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「賢人の知恵」すべてを教えないほうがいいよ。

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すべてを教えないほうがいいよ

ふくカエル

こんにちは!ふくカエルです(ふくカエル@知恵カエル)。

ご訪問いただきましてありがとうございます!

「第2章 駆け引きについて」

「No.55 すべてを教えないほうがいいよ」

についてです。

教科書は、バルタザール・グラシアン先生(これからは、バル先生と呼びますね)「賢人の知恵」です。

よろしくお付き合いのほどお願いします。

バルタザール・グラシアン先生の「賢人の知恵」

全240テーマを自分になりに味わおうと試みています。

時々理解することに苦しんでいる時もありますが、

どうか笑ってお見逃しくだされば、幸いです。

 

すべてを教えない

弟子を教えるときは、

すべてを教えてしまわないこと。

バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」より引用

教えるときどうしてます?

 

あなたは、人に教えるときってどうしてますか?

 

たとえば、子供とか、年下の人とか、未経験で未熟な人に対してです。

 

頭ごなしに教えると相手の興味を削いでしまいます。

 

反発してきます。下手すると子供は逃亡してしまいます。

走って逃げる男性

 

いろいろと悩ましいことが出てくるのです。

 

悩ましいこと

  • 飽きないようにする興味をもたせるにはどうしたいいのか
  • 理解しやすいようにするにはどうしたらいいのか
  • どんな資料を準備したらいいのか
  • どんな時間配分にしたらいいのか

 

バル先生の言葉

 

バル先生は、人に教えるときの「秘密の知恵」を教えてくれています。

 

こんな風に言っています。

 

教えるときは

相手に覚える気がないと

ムダになるし

こちら側をバカにしてくる。

なので、コツがいる。

 

コツとは、

すべてを教えないように

することだ。

そして、

教えるタイミングは

相手が壁にぶつかったときだ。

相手がぶち当たった壁こそが

教材になるからだ。

なぜ、すべてを教えるとダメなのかな?

尊敬や敬愛を失うから

 

まず、尊敬や敬愛を失うからです。相手がこちらをバカにするからです。

 

ふくカエル

知らないほど怖いものはないです。

 

未熟な人は、困難な壁にぶち当たって悩んだ経験が圧倒的に少ないからです。

 

壁にぶち当たり、失敗するという経験がないので、自分の実力を過大評価しがちになるのです。

 

ふくカエル

変に自信を持っちゃう!

 

そして、人を安易に見下すようになるのです。

 

ふくカエル

こんなものかと舐めちゃうのです。

ふくネコ

ついでに人も舐めちゃうのです。

 

応用第一主義になってしまうから

 

次に、応用第一主義になってしまうのです。

 

先に一通り基本の全部を教えてしまうと、失敗を経験せずに基本を覚えるからです。基本の大切さに気づいていないのです。

 

なので、基本を軽視して、早合点して応用にすぐ飛びつくようになるのです。「応用第一主義」が誕生してしまうのです。

 

 

この「応用第一主義」なのですが、確かに最初は非常に調子がいいのです。

 

ですが、次第に頭打ちになってきます。失敗の壁にぶち当たるからです。

 

失敗に慣れていない人はここでダウンします。失敗を経験していない人は打たれ弱いからです。

sick_kizetsu

何も言えなくなっちゃう

 

さらに、未熟な人から力強く「これからは、応用なんだよ!」と主張され、

 

仮説を「ばん、ばん、ばん」言われると、

 

こちらとしても、反論できるほどの検証がないので、むげに「そっりゃ、あかん」と言えないのです。

 

苦笑いの女性

応用はいろいろな基本の組み合わせの中で生まれるものです。

 

なので手持ちの基本が多ければ多いほど、組み合わせが無限に広がってくることに気づいてくれないのです。

じゃあ、どうすればいいのかな?

小出しに教えてみる

 

まずは、「応用だ!」と先走りされないように、小出しに教えていくのがいいです。

 

一度に全部教えないようにするのがコツなのです。

 

壁にぶちあたるたびに教えてみる

 

次に、未熟な人がひとつひとつ壁にぶち当たるたびに教えるようにします。

 

ちょっと残酷ですが、「小出し戦法」です。失敗しそうなとき、失敗したときに教えるようにするのが効果的だからです。

 

別名ガチャガチャ戦法です。

リアルな体験を「教材」にする

 

そして、リアルな失敗の体験を「教材」にして教えるようにします。

 

「自分の失敗」というリアルな体験は、その人に適したこれ以上ない「唯一の教材」になるからです。

 

リアルな体験から学んだ方が、いろいろと実感でき理解を深めることになるのです。

 

「リアルな体験」が「意味深い経験」になるのです。

そうすると、どうなるのかな?

