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【意志決定の8つのステップ】ステップ7 一つの解決案に決定する。

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【意志決定の8つのステップ】ステップ7 一つの解決案に決定する。

ふくカエル

こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。

ご訪問いただきましてありがとうございます!

今回は、クリティカルシンキング実践篇「あなたの思考をガイドする50の原則」を勉強してみます。

 

この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。 中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。 そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。

もっと、きちんと くわしく理解したいぞ~~~!musimegane_girl

という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。

 

 

今回から第8章「意志決定をする」です。

 

 

生きていると、問題が怒涛のようにやって来ます。

 

人生は、問題解決に明け暮れると言ってもいいぐらいです。

 

当然、いろいろな選択肢から選んで、意志決定することが山のようにやってきます。

 

簡単に選べるのなら問題はないですが、これが人生を左右するような重大なものとなると非常に悩みます。

 

たとえば、進路、就職、転職、結婚、移転、離婚などです。

 

できれば、出来る限り正しくスマートな意思決定をしたいです。

 

第8章では、このように人生を左右するような複雑でむずかしい意志決定をするひとつの方法をお知らせします。

 

もし、あなたがとても困ったときに、この8章の意志決定の方法を思い出してくれると嬉しいです。

 

前回では・・・。

 

意志決定の8つのステップのうち、

8つのステップ

ステップ6の「案を評価する」ことについてお知らせしました。

 

案を評価するには、「バランスシート」をうまく利用するのお勧めです。

 

「バンランスシート」で評価するときに、注意することは、

  • 「実利的な損得」からの評価
  • 「個人の価値観」に基づく評価

を考えることです。

今回は、

 

今回は、8つのステップのうち、

ステップ7.一つの案に決定する

内容についてお知らせします。

一つの案に決定する方法とは?

不要な情報を切り捨てること

 

一つの案に決定する方法とは、不要な情報をうまく切り捨てていくことです。

 

ステップ1からステップ6まで、

 

いかに質の高い意志決定することができるか?に焦点を合わせて、

 

いろいろな方法により情報を取り入れて、解決案を選んできました。

 

ここで、多すぎる情報のすべてを無視することなく、うまく集約していきます。

じゃあ、どのように集約するのかな?

予想を5つにしぼってみる

worksheet2

まず、自分が一つ一つの解決案について予想したすべてのワークシートをもう一度チェックして、

 

「これは重要だ!」と思う解決案を5つにしぼってみます。

同じカテゴリーを削除する

 

次に、すべてのワークシートに同じカテゴリーがあれば、そのカテゴリーを削除します。

 

どの解決策にも重複しているカテゴリーは、わざわざワークシートにわざわざ記載していなくても問題にならないからです。

 

目から入る情報を物理的にカットして、ワークシートを視覚的にもシンプルにしていきます。

マイナスよりもプラスを選ぶ

 

また、マイナス(否定的)な予想よりもプラス(肯定的)な予想を選ぶようにします。

 

予想とは、「この解決案を実行したら、どんな結果になるか」の予想のことです。

重みづけをする

 

さらに、重要だと思われる予想については、重みづけをします。

worksheet3

具体的には、重要度に応じてワークシートに「点数」をつけます。

  • プラス(肯定的)な予想
  • マイナス(否定的)な予想

について「点数」をつけていきます。

計算する

 

そして、計算します。

STEP.1
プラス予想について
  プラス(肯定的)な予想について点数(重み)を計算します。
STEP.2
マイナス予想について
マイナス(否定的)な予想について点数(重み)を計算します。
STEP.3
総合的な点数にする
プラスの点数からマイナスの点数をひいて、総合的な点数(重み)とします。
STEP.4
すべてを計算する
残りの解決案についても同じように計算します。
STEP.5
比較する
すべての案の総合的な点数(重み)を比較して、最も高い点数(重み)を選びます。

重みづけとは、具体的にどうするのかな?

1.一番高いのと一番低いのを選ぶ

 

1点と7点

すべてのワークシートの予想の内容を感覚的に把握します。

 

次に、どれが一番重要度が高いのかを探します。

 

見つけたら、その予想に7点(重み)をつけます。(複数あってもOK)

 

今度は、逆にすべての予想の中で、どれが一番重要度が低いのかを探します。

 

見つけたら、その予想に1点(重み)をつけます。

2.真ん中を決めていく

1点と7点.

 

1点と7点の予想を決めたら、

 

次に、残りの全ての予想に、1点から7点の間で点数(重み)をつけていきます。

 

重要度は、次のように点数をつけていきます。

  1. 1点:番低い
  2. 2点:やや低い
  3. 3点:平均よりも低い
  4. 4点:ちょうど平均
  5. 5点:平均よりもやや高い
  6. 6点:高い
  7. 7点:一番高い

どんな利点があるのかな?

数字によって信頼が生じる

 

以上のように、この解決案を選べば、どんな結果が生じるかについて予想し、

 

さらに、その予想に点数(重み)をつけることで、信頼が生じてきます。

 

たしかに、ステップ1からステップ6までの、

 

さまざまな方法や思考によって、解決案を深く掘り下げて考えてきたのに、最終的には数値化による決定になるので、

 

なんとなく頼りないような感じがします。

 

でも、ここで得られた数値は、

 

さまざまな思考によって、解決案が選択されたプロセス(過程)を反映した数値なのです。

 

なので、数値化することを盲信しないかぎり、非常に説得力のある数値になります。

 

たとえば、

  • 「英語が得意だ!」と言っている生徒
  • 「TOEICで700点をとったことがある!」と言っている生徒pose_makasenasai_boy

では、どちらが説得力があって、信頼できるのか?という問題と似ています。

 

注意深くシステマティックな方法で引き出された数値については、利用しようと思う人が数値化のプロセスを十分に理解して、なおかつ、数値を盲信しないがぎり、ある程度信頼して利用することができるのだ。

クリティカルシンキングより引用

偏見が混ざった直感よりはましかも?

 

それにです。

 

各ステップのいろいろな方法によって、選んだ解決案は、

 

固定概念や偏見がまざった直感によって、選んだ解決案よりもましです。

まとめてみたkerokero

 

  • 意志決定の8つのステップのうち、ステップ7の「一つの案に決定する」ことについてお知らせしました。
  • 解決案を数値化(重みづけ)をして決めることで、自分が満足し納得できる決定となります。
  • また、数値化は、数字を盲信しないかぎり、ある程度信頼できるものになります。

これから、意思決定の8つのステップを一つ一つお知らせしていきます。

 

あなたの抱えている問題が解決できて、出来る限り最適な意志決定ができるきっかけになれたら嬉しいです。

ふくネコ

最後まで、読んでくださってありがとうございます。

またのお越しをお待ちしております。

ふくカエルでした。

なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。