自分がどのぐらい理解しているのかを、より正確に把握する4つの方法
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回は、クリティカルシンキング入門篇「あなたの思考をガイドする50の原則」を勉強してみます。
もっと、きちんと くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
今回から第6章「自分は何を知っているかを知る」です。
「理解していたつもりになっていたのに、実は理解していなかった!」ときって大いに動揺します。
もし、あなたが今そのことに「嫌っ!」というぐらいに悔しい思いをしているのなら、
今回からの第6章を参考にして欲しいです。
第6章では、
「知っていると思っていること」と「実際に知っていること」のズレを少なくするには
どうすればいいのかを考えてみます。
前回では、
前回では、「分かったつもり」になっている自分を見つける方法についてお知らせしました。
今回は、
今回は、「自分がどのぐらい理解しているのか?『理解度』を、より正確に把握する4つの方法」についてお知らせします。
自分ってどれぐらいの理解度があるのだろう?
すごく知りたくないですか?
突然ですが、
- 自分が一体どれぐらい理解度があって
- どれぐらい勉強計画が達成できているのか
知りたくないですか?
自分の勉強の理解度って、実は、自分では分からないもんなんです。
前回でも「人は、つい分かったつもりになってしまう」ことをお知らせしたばっかりです。
たしかに、簡単な勉強だったら、自分の理解度を把握できます。
でも、これがとっても難しい勉強になると、自分の理解度がどのレベルなのか分かりづらいです。
- 分かったつもりになっていること(雰囲気で理解していると思っている)
- 本当に理解していること
自分が一体どっちなのかを客観的に判断しづらくなるのです。
実際に、1日10時間以上勉強したのに、テストでボロボロだったってことが多々あります。
ふくカエル
そこで、嬉しい4つの方法
そこです!
朗報です!
実は、方法が4つある!
自分がどれぐらい理解しているのかを、より正確に把握する4つの方法があるのです。
学習する資料や情報の全体をざっと目を通します。
学習の目標を定めて、最適な学習計画を立てます。
注意することは「なじみ感」に注意することです。
次に、学ぶ内容を効率的な方法でサクサクと処理します。
新しい知識を既存の知識に関連づけたり、一部を隠して学習したりします。
常に「何を学んでいるのか」を確認しながら学習します。
学習中に質問を埋め込みます。
学習の成果を見直して、正しく理解し、覚えているのかどうかを確認します。
学習後のテストをします。
大まかな流れを知る
まず、学習内容をざっくりと目を通すことで、自分がすでに持っている知識と関連づけることができます。
この関連づけが、これからの学習の理解を助けてくれ、
最も効率の良い勉強方法でできるように計画をすることができます。
おまけに、ざっと目を通すことで、
- 自分がまだ知らないこと
- むずかしそうなこと
が分かります。
勉強するのに時間を費やしそうな、むずかしい事がらに、多くの時間を割くように計画することができます。
時間配分にも失敗がないように計画を修正できます。
ふくカエル
積極的に処理する
次に、積極的に処理します。自ら進んで勉強することです。
- 新しく学んだ知識を積極的に処理する
- 既に学んでいる知識と積極的に関連づける
この勉強方法は、よりよく理解でき、サクサク記憶に結びつきます。
実は、丸暗記などの短期記憶は、すぐに抜けてしまいます。
すう~と抜けちゃうのです!
寝たらすぐ忘れる感じ!
