【自分自身】不利な状態にならないためにすること
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
自分自身を保つ
日々の暮らしの中で自分の立場が不利な状態にならないように自分自身を保つことは大事です。
でもです。
いざ、「具体的に不利な状態にならないようするにはどうすればいいのか?」を考えると、これがまた結構分からないものなのです。
どうしたらええの?
こうしたら、ええのです!
これです!
話し方や作法をたえず吟味する
会話は日々行うことだが、もっとしかるべき配慮がなされるべきだ。
人は会話を通して判断されるのだから、もっと一長一短について注意を払おう。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
話し方や作法を常にチェックする
ことです。
なぜ、常にチェックしたいいのかな?
人は会話で判断されるから
なぜなら、人は会話を通して判断されるからです。
その人の中身が話す言葉や内容などに全部透けて見えるのです。
たとえば、
- 知識
- 教養
- 価値観
- 思想
- 物の見方
などです。
言葉使いや話し方で、その人の日常生活が垣間見えるのです。
たとえば、
ツンツン話をする人は、普段の不愛想な態度や振舞いが垣間見れます。
語尾をしっかり話さない人は、普段の自信の無さやだらしなさが透けて見えるのです。
せかせか話す人は、普段の生活での落ち着きのなさと情緒的に安定してない様子が見えてしまうのです。
ふくカエル
なので、常にチェックしたほうがいいのです。
敬意を払ってもらえないから
話し方や作法をチェックしてないと、
- その場にふさわしくないもの
- 軽率なもの
などに注意できず無頓着になり、周りから敬意を払ってもらえなくなるからです。
内容が疑われるから
それに、話し方や作法をチェックしないと、
- お粗末な話し方や作法
- 誤解を受けそうな話し方や作法
によって、話す内容そのものが疑われてしまうからです。
ふざけている話し方や軽率な態度は
内容が怪しんじゃない?と眉をひそめられます。
じゃあ、どうすればいいのかな?
一長一短に注意する
自分の会話の一長一短に注意します。
自分の話し方や作法の
- 長所
- 短所
をくまなくチェックして注意を払うことです。
推敲する
次に、普段の会話や振舞いでも気を抜かずにでも推敲します。
会話の内容をまるで文章を何度も考えて練り直すように絶えず作り直して、自分自身にとってプラスになるようにします。
ふくカエル
振舞いも自分でチェックして、より洗練された振舞いになるように工夫をします。
たとえばこんな感じやで!
恋人に手紙を書くときの感じや
と想像したら
あーじゃ、こーじゃと何度も考えて、
めっさ推敲するよね。
受け売りだと誤解されないようにする
また、注意したほうがいいことは、自分の話す内容が他人の受け売りだと誤解されないようにすることです。
ふくカエル
もとは他人の見解であっても、自分でちゃんと理解して自分の言葉で話すようにします。
あるいは、自分の話す内容は誰それの考え方であることを前提に話すようにします。
これを怠ると
あいつ、他人の意見をさも
自分の意見のように話す奴やねんで。
盗っ人やから、気をつけなあかんで。話すのやめとこう!
と言われて、誰も自分の意見を話してくれなくなります。
その場の礼儀作法に合わせる
さらに、その場の礼儀作法に合わせて、話し方や作法を臨機応変に変えるようにします。
その場では奇抜で浮くような話し方や作法をやめるのって大事です。
その場で重んじられている話し方の注目する
たとえば、自分が置かれた場所で重んじられている話し方は作法に注目します。
そして、その場で「よし!」されている話し方や作法を尊重して採り入れるようにします。
ふくカエル
なぜなら、話し方や作法が気に入られないと、話した内容まで疑われたり、否定されたりするからです。
礼儀や格式などを尊重する場所では、なれなれしい言葉やおどけた振舞いは慎んだほうがいいです。
ヒンシュクを買うハメになります。
なんだよ、あいつ
場所をわきまえろよ!