安心感を持たれる

 

まず、安心感をもたれるようになります。

 

いざというときに助けてくれると人は安心するものだからです。

 

次第に頼りにされ、敬愛を持たれるようになります。

 

そして、失敗しない「技」や「スキル(能力)」を教えるようにせがまれます。

 

ふくカエル

はい!可愛い「弟子」の出来上がり!

ふくネコ

むふふ。

 

スキルの意味

教養、訓練を通じて獲得した能力のことを言います。

生まれ持った才能に、経験により習得した技術をプラスして、磨き上げたものです。

 

謙虚になる

 

次に、謙虚になってきます。素直に耳を傾けるようになってきます。

 

成功は人を尊大にさせちゃうのですが、失敗は人を謙虚にさせるからです。

 

失敗すると、自分がいかに思い上がり、人を見下げていたかに気づくからです。恥ずかしいと自覚するのです。

 

ふくカエル

成功は謙虚さを忘れていくけど

ふくネコ

失敗は謙虚さを思い出すんだよね。

 

互いの関係性が良好なものになる

 

そして、お互いの関係性が良好なものになります。

 

未熟な人の感情的な対抗心がなくなり、お互いが心悩ましい存在でなくなるからです。

 

お互いが「駆け引き」のステージに上がることがなくなるので、非常に穏やかな人間関係になります。

 

ふくカエル

ライバルのバチバチ花火が飛ばなくなるんだよね。

知恵のない人、知恵のある人の違い

知恵のない人

 

人に教える場合に、すべてのことを1度に教えようとします。だんだんと尊敬を失います。

 

生意気な弟子をぼこぼこ量産します。

 

ふくカエル

骨折り損のくたびれ儲けになるんだよね。

 

知恵のある人

 

人に教えるときは、小出しにして教えます。

 

実体験を通じて教えることで尊敬や敬愛を獲得します。

 

可愛い弟子を作ります。

ふくカエル、考えてみたkerokero

人は論理では動かない、感情で動くそうです

 

どんなに苦労して知りえた「本の知識」であったも、人は動きません。

 

人が動くのは、自分自身がリアルな体験を通じて、獲得した「感動や経験」なのです。

 

この「感動や経験」は本には書かれていません。自分の貴重なスキル(能力)です。

 

この「感動や経験」のすべてを、

一度で教えないようにするのが、

バル先生の知恵なのです。

絶妙なタイミングで教えること

 

小出しに教えていくとは、絶妙なタイミングで教えていくことです。

 

それも相手が、自分と同じような失敗をしそうなときに、絶妙なタイミングです。

 

未熟な人は、現在進行形で体験している失敗を通じて、こちら側の教えを「肌」感じます。

 

普通に、机の上で教えるよりも、

 

現実の体験は、いろんな視点からの疑問点に答えることになるので、より多くの「教え」を学びとります。

 

より深く理解するようになるのです。

 

そうして、「経験した時期」は違えども、お互いが、同じ苦悩や体験を分かちあえることになります。

 

絶大な信頼と安心感を持たれ、尊敬・敬愛されます。

 

ただ単に、体験を語っても、経験していない人には響きません。

 

人は自分も経験することによって、初めて他人の体験に共感できるのです。

 

そう思うのです。

 

と、未熟者ふくカエルが、体験も経験もないのに、

 

イケイケシャーシャーと生意気なことをまたもや言ってしまいました。

 

ごめんなさい。許してくださいね。

お辞儀をする女の子

補足

ちなみに、体験と経験を分けて考えています。

体験は、自分が、身をもって直接に感じるモノです。

経験は、体験することによって、知りえた知識や技能のことです。

まとめてみたkerokero

 

  • 未熟な人に教えるときはすべてを教えないのがいいです、
  • 1度にすべてを教えると、人はおごりが出てきて、尊敬や敬愛を忘れます。
  • 未熟な人が失敗するたび、リアルな体験を通じて小出しに教えるのがいいです。
  • 安心感、尊敬・敬愛が芽生え、関係性が良好なものになります。

【お知らせ】

バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」に出てくる言葉の厳選を試みてみました!

ご興味のある方は、こちらへどうぞ!

「賢人の知恵」

言葉厳選集
ふくネコ

最後まで、読んでくださってありがとうございます。

 

またのお越しをお待ちしております。

ふくカエルでした。

なお、バルタザール・グラシアン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』によりました。