なので、記憶が定着できるように、積極的にいろいろな記憶法を試してみます。
そして、本試験で、いかにスムーズに思い出せ、解答できるようかに工夫を重ねます。
自問自答する
さらに、勉強中に自問自答するようにします。
この自問自答は、自分の知識について事前テスト(模試)にもなります。
自問自答することで、
- 理解できていないところ
- 覚えにくいところ
などを見つけやすくなります。
つまり、これは自分の理解度をチェックする「モニタリング」になるのです。
意外と自分で自分を監視する(モニタリング)って、忘れがちになるんですよね。
ふくネコ
わたしは、よく「先生役」と「生徒役」を一人二役やってました。
はたから見ると非常に怪しいですが、これは効果あります。
ふくカエル
ふくネコ
ってな感じです。
見直す
そして、見直します。
本試験の前に、自分で自分をテストするのです。
今現在の自分は、どれぐらい理解しているのかを客観的にみることができます。
ここで大事なのは、「思い違いや勘違い」を修正することです。
ふくカエル
ふくネコ
「思い違いや勘違い」を修正して、さらに見直しの効果を高めるには、
勉強直後の見直しよりも、しばらく経って(3,4時間後)に見直しをするのがベストです。
さらに、大切なポイント4つ
さらに、自分の理解度を正確に把握するときに大切な4つのポイントについてお知らせします。
1.予備テストを受ける
まず、本番のテストの前に予備テスト(模試)を積極的に受けておくことです。
本テストと同じような形式のテストを受けるのがいいです。
予備テストを受けるときに注意する3つのこと
注意する点は、3つあります。
1つ目は、
- 自分が分かっていること
ではなく、
- 自分が分かってないこと
をより正確に把握することです。
2つ目は、
関連する知識についても、自分がどれぐらい理解できているのか、理解できていないのかをも確認しておきます。
ふくカエル
3つ目は、
本試験と同じ時間帯、同じ生活リズムを疑似体験しておくことです。
本試験と同じような、本番さながらの状況を自分に疑似体験させておくといろいろなことが見えてきます。
ふくカエル
緊張感がマックスになると、覚えていることでも頭が真っ白になることが普通にあるからです。
ふくネコ
ふくカエル
本番さながらの模試を受けてると、
一体どれぐらいの緊張感でストレスになるのか、
自分の健康管理を整えるヒントになります。
たとえば、緊張しがちの人は、前日眠れなくなることが多いです。
ふくカエル
なので、当日緊張して、寝不足な状態で試験を受けることを想定して、
わざと寝不足で受けてみるのも一つの方法です。
また、一日中ずっと試験がある場合は、どの昼食をとると眠くならずに実力を発揮できるのかも試行錯誤できます。
ちなみに、ふくカエルはおにぎりでした。
おにぎりを食べると眠くなる人もいるんですが、わたしの場合はOKでした。
2.質問を埋めこむ
次に、勉強の途中に質問を埋めこむことです。
たとえば、
- ちょっとした練習問題をしたり
- 今学習したところを隠して思い出したり
します。
どっぷり練習問題に浸る必要はないです。軽めの問題を解くようにします。
これが後で大きな力になります。
ふくカエル
本当に、効果がある!
この途中で質問を埋め込む方法ですが、
内容をより深く理解できる効果があります。
教科書(基本書)ばかり読むだけの方法よりも効果があるんです。
学習の途中で質問に答えられないという事は、
- 自分が理解できていない!
という警告になるからです。
あかんやん!
理解してないブザーが鳴ってる!急いで、
理解できてないところを
勉強しなくちゃ!
3.自分で積極的にやってみる
さらに、「2.質問を埋め込む」ところで紹介した、
途中でする練習問題をもっと積極的に細工していきます。
- 自分で問題を作って、自分で答える
- 自分で自分に授業をする
- 教科書のまとめノートを作る
こんなメリットがある
マインドフルになる!
ただ漫然と教科書を読むだけでは、ぼっ~としてしまいがちになります。
マインドレス状態
こうなると、注意力が散漫になるので、間違った理解(錯知)を引き起こします。
なので、
自分が間違った問題を集めて、自分だけの問題集をつくったり、
自分のオリジナルのまとめノートを作ったりすることで、
パソコンでノートを整理したよ!ノートもいいよ!
こうして、自分が集中できる状況をつくります。
この状況をつくれると「マインドフル」になれます。
それに、モニタリングできる!
それに、自分で自分を確認するのですから、
効果的な理解モニタリングができます。
注意点
でもです!注意点があります。
まとめノートを作ることに必死になって、
本来の必死に勉強することを疎か(おろそか)にしてしまうことです。
ふくカエル
ふくネコ
こうなると本末転倒なので要注意です。
4、なじみ感にだまされない
そして、なじみ感(既知感)にだまされないことです。
あれ、これどっかで見たよな?
