アランの幸福論 Propos sur le bonheur
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
ご紹介する本はこれです!
アランの幸福論
実は、この本は、
わたしがブログでいろいろと綴っている記事の大本になる本です。
また、日々の暮らしを落ち着かせ、楽しく生きるためのモチベーション維持になっている「ありがたい本」です。
ふくカエル
ただいまです。
実はです。私のブログは、日々の自分の失敗談を「賢人の知恵」や「幸福論」に無理やり落とし込んで綴っています(失敗談の記録・塊です)。
また、今日もやらかしてしまいました。
今、必死に自分がご機嫌になるように努めてます。
こうして、私のブログは日々成長してます。はい。 pic.twitter.com/64fW2EyMLF
— ふくカエル@猫さん好き好き (@Fuku_78) March 29, 2021
アラン先生とはこんな人
「幸福論」の著者であるアラン先生(1865年~1951年)は、フランス北部のノルマンディー地方出身です。
「三大幸福論」と言われる名著のひとりでもあります。
ちなみに、三大幸福論とは、
- ヒルティ先生の「幸福論」(1891年)
- アラン先生の「幸福論」(1925年)
- ラッセル先生の「幸福論」(1930年)
です。
アラン先生は、哲学を教える高校教師でした。
哲学を教える中で、生徒からのいろいろな質問や相談に応じるたびに、
「より分かりやすくて具体的な哲学は何か?」について、より深く追究されたそうです。
そんなアラン先生のなのですが、先生が32歳のときに転機が訪れました。
地方紙の哲学コラム「プロポ(propos)」の依頼を受けて寄稿する機会(きっかけ)に巡り合えたのです。
これがアラン先生の名前を世に知らしめることとなりました。
ちなみに、そのときに使ったペンネームが「アラン」です。本名じゃないところが面白いです。
ふくカエル
その後、この哲学コラムが「非常に分かりやすい!」と評判になり大ヒットしました。
なんと!40年間で5000以上の文章を寄稿しつづけたそうです。
ふくカエル
その中でも、とくに幸福についてのコラムが大ウケしたので、抜粋し「幸福論」としました。
その時の「幸福論」が、今日のアラン先生の代名詞となったわけです。
【参照:NHK」「世界の哲学者に人生相談」第6回「幸せになるには?」】
こんな方にお勧めです
こんな方にお勧めしたい!
この本は、次のような方にお勧めしたいです。
日々の暮らしの中で遭遇するいろいろな出来事に、
つまづいたり、
うわ、痛すぎるねん。
そやけど、自分で立ち直りたい!
とまどったり
はあ~、
問題がごちゃっごちゃしてて
どうしたらええのか
分からへんわ~。
ちょっと傷ついたり
なんでこないになったんや。
ちょっと凹んでるやんか。
こんな自分、嫌や!
もっと深く傷ついたり
あかん。
心に穴があいてしもうた。
悲しすぎるで。
こんなときどうしたらええの?
動揺したり
えっつ、何?
目が回るねんけど、
早く落ち着きたい!
ほんまに、
どうしていいのか分からへん。
イライラして
髪の毛が抜けてきたで。
など、ついつい悩んで考えてしまう方に、ぜひともお勧めしたい本なのです。
さらに、お勧めしたい理由はこれ!
さらに、どうしてお勧めしたいのかを詳しくいうと、
まず、7章200テーマに書かれている言葉の一つ一つに、深い意味があるからです。
ふくカエル
次に、読み手の感じたままに解釈することができる大らかさがあるからです。
ふくネコ
また、あとあとで自分が実体験したときに、
あの言葉は、
こういう意味があったのか!!
と、再発見できる奥行きの深さがあるからです。
ふくカエル
さらに、内容が全く廃れていないので、今を生きる私たちに多くのヒントを与えてくれるからです。
ふくネコ
そして、何よりも自分の人生を大切に生きる指南書になります。
ふくカエル
自分に対して「何かピッタリとする言葉」が欲しいときに、手に取って欲しい本なのです。
内容をちょっぴりご紹介
5章 人とのかかわりあい
123テーマ
ほんのちょっぴり内容をご紹介します。
5章の123のテーマでは、
最大の敵は相手ではなく、
自分自身である
ことについて書かれています。
たいてい、自分には敵がいるとみんなが思っているが、それは間違いである。人はそこまで一貫していない。
多くの人は味方をつくることよりも、自ら敵を育てることにばかり熱心だ。(中略)
自分自身のほかに敵などほとんどいない。最大の敵はいつも自分自身なのである。間違った考えや無意味な不安、がっくりとくるような言葉を自分とかわすことによって。
(67 己を知れ)
齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)により引用
このテーマにある言葉は、今現在のわたしの心にいつも響いています。
これまでの失敗を含めて自分の体験や経験を振り返って、
ここにある言葉を当てはめ、さらに咀嚼すればするほど、味わい深いものになっています。
よく噛んだら、
めっさ、味がでてきてん。
も~。も~。
たとえば、
- 自分自身に負け続けた結果として、今の自分がいること
- 今でもなお、自分自身に負け続けている自分がいること
を発見しました。
また、たとえば、
- 敵は自分の中に見つけるものであって、外に敵を作るものではないこと
- 外に敵を見つけると、とんたんに自分の心がざわつき、心が折れること
なども発見しました。
今では、自分以外に余計な敵を決して作るまいと、日々自分を戒めるようになっています。
その他にこんな内容があります!
実はその他に、この本には、
ここでご紹介できていない魅力的な内容がいっぱいあります。
興味あるテーマで構成!
というのは、
この本は、興味あるテーマで構成されているのです。
1章 不安と感情について(42テーマ)
2章 自分自身について(23テーマ)
3章 人生について(22テーマ)
4章 行動について(25テーマ)
5章 人とのかかわりあいについて(26テーマ)
6章 仕事について(15テーマ)
7章 幸せについて(47テーマ)
どれをとっても関心ある「人生のことがら」ばかりです。
生きていく上で一度は困難にぶつかる場面を想定した内容になっています。
なので、なにかと悩みの多い人生につまづいてしまった方によい手引書となると思います。
ふくネコ
でも、
あえて難を言えば、
ふくカエル
ふくネコ
なのですが、一つ一つが短編のコラム形式になっているので非常に読みやすいし、装丁がしっかりしているので満足します。
と、と、思います。
この本を手元において、いつでも読めるようにしておくと、
ご自分の経験など事あるごとに当てはめて、
なるほどなぁ~。
と感心されることもしばしば出てくるかと思います。
また、心に残ったテーマは何度も読み返してしまうかもしれません。
一度でもいいので、サラッと目を通してほしい本です。
まとめてみたkerokero
- アラン先生の「幸福論」についてお知らせしました。
就寝前のひと時に最適な本です。
もし、ちょっとでもご興味が湧いたのなら、一度手に取っていだだけると嬉しいです。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。