原因をちゃんと分析すると、悲惨な結果を回避できるよ。
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
クリティカルシンキング入門篇「あなたの思考をガイドする40の原則」を勉強しています。
今回の原則は第3の原則になります。
もっと、きちんと くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
その前に、なぜ、人は原因を知りたがるのかな?
記憶しやすいから
まず、記憶しやすくなるからです。
あることがらの内容を理解するときに、
どうしてこんな結果になったのかの原因や理由を知ると記憶しやすくなります。
たとえば、歴史です。
歴史上の事実と年代をただ暗記するだけでは、直ぐに忘れてちゃいますが、
どうしてこんな出来事が起こってのか?などの原因や背景を知ると、意外と覚えちゃうものです。
知りたがり屋だから
それに、人は知りたがり屋だからです。
「目の前にある出来事が、なぜ起きたのか?」と好奇心がわくのが自然なのです。
とくに、不可解で神秘的な出来事が起きると、
どうして? なぜ?
と思っちゃうのです。
不安がなくなり、安心できるから
また、原因や理由を知ると不安がなくなり、安心できるからです。
目の前に出来事が原因や理由が不明となると不安になります。
たとえば、雷です。
幼い頃は、雷の原因を知らないのでこの上なく怖く、部屋中のカーテンを全部閉めては、おへそを全力で守ってました。
今では、雷の原因は気象現象であり、決しておへそをとられることはないことを知っているので安心しています。
ふくカエル
飛行機が突然消息を絶った場合となると、原因や理由が分からなければ分からないほど、ますます不安になり心穏やかじゃなくなります。
意志決定しやすくなるから
さらに、原因や理由を知ることで、次にとるべき行動や意志決定がしやすくなるからです。
- 何を
- いつ
- どのようにすべき
など、次の行動や意思決定をする際に、あらかじめ原因や理由を知っていると失敗が少なくなるのです。
たとえば、笑いです。
この人はどんなことに良く笑うのか原因を知っていると、笑いのツボを押さえやすいです。
たとえば、アイスクリームもそうです。
暑いとアイスクリームはすぐに溶けることを知っていると、溶けないようにあらかじめクーラーボックスを用意できます。
「こうすれば、こうなる」が分かると、次にとるべき行動や意思決定がしやすくなるのです。
でも、一生を左右することもある!
一生を左右するかもしれない原因
でもです。
ことがらによっては、自分の一生を左右するかもしれない原因や理由になる場合が出てきます。
たとえば、退職
たとえば、抑うつ状態を回避するための退職です。
抑うつ状態になった原因や理由が、今現在、自分が従事しているハードな仕事である場合です。
仕事を辞めるという行動や意思決定は、その人の人生を大きく左右することになります。
結婚
たとえば、結婚です。
自分にとって幸福の原因や理由が、ある人物だと特定できた場合です。
結婚するという意志決定は、その人の今後の人生を大きく左右することになります。
じゃあ、どうすればいいのかな?
できれば、原因や理由を正しく知って、
次にとるべき行動や意思決定に間違いが起きないようにしたいものです。
そこで、
原因分析を注意深く考える
何が本当の原因なのかを注意深く分析し考えるようにします。
注意深く観察し、
じっくり考える「態度」を心がけます。
あなたも、クリティカルな思考ができるかチェックしてみませんか?
実は、一つの結果に関係する原因はたくさんあるからです。
ふくカエル
ふくネコ
普段の日常生活で「これが原因だ!」と考えるものは、非常にあいまいであることが多いです。
ふくカエル
ふくネコ
なので、どれが原因なのか分析するときには、原因の分類を大事にします。
日頃から原因を考える際に、
- これがあったから、結果が必ず起きたのかな?
- これがなくても、結果は起きたかもしれない?
- これがなければ、結果は必ず起こらなかったのかな?
- これがあっても、結果は起きたかもしれない?
