無学なふりをする
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
うまく溶け込みたい
就職、転勤、進学、転校、引っ越し、新しいサークル活動などなど、
新しい集団や環境に入らなければならないとき、出来ればうまく溶け込みたいものです。
たしかにそうなのですが、これが意外と難しいのです。
どうすればいいのか?
途方に暮れるとだんだん緊張してきて、
顔が引きつるねんよ。
そんなときに、ぜひ試して欲しい「知恵」がここにあります。
試してほしい知恵とは、これ!
これです!
無学なふりをする
世間知らずになるのではなく、ただそう見えればいいのだ。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
世間知らずで間抜けなフリをする
ことです。
この子は何も
世間のことを知ってへんのやなあ?と内部の人から思ってもらうのです。
なぜ、世間知らずで間抜けと思われるといいのかな?
博学は役に立たないから
新しい集団や環境になじみたいときに、自分から博学を示すことはたいてい役に立たないからです。
ふくカエル
学問などに一切興味のない集団や環境では、
どんなに様々な学問に通じて知識が豊富であっても、重宝されないのです。
むしろ敬遠されたり、アレルギー反応を起こされて拒絶されてしまいます。
賢い人はいらんねん。
お高くとまって面白ないねん。
煙たいねん。そんな人はお呼びとちゃうから、
次から来てもらわへんでもええでえ!
と思われちゃうかもしれません。
溶け込む方法としてもってこいだから
それにです。
博学を示すよりも、世間知らずで間抜けなフリをしたほうが溶け込む方法としてもってこいだからです。
なんといっても、こちらが何も知らないことが分かると、相手の警戒心が薄くなります。
バカにされないから
なぜなら、バカにされないことに気づくからです。
こんなに世間知らずで間抜けやねんで!
教えてもらわなアカン立場の人間が
こちらをバカにはせんやろう?
と思うのです。
人は、自分の自尊心が傷つけられないことが分かると、どんどん心を開いてきます。
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
相手の立場に立ってみる
まず、新しい集団や環境に溶け込むときに、その内部にいる相手の立場に立って考えてみます。
たとえば、
- どのような言葉を話しているのか?
- 分かりやすい言葉はどれなのか?
- 何が重宝されているのか?
- 何を知っている人が人気があるのか?
などを考えてみます。
実際に話しかけてみる
内部にいる相手の立場に考えていろいろリサーチできたら、実際に話しかけてみます。
相手が実際に使っている「なじみのある言葉」でわかりやすく話します。
いろいろと教わる
そして、自分が世間知らずで間抜けであることを伝えて、
内部にいる相手からその集団や環境では
- 何が重宝されているのか?
- 何を知っている人が人気があるのか?
などをいろいろ詳しく教わるようにします。
そうすると、どうなるのかな?
うまく溶け込むことができる
世間知らずで間抜けなのフリをすることで、新しい集団や環境にうまく溶け込むことができます。
人間関係が円滑になる
また、新しい集団や環境の内部にいる人達から、いろいろと教わることでより人間関係が円滑になります。
あんた、何にも知らへんねんなぁ。
仲良くしたるわ。
ほんで、いろいろ教えたるで。となる。
仲間意識が芽生えます。
フリをすることが得策であることに気づく
そして、新しい集団や環境の中にうまく溶け込むためには、
世間知らずのフリをして低姿勢になることが、得策であることに気づきます。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
世間知らずで間抜けなフリをすることが、いかに効果的であるかについて気づいていません。
自分の博学ぶりを示して注目を集めようとしますが、逆に敬遠されて慌てふためくことになります。
知恵のある人
世間知らずで間抜けなフリをすることがいかに効果的であるかを知っています。
はやくうまく溶け込むために、愚かなフリをすることに躊躇しません。
世間知らずで間抜けなフリをしても、実際に自分が間抜けにならないことを知っているからです。
ふくカエル
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第1章 人とのかかわりあいについて」
「No.42 無学なふりをする」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 新しい集団や環境にうまく溶け込むには、世間知らずで間抜けなフリをするのがいいです。
- 内部にいる相手の警戒心を解くことができ、いろいろなことを教えてくれます。
- 相手の立場に立って、相手がよく理解できるように、相手の使う言葉で話しかけることが大切です。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。