となる。
逆に、フランクな関係などを尊重する場所では、礼儀正しい話し方は振舞いは慎んだほうがいいです。
慇懃無礼(いんぎんぶれい:丁寧すぎてかえって無礼であるさま)だと思われて損します。
なんだよ、あいつ
嫌味かよ!
となる。
ちなみに、ウチがしていること!
音読をする
まずは音読をしてます。
新聞のコラムや社説(の半分)です。
または、自分が好きな文体の作家さんの文章でもいいかもしれません。
と言っても、すぐに飽きてしまうので、時間を区切って(3分、5分、10分)音読しています。
そやけど、効果は抜群!
この音読なのですが、効果は抜群なのです。
ふくカエル
ふくネコ
なにかの拍子に、自分の普段の言葉使いとはちがった言葉が口から飛び出すことがあります。
論理的思考も身につく
それに、論理的思考も身につき、普段の考え方がクリアになってきます。
効果があると考える訳はこれ!
海馬(人間の記憶を司る脳の部分)は側頭葉と呼ばれる内側にあります。
(長さは5㎝で直径が1㎝です。小指ぐらいの大きさです。)
ちなみに、海馬は情報を短期的に記憶するためのものです。
この側頭葉の部分の内側にあるのは目、耳、鼻からの情報をより早く受信できるためだと思うのです。
音読は、
- 文字を読む目
- 文字を認識する脳みそ
- 文字を音にする口
- 音になった文字を聞く
といったプロセスを通じて海馬を刺激しまくります。
それだけ早く記憶に定着すると思うのです。
これが、
音読をお勧めした訳でござる。
さらに耳の内側にあることを考えると、
過酷な環境を生き残るために音の情報はとても重要だっだと思うのです。
とくに危険な音をちゃんと記憶しておくと、
生命の危機をすばやく察知して逃げることができるもんねっ!
恐竜とかマンモスとかの足音を聞き分けて、すぐに逃げないと食べられるもんね。
以上、偉そうなことを言いましたが、ウチ(訳:わたくし)も目下のところ努力中でございます。
えへへ。
そうすると、どうなるのかな?
自分自身を保つ(守る)ことができる
普段から普段から常に自分の話し方や作法をチェックして練り直すようにしていると、自分自身を保つことができます。
つまり、
- 言葉の行き違い
- 態度による誤解
など間違った理解や解釈で自分の立場が不利な状態にならないように自分自身を守ることができます。
敬意を払ってもらえる
また、普段から常に自分の話し方や作法をチェックして練り直すようにしていると、
どんどん周りから敬意を払ってもらえるようになります。
好まれる
思慮深い人のほうが雄弁な人よりもいつでも好まれる。
そして、話し方や作法をいろいろチェックしたうえでするようになると、どんどん人から好まれるようになります。
あれこれ喋りまくるよりも、言葉や態度に重厚さが増して説得力が増してくるからです。
10の思いつきの言葉よりも、熟慮を重ねた一つの言葉の方が人の胸に突き刺さるものです。
この人の言葉、なんか感動する
ええわ~~!
となる。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第5章 自分自身について」
「No.140 話し方や作法をたえず吟味する」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 自分が不利な状態にならないためには、話し方や作法を常にチェックすることです。
- なぜなら、人はその人なりを会話で判断されるからです。また話し方がいただけないと敬意を払ってもらえなくなったり、内容を疑われたりします。
- 会話や話し方の一長一短に注意し、推敲をすることを心がけます。他人の受け売りだと誤解されないように注意します。
- また、その場の礼儀作法に臨機応変に合わせるようにします。
- そうすると敬意を払われ、人から好まれるようになります。
ただの会話や作法かもしれませんが、されど会話や作法なのです。
やっぱり会話や作法に無頓着なのは注意したほうがいいです。
会話や作法にはその人の暮らしぶりや素の自分が露見してしまうからです。
会話や作法をコントロールすることは、今後の自分のあり方や人生を左右することになると思うのです。
そやから、とっても大事やよ!
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。