すでに知ってるよな?
たとえば、まぐれ当たりです。
なんとなくこれじゃないかなあ?
なんて直感で解答したら、正解だったというやつです。
たまに、何百回、何千回と類似問題ばっかりを解くと、
「ぱっと問題を見ただけで、キーワードが浮かんできて、正解の選択肢が分かる!」という猛者がいます。
でも、こんな猛者は超例外です。
ふくカエル
たいがいは、もっとアバウト(おおざっぱ)な記憶です。
ちなみに、なじみ感とは、
以前見た(あるいは勉強した)ような覚えがあることを、
「よく知っている!」ような感じ(感覚)を抱くことです。
なので、普通は、単なる見覚えがあるにすぎないのです。
たしかに、勉強直後であれば、内容まで思い出すことができて、なんなく正解にたどり着くことができます(短期記憶です)。
しかし、これは本テストのときに、自分の記憶をさかのぼって思い出す能力(長期記憶)とは、無関係です。
ふくカエル
なので、こんなことに気をつける
なので、なじみ感に囚われないようにするために、次のようなことに気をつけます。
学習するときや、問題集をするときに、情報を分類することです。
- 覚えていること
- 見覚えがあるが覚えていないこと
- 初めて出てきたこと
を明確に判断するようにします。
たとえば、
- 覚えてることは(〇)
- 見覚えがあるが覚えていないことは(△)
- 初めて出てきたことは(✖)
と問題や選択肢の冒頭に〇や△や✖をメモするのがお勧めです。
すると、正確に予測できる
この情報を分類しながら勉強をすると、
自分の理解がどのレベルなのかを正確に把握することができます。
そして、本試験の成績を正確に予測することができるようにもなります。
それに、復習する際に役立つ
それに、情報を分類しながら勉強を進めていくと、復習する際に役立ちます。
- 自分でつけた△印や✖印を重点的に復習する
- 改めて覚え直す
- より理解を深める
と総合的な理解が深まるからです。
ふくカエル
そこで必要になる、クリティカルな思考になる第の原則
第49の原則
学習の最中や終了後に、本当に理解しているかどうかを自分でテストせよ。
第50の原則
なじみ感にだまされてはならない。見覚えがあるということと、それをきちんと覚えているということは違うのだ。
クリティカルシンキングより引用
こんな風にアレンジしてみた!
第49の原則
学習の途中と終了後に
ちゃんと問題集を解こう!
一問でも二問でもいいから解こう!
この小さい試みが大きな実力を生むことになるよ!
第50の原則
- これやったよ!
- これ前にもみたな!
見覚えがある問題にこそ落とし穴があるよ!
- 前見た問題とどこが違うのか?
- 何がひっかけ問題なのか?
落とし穴がわかるまできちんと覚えておくのが大事だよ。
【ふくカエルのブツブツコーナー】
過去問と類似した問題を出して、わざとひっかけるのが、出題者の意図なんよねえ。
ふくカエル
「似たような問題だ!ラッキー!」と喜ぶ人が、出題者の「落とし穴」に落ちて不合格になるねん。
素直な人はすぐ穴に落ちる!
「似たような問題だ!なんか臭い!くさい!どこが違う?」
なんてブツブツ考えながら解く人が、合格するんよね。
なんか世知辛いよね。
でもです。
学習中や学習後に、自分の理解度を常にチェックして、
- どこが分かっていないのか?
- なじみ感に惑わされない!
この二つを意識するって大事です。
まとめてみたkerokero
- 自分がどのぐらい理解しているのかを、より正確に把握する4つの方法をお知らせしました。
- まず、大まかな学習内容を知ることです。
- 次に、積極的に処理することです。
- さらに、勉強の途中で自問自答することです。
- そして、見直し、修正することです。
- 以上の4つの方法を試すと、自分の理解度が正確に把握することができます。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。