自分がとった行動の原因を知りたいときに、役立つ4つの視点
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回は、クリティカルシンキング入門篇「あなたの思考をガイドする40の原則」を勉強してみます。
もっと、きちんと くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
今回から第4章「自分自身の省察する」です。
自分の行動についての原因
どうして、こんな行動をとってしまったんだ~~!
という経験をしたことがないですか?
自分がとった行動なのに原因が今一つ分からない、めぼしい原因はあるのだけど、それが正しいのか?確信が持てないのです。
えっつ!自分自身なのに?
なのです。
こんなときは、4つの方法!
こんなときには、4つの視点を知っておくといいです。
自分の行動について、
どうしてそんなことしたのか?と探るときに、
4つの視点からいろいろと考えてみると、意外にすっきりと整理することができるかもしれません。
4つの視点とは、これ!
4つの視点とは?
4つの視点とは?これだよ。
- 内的ー外的
- 安定ー不安定
- 全体的ー状況特殊的
- コントロール可能ーコントロール不可能
1.内的ー外的
まず、
- 自分自身の中にある(内的原因)
- 自分以外のものにある(外的原因)
という視点から原因を考える方法です。
たとえば、テストでいい点を取ったときに
めっさ、ぼくって天才やん!
と原因を自分にあるとするのが、内的原因です。
これとは逆に、
たまたま運が良かっただけ!
たまたま見てたところが
出題されたてん!
と原因を自分以外のものとするのが、外的原因です。
2.安定ー不安定(変化可能)
次に、同じような状況であれば、
- 同じ結果になる可能性が高いと思うか
- 違う結果になる可能性が高いと思うか
という視点から原因を考える方法です。
たとえば、テストでいい点を取ったときに
ぼくって天才だから、
次もいい点をとれるな!
期待できるで!次も絶対100点や!
と考えるのが、安定した原因です。
「天才という原因」が比較的安定している原因だからです。
逆に、今回だけ問題がたまたまやさしかっただけで、次はむずかしくなるかもしれない状況では、
こんな風にいい点とれたのは、
まぐれに近いかも?
次は多分アカンわあ次は、たぶん赤点やと思う。
なんて考えるのは、不安定な原因になります。
次回のテストが
- やさしくなるのか?
- むずかしくなるのか?
は非常に不安定な原因だからです。
3.全体的ー状況特殊的
また、
- 日々の暮らしの中でも、広範囲で起きる
- 特定の状況だけに、限定されて起きる
という視点から原因を考える方法です。
たとえば、歴史のテストでいい点を取ったときに、
自分の思い込みだけじゃなく、本当に生れつき知能が高い場合には、
ぼくって、勉強せんでも、
すべての科目100点やねん!
超、超、天才やねん!それだけとちゃうで、
ピアノもうまいし、
バック転もできるねん!
と考えるのが、全体的な原因です。
ふくカエル
ふくネコ
逆に、
歴史が大好きで大好きで、
いつも勉強しているから、
歴史のテストだけは自信あるねん!でも英語は苦手
ピアノなんて弾かれへん。
バック転したら、
失敗して
頭から血吹き出すと思うわ!
と考えるのが、状況特殊的な原因になります。
4.コントロール可能ーコントロール不能
そして、最後に
どんな結果であっても、
- 自分で何とかできるはずだと考える場合
- 自分では何ともできないと考える場合
という視点から原因を考える方法です。
たとえば、テストでいい点を取ったときに
自分で頑張って、
何とか勉強すれば、いい点とれる!努力次第だ!
自分の努力次第だ!と思うのなら、コントロール可能な原因になります。
逆に、
もともと勉強できる素質がないねん。
ぼく何やってもアカンねん。
と考えるなら、コントロール不可能な原因だと考えることになります。
ここで、ちょっと考えてみませんか?
こんな場合はどう考えます?
ここで、クエスチョンです!
今日のあなたがとった行動の中で、ひとつだけ行動を選んでください。
次に、今お知らせした4つの方法のうち、どれでもいいので1つの方法を選んで、
自分の行動について原因がどちら側により多くあったのかを考えてみてください。
どちら側にありますか?
たとえばです。
本日、お昼のランチを一緒に食べるはずだった友達の約束をすっかり忘れていたことに気づきました。
うお~~!びっくりじゃ~。
ふくカエル
ふくネコ
でもです。
どうしてすっぽかしたのか?
原因を考えることにしました。
そこで、「1.内的ー外的の視点」に立って、原因を考えることにしました。
自分が本当に忘れていたのであれば、内的原因です。
何らかの状況があってやむを得ず行けなかったのであれば、外的要因です。
ここで、第2のクエスチョンです!
あなたの行動についての原因が分かった場合、
今日の行動を契機に、明日からのあなたの行動に、
もっとも影響を与えるのは、次の4つのうちどれですか?
次の4つのうちどれ?
- 内的ー外的
- 安定ー不安定
- 全体的ー状況特殊的
- コントロール可能ーコントロール不能
ここで、第3のクエスチョンです!
また、選んだ理由はどうしてですか?
もっとも直接的な影響を与えるのは、
「4.コントロール可能-コントロール不能」の視点に立って考えた場合です。
なぜなら、
原因をコントロールできるものであれば、
今後の自分の行動をコントロールでき、
さらに、結果まで直接コントロールできるからです。
たとえば、明日から「友達との約束を破らないようにする」には、
- コントロールできること
- コントロールできないこと
が、非常に問題になってきます。
内的原因の場合
約束を破った原因が内的原因であり、
具体的な原因が「友人なのだが、知れば知るほど、どうしても好きになれない」ことにあった場合には、
実は、スゴイ嫌いやねん!
だっていつも威圧的なんやもん。
もはや、コントロールできない原因になります。
ふくカエル
それ以上前向きな気持ちは湧いてこず、明日からの行動に悩みます。
ふくネコ
むしろ、
これで終わりになっても仕方がない!と思うかもしれません。
ですが、
同じ内的原因であっても、こう努力すれば直せる(コントロール可能)!と思うのであれば、前向きな姿勢になれます。
たとえば、本当にうっかり忘れていた場合には、
次からは忘れないように
友人との約束はこのアプリで
管理することにしたよ!
となれば、必要以上に落ち込まなくてもすみます。
外的原因の場合
逆に、自分が約束を破ったのは「たまたま急用ができた(外的原因)」だった場合、
その急用がどうしても不運(コントロール不能)であれば、どうしようもなかったとあきらめます。
でも、その急用ができた環境が悪かったと思えば(コントロール可能)、環境を整えたり何らかの打開策を考えることができます。
まとめてみたkerokero
- 自分がとった行動の原因を知りたいときに、役立つ4つの視点があります。
- この視点で見る方法を知っておくと、原因を整理することができます。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。