを自覚します。
これが、妥協した道具になると、「自分の失敗は、道具の欠陥だ」と決めつけてしまうのです。
八つ当たりをしない
仕事が終わった後になって道具にけちをつけるのはみっともない。道具にけちをつけるのは、決まって半端な職人なのだ。こういう独りよがりは裏目に出かねない。
決して、道具に八つ当たりしないようにします。
道具を床に叩きつけたり道具を叩いたり
です。
道具は「痛い!」と言えません。
それに、道具を作ってくれた人にも失礼です。
代わりに自分を恥じる!
なので、八つ当たりしそうになったら、自分で
オメエの腕前がもうひとつなんや!
と思って、自分の技量の低さを恥じることです。
道具にケチつけるのは、
二流やねんて。
それにです。
道具にケチをつけるような独りよがりは、
あとあとでさらに大きな失敗を引き起こすことになります。
ふくカエル
ふくネコ
道具を磨き倒す
そして、いい道具をとことん磨き倒すことです。
道具を大切にすることで、道具に接する時間を増やし、道具に慣れ親しみます。
どんどん道具を手になじみ使いやすいものにしていきます。
そうすると、どうなるのかな?
スキルアップになる
いい道具を使うと、間違いなく自分の能力や技術力がアップします。
なぜなら、いい道具はブレないからです。
ブレないいい道具は、安定した能力や技術力を発揮するときの強力なサポートになります。
この知恵は、人にも応用できる
応用できる
部下や助手に関しても同じことがいえる。仕事に関する非難も信頼も、受けるのは自分だけ。補佐役は注意深く選ぼう。
この知恵は、部下についても応用できます。
優秀な部下を選ぶことで、自分の才能をより発揮することができます。
もちろん、この反面、
すべての責任を負う立場なので、
部下の言動による信頼や非難のすべても自分が受けることになります。
有能な人物を選ぶ
出来る限り有能な人物を選ぶようにします。
情に流されないようにする
人選については、決して人情に流されないようにします。
信頼する
部下を信頼します。
もちろん、八つ当たりはしない
もちろん、部下に八つ当たりしないようにします。
このようなはしたない行為(見苦しくて常識のない行為)は、部下からの信頼を根こそぎ奪う行為であることを頭に叩き入れます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
いい道具を使うことがどれほど重要なのかを軽んじます。
中途半端な道具を求めて粗末に扱います。
いろいろと失敗し、後悔することになります。
知恵のある人
いい道具には、
- 自分の能力や技術力をアップする近道になる
- 安定した能力と技術力を発揮できるツールになる
という重要な面があることに気づいています。
道具選びをいい加減にせず、できる限り最高の道具を求めて大切にします。
そして、ブレないいい道具によって、自分の能力や技術力を発揮することができます。
まとめてみたkerokero
- 可能な限り最高の道具を使うのがいいです。
- 最高の道具は自分の実力をそぐものではないです。
- むしろサポートしてくれるものです。
- 道具選びは慎重にしましょう。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。