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そもそも議論とは何かな?

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そもそも議論とは何かな?

ふくカエル

こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。

ご訪問いただきましてありがとうございます!

今回は、クリティカルシンキング実践篇「あなたの思考をガイドする50の原則」を勉強してみます。

 

この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。

中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。

温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。

 

もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!musimegane_girl

という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。

 

今回から第9章「良い議論と悪い議論」です。

 

 

日々の暮らしの中で欠かせないものの一つに、「議論する」ことがあります。

 

自分の決定が正しいことを他人に納得させることが、必要な場面が出てきます。

 

そんなときこそ、クリティカルな思考力が必要になってきます。

 

思考力をうまく使えば、次の2つのことが可能になります。

  • 自分の考えを論理的で説得力のある方法で主張できる
  • 他人の主張や議論を適切に評価できる

 

前回は

 

前回は、

なぜ良い議論が必要であるのか、その理由についてお知らせしました。

今回は

 

今回は、

  • 議論という定義は何か?
  • 2つの議論の形式の概観(大まかな意味合い)について

お知らせします。

そもそも、議論とは?

議論とは?

 

ここで使われている「議論」とは

  • 論法(議論を進めていく方法)
  • 主張(自分の考えを言うこと)

に近いものです。

「議論」と言われると、喧々諤々(けんけんがくがく)といった、

 

多くの人が集まってうるさく議論するというイメージが多いですが、ここでは違います。

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ミズマー先生の定義

 

ミズマー先生は、「議論」の定義について2つに分けています。

  1. ゆるやかな意味としての「議論」
  2. 厳密な意味としての「議論」

1.ゆるやかな意味での「議論」

 

まず、「ゆるやかな意味としての議論」とは、

単に人が、何かの正確さ、正しさ、適切さを主張することです。

 

これが、正しいと思うねん。kafun_sukkiri_womanと言ってみる感じです。

2.厳密な意味での「議論」

 

次に、「厳密な意味としての議論」とは、

根拠のある理由で裏づけをした上で、何かを主張することです。

 

つまり、このような考えがあって、


また、実際に
このような証拠もあるから、


よって、これが正しいと思うねん。Missimer, C.A.(1986). Good arguments: An introduction to critical thinking. 

ってな感じです。

タイトル

Missimer, C.A.(1986).

Good arguments: An introduction to critical thinking.

では、説得力がでてくる議論とは?

厳格な意味での議論

 

説得力がある議論とは、厳格な意味での議論になります。

 

ミズマー先生の「議論」についての2つの定義を比べてみると、

  1. ゆるやかな意味ただ言ってみただけ!
    kafun_sukkiri_woman
  2. 厳格な意味根拠や理由で裏付けして主張したよ!Missimer, C.A.(1986). Good arguments: An introduction to critical thinking. 

「2.厳格な意味での議論」の方が、説得力があることが明らかです。

めざすべき議論とは?

 

なので、相手を説得できる議論とは、

自分が主張したい最終的な結論を

しっかりと支持できる具体的な理由で構成されている議論となります。

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ちなみに、

論理学の用語では、

  • 根拠や理由をしめた主張を「前提」
  • 根拠から導き出された表明を「結論」

と言います。

  • それぞれの前提や結論が正しいことを「真」
  • 誤りであることを「偽」

と言います。

そこで、覚えておいたほうがいい議論の形式とは?

2つの形式がある

 

自分の話に説得力を持たせるために、覚えておいたほうがいい「議論」の形式として、次の2つのものがあります。

 

  1. 演繹(えんえき)的議論
  2. 帰納(きのう)的議論

です。

演繹(えんえき)的議論とは?

 

「演繹」とは、いくつかの「前提」をもとに、論理的に妥当な議論の形式にのっとって「結論」を出す手続きのことである。

演繹的議論1

「演繹(えんえき)的議論」では、

「前提」がすべて正しくて、

「結論」にいたる道のりがきちんとしていれば、

必ず「結論」が正しいものになります。

たとえば

 

「前提」:すべての人間は酸素が必要だ。medical_sanso_mask

「前提」:わたしも人間だ。

「結論」:わたしには酸素が必要だ。

となります。

帰納(きのう)的議論とは?

