憎しみを覚えたときに、思い出してほしいこと
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
憎たらしい奴!
こっそりと言いますが…
ウチ(訳:わたくし)には、ほんまに憎たらしい奴がいました(過去の話)。
めっちゃ信用してたのですが、もののみごとに出し抜かれたのです。
ふくカエル
屈辱を味わったウチは、そのうち相手に憎悪を抱くようになりました。
くっそ!くそ!くそったれが!忌々しい奴じゃ!
ってな感じやで。
この頃になると、憎悪を通り越して気持ち悪くなって吐いたものです。
とにかく、
毎日が非常に憂うつでした。
そやけどです!
あれから数年経った今から思うと、
その憂うつな日々が
実に無意味で無駄である
ことに気づきました。
ふくカエル
ふくネコ
ほんまに損した気分やねん。
そやからです!
もしもです。
今後、あなたが憎悪を抱くような人物に遭遇したら、次のことを思い出してほしいのです。
思い出してほしいこととは、これ!
これです!
憎しみを抑える
人を嫌って満足するような真似はやめよう。人は、よく調べもせずに軽率に判断を下しがちだ。それも人間らしさかもしれないが、理性で抑えようと努力する価値はある。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
憎しみを抑える努力をする
ことです。
ハッキリ言いたいのですが、憎しみを抑える努力はするだけの価値があるのです。
たしかに、憎しみを抱くことは簡単です。
でも、それで満足してしまうといろいろと不都合なことになります。
憎しみを抱くことに
逃げんといてほしいねん。
なぜ、憎しみを抑えたほうがいいのかな?
自分を狂わせるから
まず、憎しみは自分をとことん狂わせるからです。
いったん憎しみの感情を持つと、その感情は四六始終いつも自分の頭から離れなくなります。
そして、憎しみは自分の「精神」も「肉体」をどんどん浸食し、腐らせていくのです。
ふくネコ
自分の評価を落とすから
覚えておこう。偉大な人に共感することは成長につながるが、憎悪は自分の評価を落とすことになるということを。
次に、このような憎しみは自分の評価をも落とすからです。
憎しみの感情は、自分の内面の醜さを世間にさらけ出し、周囲の人たちの気分を圧倒的に害します。
こんな奴は、誰だって
いらんやろう?痛すぎるねん!評判が悪なるし、
誰も付き合おうと思うわへんよね。
自分の価値も下がるから
世間の評判だけでなく、憎しみという感情は、自分の人間としての価値をも下げることが多いからです。
憎しみの感情はその人の人格を蝕み(むしばみ)ます。
笑顔や優しい表情を奪い、表情は憎しみで満ちた苦々しいものになり、どんどん雰囲気がおぞましいものになります。
口からは、どれほど憎いかを表現するために
- ウジ虫
- 苦虫
- 毛虫
- げじげじ
という「悪口や憎悪の言葉」を吐き続けるのです。
どんどん人間としての価値が下がり、自尊心を自分でズタズタに傷つけていきます。
ふくカエル
じゃあ、どうすればいいのかな?
人を嫌って満足する真似をしない
まず、目の前に非常に不愉快な人が現れたときには、
その人を嫌って憎むことで満足する真似をしないことです。
憎しみを野放しにするのをやめます。
思い直す
次に、憎しみを持つことで満足することは、自分にとって非常にマイナスになることだと思い直します。
一時にせよ憎しみを抱いたことが、その後の自分の人生を大きく狂わせる可能性があります。
このことを自覚して、自分の憎しみをセーブします。
軽率に判断しない
また、憎しみを抱かないように、何でもかんでも軽率に判断しないことです。
その人物のことをよく調べもしないで安易に憎悪まで発展しないようにします。
ひょっとして、自分の方が
誤解しているかもしれない?
という余裕を持たせておくねん。
嫌悪感に過剰反応しない
なので、自分の嫌悪感に過剰反応しないことです。
嫌悪感に過剰に反応してしまうと、どんどん憎しみが生まれてくることを理解します。
ふくカエル
理性で抑えてみる
さらに、なるべく理性で抑えようと努力することです。
憎しみよりも共感してみる
自分よりも優れた人に対する憎しみには、
- 更なる憎しみを抱く
- どんどん嫉妬に燃える
よりも積極的に「相手の能力」に共感してみます。
自分よりも優れた面に嫉妬するよりも、自分にプラスになるようにポジティブ考えます。
ふくカエル
たとえば、相手に共感することで、いろいろと教わりどんどん吸収して、
今に追いついてやる!
ぐらいの勢いで相手に臨みます。
嫉妬や憎悪を抱けば、自分の成長を止めます(むしろ後退するかもしれないです)。
でも、共感すれば、確実に自分の成長につながります。
相手の優れたところを近くで見て、知識や技を盗むぐらいの気持ちを持った方が、
精神的に健全だし、自分を腐らせずにすみます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第5章 自分自身について」
「No.147 憎しみを抑える」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 憎しみを覚えたときに思い出してほしいことは、憎しむことで満足するのではなく、憎しみを抑える努力をすることです。
- 憎しみを野放しにすると、自分を狂わせ、自分の評価を落とします。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。