【知性】幻滅しないようにするには?
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
幻滅する!
誰でも一度は経験することが、幻滅することです。
- 自分が期待していたこと
- 思い描いていたこと
が現実とは全く違っていたことが分かって、非常にがっかりすることです。
このときのダメージは予想以上に大きく、後を引くこともあります。
ふくカエル
そやからです。
できれば、幻滅したくないです。
一体どうしたらええのですか?
こうしたらええのです!
これです!
うわべにだまされない
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
最初から、
うわべ(見かけ)にだまされないように注意する!
ことです。
なぜ、うわべに注意するといいのかな?
初見どおりなんて滅多にないから
なぜなら、初見(第一印象)どおりの人や物ごとなんて滅多にないからです。
人は、最初は良く思われたい思惑が働くので、実際よりもたいがい盛ります。
盛って、盛って、
盛りまくるのが基本や!
物事も、自分の偏見・固定概念・決めつけ・思いこみなどで実際よりもたいがい違うことが多いです。
色眼鏡をかけてみちゃうねん。
なので、うわべを素直に信じると、後で必ず幻滅するようになっているのです。
ふくネコ
勝手に期待して
勝手に盛り上がったばっかりに
ずい分と損した気分になるのは
当然やねん!
じゃあ、どうすればいいのかな?
すぐに群がらない
まず、どんなに魅力的な外見を備えていても、すぐに群がらないようにします。
まずは遠巻きにみるのが大切です。
それでもなお群がっている輩は、
- 結局、同じようにうわべだけの人
- 世間知らずな人
のどちらかであることに気づいておきます。
最初から、外見ではなく内面を見る
最初から一歩距離をおいて、その人や物事の内面をじっくり観察して、洞察します。
- 普段はどういう態度・振舞いなのか?
- 普段の言葉使いはどうか?
- 目標は、何を目指してるのか?
- 本意はどこにあるのか?
- 周囲にいる人はどのような人物か?
などを注意深くじっくりと観察します。
最初から、真実のために備えておく
目はふたつ備わっているのだから、ひとつは真実が自ずと明らかになるのを確かめるためにとっておこう。
そして、一番大切なことは、いずれ真実が明らかになったときにダメージを受けないように、激しく動揺しないように、
最初から「気持ちの余裕」を持つように備えておきます。
たとえば、
- 信じるフリをして、全面的に信じないようにする
- 期待するフリをして、万が一のことを考えておく
- 裏切られても、ダメージを受けないように備えておく
などです。
真実というものは、時間を経て後から絶妙なタイミングで明らかになるものです。
- 見かけ倒し
- 嘘つき
- 裏切り
などはすべて白日の下にさらされます。
なので、どんなに怪しい人・物事であっても、真実はいずれ浮かび上がってくるものだとして、
その日がいつ来てもダメージを受けないように、慌てないようにします。
箱を開けてみたら、
自分も同じ仲間になっていた!なんてビックリするやん!
とならないように、普段から注意しておくことのは大切です。
一つの目は、
うわべや内面を見るために
もう一つの目は、
真実を見るために置いとくねん。
そうすると、どうなるのかな?
洞察力が磨かれる
最初から、うわべにだまされないように注意し、人や物事の内面をよく観察するように心がけていると、
どんどん自分の洞察力(人や物事を鋭く観察する能力)がどんどん磨かれます。
洞察力が鋭くなると、
- 偏見や固定概念にとらわれずに観察できる
- あらゆる様子・動き・変化をチェックできる
- 一つの情報からいろいろな分析できる
などいろいろなことができるようになれます。
嘘を見破ったり、
鋭い突っ込みができるのが魅力的や!
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第4章 知性について」
「No.122 うわべにだまされない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 幻滅しないようにするには、最初からうわべにだまされないように注意することです。
- 初見どおりの人や物事は滅多にないからです。
- すぐに群がらないようにし、最初から内面を観察するようにします。
- また、真実が浮かび上がってきたときにダメージを受けないように最初から備えておきます。
- そうすると洞察力が磨かれます。
「自分が見たい事実」だけを信じてしまうと、現実に目の前に現れた事実が全く違うものだとすると、
ついつい動揺して、二つの目を背けたくなります。
見たない!みたない!
とくに盲信していたとなると失望が大きくなって、余計に目を背けたくなります。
そやからです。こんな時のために
- 嫌なものを見る「勇気と度胸」
- 嫌なものを見る専用の「第三の目(心の目)」
を用意しておく必要があるやと思います。はい。
「自分が見たい現実」とは全く違う「事実」が、
目の前に「で~ん!」と現れたときに動揺して「事実」から目を背けてしまうのではなく、
逆に「事実」を隅から隅まで見すえてやる「度胸」と「第三の目」を持っておきたい。自分が学んだ歴史には、きっと真実と違うことが山ほどあるんやろうなぁ🐸 pic.twitter.com/UBKHg4p7ZV
— ふくカエル@猫さん好き好き (@Fuku_78) January 7, 2021
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。