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他人の行動の原因を考えるときに注意すること。

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他人の行動の原因を考えるときに注意すること

ふくカエル

こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。

ご訪問いただきましてありがとうございます!

今回は、クリティカルシンキング入門篇「あなたの思考をガイドする40の原則」を勉強してみます。

今回から第3章「他人の行動を説明する」です。

前回のお話

 

前回は、

他人の行動の原因を探って、

日常生活での問題を解消しましょう!

 

そのためには、

① 原因がどこにあるのか(内的原因・外的原因)を探るのが大切だよ!

 

② 内的原因なのか? 外的原因なのか?を区別するには、

  • 人物(一致性)
  • 対象(弁別性)
  • 状況(一貫性)

の三次元で評価するのがいいよ!

ということをお知らせしました。

今回は、他人の行動の原因を推測するときの注意点についてお知らせします。

注意点とは、これ!

 

他人の行動の原因を推測するときの注意点とは、これです!

 

後からの情報によって「原因の重要度」が変わる点に注意する

後から加わった情報によって、原因の重要度がコロコロ変わってしまうことが大いにしてあるのです。

ふくカエル

簡単に揺らいでしまうんです。はい。

ふくネコ

だから、注意した方がいいです。はい。

なぜ、重要度が変わるのかな?

情報が限られるから

 

まず、他人の行動の原因を推測するときに、

わたし達が手にする情報は、意外に少なくて限られるからです。

第一、相手の行動なんてじっくり観察できないから

 

第一、相手の行動をじっくりと観察なんて、

現実にはしてられないからです。

 

たしかに、相手の行動の原因を推測するには、じっくりと観察する必要があります。

 

でも、日常生活において、さまざまな場面で「他人がいちいちどうした!」なんて構ってられないです。

ふくカエル

自分のことも大事だからです。

ふくネコ

それに人間監視カメラにはなりたくないです。

このように、少ない情報量のなか一つの場面を見ただけで、

 

その人がとった行動の原因を推測するので、後からの情報で原因が揺らいでしまうのです。

自分なりの見解で推測してしまうから

 

また、今まで体験や経験で培ってきた知識や見解で、原因を推測してしまうからです。

 

「ひょっとしてこれが原因かも?」というような可能性のある原因をたくさん考え出して、

 

その中から「最もらしい原因」にたどり着くように、情報の取捨選択をしちゃうのです。

ふくネコ

この情報は説得力が増すからゲットする!

ふくカエル

この情報は矛盾が出てくるから軽視しよう。

なんて、情報に重みをつけちゃうのです。

  1. 一つの状況だけを見て
  2. 自分なりの考えをパコッ!とハメて
  3. 合理的な情報をゲットして
  4. もっともらしい原因にたどり着く

ことを日常生活の中でしています。

コロコロ変わるって、具体的にはどんな風になっちゃうのかな?

二つのプロセスがある

 

他人の行動の「原因の重要性」がコロコロ変わってしまうには、二つのプロセスにがあります。

  • 割引原理
  • 割増原理

割引原理とは

 

まず、割引原理です。

割引原理とは、

「想定される原因」の上に

これが本当の原因なんじゃない!」という情報が後から加わると、

「想定される原因」の重要性が過小評価されることです。

たとえば・・・。

 

最初は「そういう事情があるのなら、仕方ないわよね!」と想定される原因があり、同情されていた人が、

かわいそうね!
頑張ってね。
エール送るわ!ouen_woman

後から同情を裏切るような別の情報が加わると、ガッカリされるのです。

 

なんやて、
嘘をついてたんやって?

「嘘とちゃう!」ってか?
でも、心証が悪なったわ。iyamiもう、どうする?

割増原理とは

 

次に、割増原理です。

 

割増原理とは、

想定される原因」の上に、

さらにこんな困難や障害をクリアした」という情報が後から加わると、

「想定される原因」の重要性が過大評価されることです。

たとえば・・・。

 

最初は、想定される原因があり、それなりに評価されていた人が、

 

ほんま、すごいね。
ようやっている!
感心する。poze_unazuku_man

後からさらに努力していた別の情報が加わると、もっと称賛を受けたりするのです。

 

ごめんなあ~。
知らんかってん。
よう頑張ったね。
感動したわ。
わたしらの「希望の星」やわ!涙で訴える女性

ここで、ちょっと考えてみませんか?

たとえばこんなお話です。

 

あなたは、友人が有力選手として出場している試合を見に行きました。

 

でも、見たところ友人はいつもより調子が悪いようでした。

 

そして、期待された友人の活躍はなく、

相手チームが圧勝して、ボロ負けしました。

 

友人の言い訳は「朝食を抜いたから実力が出せなかった」というものでした。

 

でもです。あなたは気づきました。

友人が片足を引きずっていることに・・・・。

 

ここで、クエスチョンです!figure_question

あなたは、このとき、友人が活躍できなかった「もっともらしい理由」は何だと思いますか?