と考えるのは大切です。
原因の分析ですが、次のようにしてみます。
といたってシンプルなのですが、この「十分原因」と「必要原因」との区別がまどろっこしいのです。
- 十分原因とは、これがあれば、必ずその出来事が起こることです。
十分原因が分かれば、その原因が結果を引き起こした犯人になります。
たとえば、野球で三塁からランナーをホームベースを踏めば(原因)、必ず点数をとれる(結果)場合がこれにあたります。
- 必要原因とは、これがなければ、絶対にその出来事は起こらないことです。
たとえば、試合に出場しなければ(原因)、絶対に優勝できない(結果)という場合がそうです。
ふくカエル
よ~く考えると、必要原因は次から次からと際限なく出てくるのが特徴です。
- ちなみに、必要原因でも十分原因でもないものは、変化をもたらす事象になります。
日頃から原因を考える際に、
- これがあったから、結果が必ず起きたのかな?
- これがなくても、結果は起きたかもしれない?
- これがなければ、結果は必ず起こらなかったのかな?
- これがあっても、結果は起きたかもしれない?
と考えるのは大切です。
- Q1
- その原因があれば、結果が絶対に起きたと言えますか?
原因について考える力を育てる
次に、原因を特定するときに大きな間違いを起さないように、
いくつも心当たりがあるものごとの原因について考える力を育てるようにします。
そこで、第3の原則が必要になってくるのです!
そこで、お勧めしたい!クリティカルな思考になる第3の原則
そこで、あなたにお勧めしたい!クリティカルな思考になる「第3の原則」があります。
その前にどうしてお勧めしたいのか理由をあげます。
実は、必要原因は無限に増えちゃうから
必要原因は、原因が無限に増えてしまうからです。
十分原因は、結果を引き起こした唯一の出来事が原因になりますが、
必要原因は、結果を引き起こさない出来事を考えると、あれもこれもと次から次から増えてしまうのです。
ふくカエル
- ケーキを食べなければ太らない。
- まんじゅう食べなければ太らない。
- だらだらしなければ太らない。
- 夜更かししなければ太らない・・・・。
とエンドレスになります。
ついつい、思い込んでしまうから
原因になりそうな出来事があまりにも増えちゃうと、人はついつい安易な出来事を原因だと思い込んでしまう傾向があるからです。
原因がありすぎで、ごちゃごちゃしてどれが原因なのか分からなくなると、ついつい「これと違うか!」と思いこんじゃうのです。
ふくカエル
ふくネコ
目立つこと、新しいことに着目しちゃうから
なので、目立つ出来事やあたらしい出来事に着目して、原因だと思いこんだりみなしたりするようになります。
従来から存在していたものよりも、新しく登場したもの、発生したものを原因だと考えやすい傾向があります。
爆発の原因です。
原因を特定する場合に、可燃性のガスが充満していた状況よりも、花火が散った飛んだことが原因だとみなす傾向があります。
たとえば、試験の良い成績の原因です。
良い成績の原因を特定する場合に、上質な教科書の存在よりも、自分が一生懸命に勉強したことが原因だとみなしがちです。
たとえば、優勝した原因です。
たとえば、試合に勝ち進み優勝した場合に、チームが揃っていたことや、病気もなく試合に出場できたことよりも、ある特定の選手の優秀さが原因だと考えるのです。
クリティカルな思考になる第3の原則とは、これ!
あなたにお勧めしたい「第3の原則」とは、これです!
人は目につく出来事や、他のすべての出来事の中から浮かび上がって見える出来事だけに注目し、それが原因だと即断してしまう傾向があるので注意せよ。
クリティカルシンキングより引用
ふくカエル
第3の原則
人は、
- すぐに目立つこと
- 異常なこと
- 新しくて普通じゃないこと
- 表面上一番目立つこと
などを「原因だ!」とみなす傾向や癖があることを自覚しておく!
そうすると、どうなるのかな?
悲惨な失敗を防ぐことできる
結果に関係する原因を見極め、その中から注意深く原因を探ることで、悲惨な失敗を防ぐことができます。
まとめてみたkerokero
- 人は原因を知りたがります。でも原因は一生を左右することもあります。
- 原因分析を注意深く考え、原因を考える力をもつことです。
- その際に第3の原則を押さえておくといいです。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。