「人の上に立つ」のなら、覚えておいて欲しいこと
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
悩むねん!
人の上に立つと悩むことが出てきます。
それは、
どうやってこんなに大勢を
動かしたらええねん?
という問題です。
たしかに、ペナルティ(罰金や罰)を与えれば強制的に動かすことができます。
しかしこれでは、ちゃんとしているのかを半永久的に監視しなければならないし、人々に苦痛を与え、不満や嫌悪感を引き出すことになります。
ふくカエル
ふくネコ
そやから…
どうすれば、
大勢を動かす能力を
手に入れることができるん?
と悩むのです。
そこでです!
こんな状況に
陥ったときのために
覚えて欲しいことがあるのです!
覚えて欲しいこととは、これ!
これです!
愛想を良くする
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
自分の方から愛想を良くすること!
を忘れないようにします。
なぜ、自分の方から愛想を良くするといいのかな?
人から善意を引き出せるから
親切で心の広い人は、大勢の人々から善意を引き出すことができる。
まず、自分の方から愛想よくすることで、人から善意(親切心や好意)を引き出すことができるからです。
自分から低姿勢で歩みよって働きかけることによって、相手から親切心や好意を引き出します。
ふくカエル
ふくネコ
人望を集められるから
もちろん、善意を引き出すだけではないです。
次に、人望を集めることもできるからです。
人々から尊敬や信頼、期待の気持ちを集めることができます。
一人から大勢になるから
また、一人一人から善意を引き出し人望を集めることが、大勢の善意や人望を引き出すことになるからです。
仲間意識が芽生えるから
さらに、仲間意識が芽生えるからです。
上下の関係を超えて本当に心が通じ合った仲間になれます。
善意が相手のためを思う親切心や好意が互いの信頼関係を強くし、上下の地位を超えた本当の仲間になれます。
自主的に動く人が集まるから
このように
- 大勢から善意を引き出し
- 人望を集め
- 仲間意識が芽生える
と、自主的に動く人が集まって来るからです。
この人のためなら喜んで動こう!
という積極的に動いてくれる人たちが集まって来てくれます。
ものごとがスムーズに運ぶから
すると、ものごとがどんどんスムーズに運ぶからです。
目の前のやるべき問題や課題がどんどん解決していきます。
ふくカエル
ふくネコ
強制や監視がいらなくなるから
そして、このように大勢がそれぞれの責任で自主的に動くようになると、
- ペナルティを課して動かす
- サボらないように監視をする
といった強制や監視がいらなくなるからです。
ふくカエル
ふくネコ
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
自分から歩み寄る
仲間が欲しければ自分から仲間にならなければいけない。
まず、自分から低姿勢で歩み寄り距離を埋めます。
人の上に立つ身として許される限界まで、同じ立ち位置に立ち、愛想よくしてより一層距離を縮めます。
生の声を大事にする
次に、大勢からの「生の声(今どう思っているのか?など)」を大事にします。
距離を置けば置くほど、大勢の「生の声」が届かなくなることをいつも意識して行動します。
親切にする
また、愛想をよくし親切にします。
笑顔を絶やさずに寛容な心で接します。
思いやりを示す
さらに、どんなときも思いやりを示します。
そのためには、相手の立場に立って、目の前にあるものごとを考えるようにしておきます。
ふくカエル
ふくネコ
実は、世の中には、
自分の立ち位置の視点で相手の問題を考えようとする人が多いです。
相手の視点でなく自分の視点で考えてしまうので、
「そんなちっぽけな問題で悩むな!」とか
「もっと苦しい人がいる!」とか
「ぼくはもっと頑張っている!」とかなど
ちょっと心ないキツイ物言いになってしまうのです。
ケチにならない
気を付けることは、ケチにならないことです。
自分が得た利益は独り占めせず、必ずちゃんと分配することが大事です。
ふくカエル
ふくネコ
下品にならない
決して下品にならないことです。浅ましい態度は控えます。
善意どころが敵対心などの悪意を引き出すことになってしまいます。
気高さを保つ
下品にならない代わりに、いつも気高さ(自尊心)を保つようにします。
愛想を良くし親しみある態度の中にも厳かな雰囲気をまといます。
ふくカエル
邪悪にならない
もうひとつ注意することは、邪悪にならないことです。
- 意地悪な心
- 相手を道具として利用する邪悪な心
などは一切持たないようにんします。
片鱗さえ見せないようにします。
ふくカエル
ふくネコ
正義をもって行動する
邪悪な心を捨てる代わりに、いつも正義をもって行動します。
自分を高く評価してくれる大勢が、あまねく平等になるように取り計らいます。
そうすると、どうなるのかな?
大きな能力になることに気づく
まずは、愛想を良くすることが
- 一人一人から善意を引き出す
- 人望を集める
- 仲間意識を持つ
- そして、大勢の心を動かす
という作用を生み出し、大きな能力になることに気づきます。
リーダーシップを発揮できる
次に、このような大勢を動かす能力を有効活用することで、リーダシップを発揮することができます。
スムーズに動かせることに気づく
大勢を何のストレス(抵抗)もなくスムースに動かすには、
強制力よりも、
- 親切心
- 好意
- 尊敬
- 信頼、期待
であることに気づきます。
ふくカエル
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第1章 人とのかかわりあいについて」
「No.10 愛想を良くする」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 人の上に立ったときに困ることは、大勢を統括して動かす能力が自分にあるかどうか迷うことです。
- こんなときは、愛想を良くすることを忘れないようにすることです。
- 愛想を良くすると、大勢から善意を引き出し、人望を集めることができます。
- 堅い仲間意識が芽生えます。
- こうなれば、あとは仲間を信頼して動いてもらえます。
人を動かす力を手に入れるには、愛想を良くするといいです。
愛想を良くすれば、人々から善意を引き出し、その善意が人を動かす原動力になるのです。はい。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。