【人生】ほどよく協調してみる
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
利害が対立する
世の中には本当にいろいろな人がいます。
自分とは環境も境遇も立場も全く異なっています。
だからです。当然のごとく利害が対立することが出てきます。
ふくカエル
そやけどです!
明けても暮れても利害対立に悩まされるのはゴメンです。
こんなときは、
どうしたらええのですか?
こうしたらええのです!
これです!
ほどよく協調する
最近ではごまかしの一切ない人生を送ることは難しいようだが、ずる賢く生きるよりは配慮して生きるほうがいい。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
ほどよく協調する
ことです。
つまりです。
ほどよい感じで相手と調子を合わせて仲良しになるのがいいのです。
なぜ、ほどよく協調するといいのかな?
生きやすくなるから
周囲の人達とほどよく協調すると生きやすいからです。
ほどよく調子を合わせて仲良くしていれば、人間関係上の不毛ないざこざに巻き込まれずにすみます。
じゃあ、どうすればいいのかな?
ほどほどにする
なにごともほどほどにします。度が過ぎずちょうどよい加減で協調します。
ふくカエル
ふくネコ
でも、これが難しい
でもです。実はこの「ほどほど感」が非常にむずかしいのです。
「ほどほど感」の程度を判断するには、
- 理性
- 知識
- 良識
- 知性
などが必要になるからです。
ふくカエル
たしかに、適当に協調するのは誰にでもできますが、
ふくカエル
ほどよく協調するにはある程度の教養がいるのです。はい。
そこで、明確な基準を持つ
そこで、「ほどほど感」を判断する明確な基準を持つようにします。
別の言い方をすれば「協調する、しない」を判断する明確な基準を持つようにします。
そのためには、自分の意見を見失わない
明確な基準を持つためには、どんなときも自分の意見を見失わないことです。
ふくネコ
良識に従って、基準値を決める
自分の意見を見失わずに、自分の良識に従って基準値を決めていきます。
具体的には
- 自分の意見
- 相手の意見
- 世間一般の意見
をしっかりと把握して、
通常の人間なら理解できる常識の範囲内で、どの意見がベストなのか「落としどころ」を探ります。
あまり協調(調子を合わせる・仲良く)しすぎると、
しんどいから
このくらいの節度をもって、
協調(調子を合わせる・仲良く)しとけばええかな?
と考えるねん。
たとえば、具体的にはこうする!
べき論はやめる
まずは、
- 〇〇すべき
- 〇〇しなければならない
という「べき論」を相手に強要するのを止めます。
「べき論」を振りかざして譲歩しない態度は、
対立を生み、相手を敵にまわすことになります。
挙句の果てには周囲から疎まれます。
ふくカエル
相手に応じて「べき論」を引っ込めて考えることができるように、融通の利く柔軟な思考パターンを取り入れてみます。
知性を悪用しない
次に、自分の知性を悪用しないことです。
たとえば、
- 人をダマして自分の思い通りに動かす
- 騙し打ちをする
- 人を陥れて自分だけ得をする
など、ずる賢く生きるのを止めます。
- ずる賢く生きること
- ほどよく協調(調子を合わせる・仲良く)すること
この二つは、互いに相容れないのです。
人に配慮して生きる
ずる賢く生きるよりは配慮して生きるほうがいい。
ここは、ずる賢く生きるよりも、周囲に配慮して生きるようにします。
たとえば、誠実に接したり、親切にしたりします。
誠実さもほどほどにする
とは言ってもです。何でもかんでも配慮しては痛い目にあいます。
たとえば、誠実さは度が過ぎるとお人好しになり、悪意に満ちた人から利用されます。
なので、目の前の人物が「どういう人なのか?」を正確に見極めてからにします。
ふくカエル
この人はヤバイ人やな?
と思ったら、
臨機応変機に、
誠実さにフタをするねん。
ずるく見えるような部分は隠す
一方で、自分のずるく見えるような部分は、見せないようにします。
たとえばです。
自分が騙されそうなら、臨機応変に自分の親切心を封印する場合です。
このような、一見すると
「ずるく見えるような部分」
などは隠します。
これは、このような部分が表面化すると、
しなくてもいい言い訳を強いられるので、かえって厄介だからです。
相手の性根に応じて自分の態度を変えることを正当化して、
周囲を説得して理解を求めることは、実はとても難しい作業なのです。はい。
信頼できる人物と評されるように努力する
現在には裏表のある人がはびこっているようだが、いかがわしい見せかけだけの人物でなく、立派で信頼できる人物と評されるように努力しよう。
そして、一番大事なことは、
立派で信頼できる人物だと評されるように努力することです。
具体的には、
なんでもかんでも適当に協調(調子を合わせる・仲良く)するなど、
見せかけのポーズ(仲良くするポーズ)を示すのではなく、
まずは、自分の良識に従って協調(調子を合わせる・仲良く)しているという態度を示します。
次に、その態度を一貫することで、周囲から信頼感を得られるように努力することです。
そうすると、どうなるのかな?
流されなくなる
まず、ほどよく協調(調子を合わせる・仲良く)するように心がけると、周囲に流されなくなります。
これは、自分の意見を見失わないように意識できるので、周囲の雰囲気や流れに溺れなくなるからです。
ごまかさずに人生を送れる
次に、良識に従い協調することを心がけると、自分の人生をごまかさずに送ることができます。
良識に従って判断することが、ごかましを排除するからです。
人々から信頼される
また、適当に協調(調子を合わせる・仲良く)するよりも、適正に協調しようとする態度を心がけると、人々から信頼を得られます。
協調する基準にブレない人物には、一貫性が認められるからです。
なんでもかんでも、ホイホイと調子を合わせるのではなく、
自分の意見をちゃんと持ちながら、ほどよく協調している姿勢を見て、「この人はいい加減な人物とちゃうぞ!」と周囲は判断します。
次に、自分の良識に従って協調している態度を見て、「誠実な人物かもしれへんぞ」と周囲は評価します。
さらに、首尾一貫して良識に従いほどよく協調する姿勢を見て、「こやつはただ者じゃないぞ!」と周囲は気づきます。
そして、「うお~、すごい奴や、信頼できるぞ!」と驚きます。
てな感じです。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第8章 人生について」
「No.227 ほどよく協調する」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 人生を生きやすくするには、周りとほどよく協調して生きるのがいいです。
- 自分の良識に従って明確な基準を持ちつつ、ほどほどに調子を合わせて、仲良くします。
- そうすれば、周囲に流されずにすみます。また人々から信頼されます。
妥協を一切許さない生き方はできないです。
人間はひとりでは生きていけないからです。
だったらです。
「妥協できる点、できない点」を明確におさえつつ、
できるだけ「ほどよく協調(調子を合わせて・仲良く)する」のが一番やと思います。
あっちこっちでトラブルメーカーになって疎まれるよりも、仲良くしたほうが賢いと思うのです。
ふくネコ
人生は、ほんまに自分のために生きるべきやと思います。
妥協を許さない生き方や我を通す生き方は、人とのトラブルを引き起こし、気分を害する時間を自分が過ごすことになります。
ふくカエル
ふくネコ
妥協を許さない生き方や我を通す生き方は、
実は、自分のために生きるのとは真逆に生き方になることに気づいてほしいです。はい。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。