 

「帰納(きのう)」とは、個々の現象から一般的な結論を導き出す手続きのことである。

帰納的議論1

「帰納(きのう)的議論」では、

「前提」をたくさん集めて

「多分こうだろう?」という「共通項(パターンや類似性)」を探し出し、

可能性が高い「結論」を導き出します。

たとえば

 

「前提1」:わたしは暴飲暴食をしません。

syokuji_jyouhin

「前提2」:わたしは適当に運動をしています。

「前提3」:わたしは中肉中背です。

「前提4」:わたしはたばこもお酒も飲みません。

「結論」:わたしは健康です。

となります。

2つの形式の同じところ

 

この2つの議論の形式の同じところは、

前提が、結論を導き出す根拠となっているところです。帰納的議論演繹的議論.

2つの形式の違うところ

 

でもです。

2つは次のように違います。

  • 演繹(えんえき)的議論は、「結論」に強力な説得力を持たせることができる。
  • 帰納(きのう)的議論は、「結論」にそれほど強い説得力を持たせることができない。

 

どうしても、帰納(きのう)的議論は、

共通項で「結論」を推測する形式になるので、「結論」の確実性が保証されないのです。

ある程度に説得力がある「結論」になってしまいます。

帰納的議論2

ふくカエル

帰納的議論は詰めが甘くなるねん。

ふくネコ

演繹(えんえき)的議論よりも、ちょっと説得力が落ちるねん。

どうして、帰納(きのう)的議論は説得力が落ちるのかな?

完全な証明ができないから

 

帰納(きのう)的議論は、次の2つの理由から、完全な証明ができないからです。

  1. 「前提」と「結論」の結びつきが完全ではないから
  2. 「結論」が「前提」を超えるから

1.前提と結論の結びつきが完全じゃないから

 

まず、帰納(きのう)的議論は、「前提」と「結論」の結びつきが完全じゃないからです。

 

「前提」と「結論」の間に「共通項(パターンや類似性)」が入るのです。

帰納的議論2

なので、どんなに結論が正しいであろう証拠(前提)を集めても、

  • 本当に正しいのか?pose_ayashii_man
  • 他に証拠はないのか?
  • 見落としたり、無視したりした証拠はないのか?

という疑いはぬぐえないので、結論が正しいとは決定できないのです。

 

ふくカエル

「結論」の正しさは可能性の高低にすぎないのです。

2.結論が前提を超えるから

 

次に、帰納(きのう)的議論は、「結論」が「前提」を超えてしまうからです。

帰納的議論.2

いろいろな「前提(証拠)」がしめす「結論」以上の「結論」を発展させてしまうので、

 

「前提」から発展させた「結論」が導き出すことが「絶対に正しい!」と断言できないのです。

ふくカエル

あくまでも可能性の問題になっちゃうのです。

 

「結論」に仮定(仮説)が加わってしまうので、

間違えた仮定(仮説)を立ててしまうと、

「結論」も大きく間違えてしまいます。

じゃあ、どうする?

たしかに・・・

 

たしかに、演繹(えんえき)的議論の形式をマスターすれば、

 

自分の主張に説得力を持たせることができそうです。

 

しかし、残念なことに、

 

世の中の議論の多くは演繹(えんえき)的議論ではないのです。

 

「Aならば、必ずBだ!」と言い切れない問題が山のようにあるからです。

 

たぶん、こんなんちゃうかな?
と思うことが多いのです。shinpai_man

なので・・・・

 

なので、

まずは、演繹(えんえき)的議論がどんなものがもう少し詳しく理解して、

 

さらに、帰納(きのう)的議論の形式を学ぶのがお勧めです。

 

なので、次回以降で、それぞれをもうちょっと詳しくお知らせします。

まとめてみたkerokero

 

  • そもそも議論とは何かについてお知らせしました。
  • 演繹(えんえき)的議論と帰納(きのう)的議論について簡単にお知らせしました。

次は、「演繹(えんえき)的議論」を評価する基準についてお知らせします。

ふくネコ

最後まで、読んでくださってありがとうございます。

またのお越しをお待ちしております。

ふくカエルでした。

なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。