 

 

ほとんどの人は、

友人の言う「朝食抜き」よりも、「足のケガ」だと考えますよねっ。

 

では、これにちょっと別の情報をつけ加えてみます。

 

実は、友人はこの頃デートに夢中で、

試合の前日でさえもデートに出かけ、朝の午前4時に帰宅していたことが分かりました。

 

それに、相手チームはリーグ首位のチームであり、守りが完璧なチームであることも分かりました。

 

さあ、どうです。

 

あなたが、先ほど考えた「想定される原因」の重要度は変化しましたか?

figure_question

 

たしかに、活躍できなかった明らかな原因は「足のケガ」です。

でも、

  • デートで夜更かしをしていたこと、
  • 相手のチームが最強であることを友人は知っていたはずであること

を後から別の情報で知ってしまうと、

友人が試合のことをそれほど大事に思っていなかったことに気づきます。

 

となると、あれほど同情的だった「足のケガ」という唯一の原因でさえも、

人はスコーンと過小評価しちゃうのです。

 

げっ!なんだよ、
デートより足のケガを治せよ。pose_kubifuri_man

 

大切な試合なら体調管理をしろよ。
朝食抜きなんて最悪じゃん。

Disgusting faceと、思っちゃうのです。

これは、割引原因が影響する場合です。

たとえば・・・。

 

たとえばです。

 

あなたの同僚が、今月の営業成績がトップだったとします。

pose_happy_businessman_guts

あなたは、同僚の日頃の努力をしていることを十分知っています。

 

なので、あなたは「努力の成果だよな!」と思い、称賛しました。

 

そこで、
いつものクエスチョンです。mark_question

これにちょっと情報をつけ加えてみます。

 

実は、今月の彼は、病気のお父さんの面倒をみるために、

毎日、朝と晩と病院通いをしてました。

 

さあ、どうです。

 

あなたが、先ほど考えた「想定される原因」の重要度は変化しましたか?

 

 

たしかに、営業成績がトップだった「原因」は、同僚の努力の結果です。

 

でも、病気のお父さんの看病のため、

  • 同僚の先を回る時間のないこと
  • 睡眠時間の激減

などをつけ加えて考えると、同僚の努力(内的原因)の評価は高くなっているはずです。

 

あいつ、やっぱりすごいよな。
真似できないよ。kirakira_man

これは、割増原因が影響する場合です。

そこで必要になる、クリティカルな思考になる第14の原則

 

こんな風に後から加わった情報によって、「想定される原因」の重要度がコロコロ変わることがあります。

 

そこで、こんな状況を解消するためにも、クリティカルな思考が必要になってきます。

 

今回は「第14の原則」をお知らせします。

 

他に促進的に見える要因があると本来の原因の重要性が割引かれ、逆に、他の抑制的に見える要因があると原因の重要性が実際以上に割増しされがちであることに注意せよ。

クリティカルシンキングより引用

クリティカルな思考をつけよう!

こんな風にアレンジしてみた!

第14の原則

「想定される原因」があるときは、

 

後付け情報で、

コロコロ「原因の重要度」が変わることがあることに注意しよう!

他人の行動の原因を考えたり、説明したりするときに、

 

「想定される原因」に対する世間での評価や重要度がコロコロ変わることがあるのです。

 

これらのことを最初から注意しておくと、

 

強い思い込みによる「同情」や「非難」をせずにすむかもしれません。

 

ふくカエル

わたしもよくマスコミやSNSの評価に流されるので注意しなくちゃと思います。

まとめてみたkerokero

 

  • 他人の行動の原因を考えるときに注意することがあります。
  • それは後からの情報が加わることによって、原因の重要度がコロコロ変わるからです。
  • このプロセスを知って注意することが大事です。

どちらも成功した原因は「努力」なのに、

  • 何も障害はない
  • お金がある

だと、人は「その人の成功」を当たり前だと思います(割引原理)。

でも、

  • 困難があって
  • お金もない

だと、人は「その人の成功」を感動します(割増原理)。

どんなに「同じ努力」をしても、

「その人の環境」という情報が「原因の重要性」を上げたり下げたりと変えちゃうのです。

 

【最近の話題について】

その人が、

自分のとった行動に対して、

どんなに真摯に謝罪していても、

 

  • それが自らの保身のため
  • 責任転嫁のため
  • 同情を引くため
  • あとから更なる悪事が露呈した

 

という情報が後から出てくると、なんだかガックリしちゃいませんか?

これも、後からの情報が「行動の原因の重要度」を下げたからです。

 

その人を謝罪に突き動かした「反省や改心」であっても、

 

そうした「本当の原因の重要性」は、後から情報で物の見事に過小評価されちゃったのです。

 

ふくカエル

これは、謝罪よりもどんなに前に起きた事実であっても、同じです。

ふくネコ

事実の前後は、ほとんど意味をなさないです。

割引き原理2

 

ふくカエル

発覚すれば、その時点で「割引原理」が働きます。

 

こういう「落とし穴」はどこにでも掘ってあって、いっぱいあるような気がします。

ふくネコ

最後まで、読んでくださってありがとうございます。

またのお越しをお待ちしております。

ふくカエルでした。

なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。