対立している相手との会話で、気をつけることとは?
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
あっ、この人苦手!
あっ、この人苦手!
と思っていても、避けては通れないときもあるのです。
それは・・・、
会話です!
でも、残念なことに、どうしても苦手意識が先行するのです。あやうく、会話が対立モードに突入しそうになります。
ふくカエル
ふくネコ
ほんまに、困るねん!
でも、安心してください!
今からご紹介する「気をつけるべきこと」を知っておけば、いろいろと役立ちます!
気をつけるべきこととは、これ!
これです!
言葉に気をつける
対立する相手の前では話す内容に気をつけよう。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
使う言葉に気をつける!
です。
なぜ、 言葉に気をつけないとダメなのかな?
言葉は撤回できないから
なぜなら、「言葉」は撤回できないからです。
自分の口から出た「言葉」は、もう二度と戻ってきません。
どんなに懇願しても
ムダやねん。
ひょっとしたら訂正はできるかもしれないです。
でも、自分がその「言葉」を発言したことは消去できず、過去の事実として残ります。
なので、うっかり失言して相手を深く傷つけた場合には、
どんなに消去したくても「言葉」は事実として残り、相手が受けた傷は一生残ることになります。
恋人や友人をからかったつもりでいった言葉であっても、
それが相手を深く傷つけてしまったのなら、
取り返しがつかない、とても罪深いことをしたことになるのです。
一度言った言葉の効果を将来に向けて消滅させることです。
誤りを正しくなおすことです。
そもそも言葉は厄介だから
それにです。
そもそも「言葉」は、厄介だからです。
ふくカエル
- 言葉が多すぎるても
- 言葉が少なすぎても
相手に誤解されやすくなります。
自分の「言葉」には、相手の解釈に
- 憶測
- 決めつけ
- 思い込み
などが入るからです。
たとえば、
キレイ!キレイ!
君は世界一キレイだ!
と連発されれば、わざとらしくなり、嘘くさくなるものです。
ほんまかいな!
信じられへんで。
ベラベラしゃべると失敗するから
そして、ベラベラしゃべるとそのうち失敗するからです。
自分の言葉でつじつまが合わなくなって、相手からの指摘を受けることになります。
ふくネコ
対立している相手となると、指摘が糾弾になるかもしれません。
話が矛盾しとるで!
と言われて、面倒くさいことになるかもしれないです。
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
発言は慎重にする
まず、対立している相手との会話においては、発言は慎重にすることです。
自分が感情的になりそうな場合には、自分の「言葉」にトゲが生えないように注意します。
相手に好意をもっていれば、「言葉」に「花」が咲きますが、
相手に敵意をもっているとなると、どうしても、言葉に嫌味という「トゲ」がどんどん生えるからです。
ちなみに、魔性の言葉になると「トゲ」つきの「バラ」の花がさきます。
使う「言葉」一つ一つに「トゲ」が生えれば、話す内容もとげとげしいものになってしまいます。
ふくカエル
ふくネコ
なので、十分に注意します。
口数を少なくする
次に、口数をなるべく少なくします。
対立している相手との会話では、自分から発する「言葉」を最小限にして、相手からの非難をなるべく受けないようにします。
ふくカエル
「言葉」を控えめにしておくことは、後から言葉の揚げ足をとられることもないので安心です。
具体的には、人の言い間違いや言葉尻をとらえて非難したり、からかったりするような相手の行動を封じ込めることができます。
お前さん、こんなこと言ってな!という相手の面倒くさい行動を
封じ込められるねん。
態度にも注意する
そして、対立している相手との会話では、自分の態度にも注意をするようにします。
たとえば、
- 声が大きくなる
- 言葉が過激になる
- 感情的になる
- 相手の話を聞かなくなり、発言に発言を重ねるようになる
- 横を向く
- 下を向く
- 薄ら笑いをする
といったことを慎みます。
このような態度は、対立していて敏感になっている相手に、必要以上の不快感や嫌悪感を与えるからです。
また、会話での自分の態度に注意すると、自然と使う「言葉」にも注意するようになるからです。
態度に心をこめることができると、自然と使う「言葉」にも心がこもります。
たとえば電話です。
たとえ相手にはこちらの態度が見えないとしても、ちゃんと態度を正して電話をするほうがいいです。
態度に注意を払えば、言葉にも注意を払うことができ、電話の向こう側にいる相手にこちら側の気持ちが伝わります。
試しに、ソファーで寝そべって
電話してみるやん?
たぶん、言葉のはしはしに相手は「ソファー」の存在を感じていると思います。
なに? 君、今、
寝ながら電話してるの?
そうすると、どうなるのかな?
大きな失敗が少なくなる
態度などに注意を払い、「言葉」に気をつけるようにすると、対立している相手との会話での大きな失敗が少なくなります。
ふくカエル
敵意が露見せずにすむ
なんと言っても、自分の放つ「言葉」に気をつけていれば、
自分の中にある敵意が露見することを避けられます。
また、対立してい相手にも、こちらの敵意を悟られずにすみます。
清廉潔白を印象づけることができる
控えめであることは神聖であること。
むしろ、「言葉」に気をつけるようにすれば、清廉潔白を印象を相手に与えることができます。
自分には、敵意など淀んだ感情は一切なく、心が清らかで澄んでいるようにいられるのです。
ふくカエル
ふくネコ
やましいところはないで!
と印象づけることができるねん。
これは対立する相手との会話で
大切なことやで!
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
対立している相手との会話では、「言葉」にあまり注意を払いません。非常に無頓着に使います。
あまりにも「言葉」を不用意に使うので、対立している相手からの反感や非難を必要以上に受けて失敗します。
ふくカエル
知恵のある人
対立している相手との会話では、使う「言葉」に注意します。
「言葉」からいろいろなトラブルに発展することに気づいているからです。
あくまでも聞き手に徹して、「言葉」を発するのを控えめにします。
そして、こちらの気持ちが露見しないようにし、トラブルに発展しないように努めます。
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第3章 会話について」
「No.101 言葉に気をつける」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 対立している相手との会話で気をつけることは、使う言葉に気をつけることです。
- 言葉は撤回できないからです。
- なので、発言は慎重にし、口数を少なくします。また態度にも注意を払います。
- 相手にこちらの敵意を悟られることなく、清廉潔白を印象づけることができます。
本来なら、対立している相手とは話したくもないし、言葉を聞きたくもないもんです。
でも、どうしても会話をしなくちゃいけないときがあります。
そのときに「いかに、言葉に気をつけるか!」で、
その後のアドバンテージ(有利な立場にたてるかどうか)が違ってくると思うねん。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。