精神をイキイキとした状態に保つ知恵とは?
こんにちは!ふくカエルです。
「第7章 成功について」
「No.217 いつも何かに思いこがれる」
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
前回のお話
【その他の知恵について】
達成したときに待ち受けていること
自分の目標など、何かを達成したときの達成感や満足感はとてつもなく大きいです。
ふくカエル
なのですが…
何かを達成したときに「とんでもないもの」が待ち受けているのです!
それは、
ガッカリ感です。
やるべきことがなくなってしまって、やる気を失うのです。
なんか気が抜けてしまって、
何もしたくないねん。
という状態になります。
また、
なんや身体中が重たいねん。何もしたくないねん。
ダラダラしてまうねん。
など、非常に重たい喪失感や虚脱感などを感じ、全ての事に対してやる気を失ってしまうのです。
これは、
それまで一心不乱に努力していた状態が一変して、
何もしない状態になったことで、
むなしさが反動として帰って来たからだと思います。
いわゆる燃え尽き症候群です。
燃え尽きてん。ほんまやねん。
- 志望校に合格したとき
- 無事希望した会社に就職できたとき
- コンクールにやっと優勝したとき
- 難関な資格試験にやっと合格したとき
など、何かに一生懸命に努力して、無事に達成したときに、
人がよくハマる落とし穴です。
ふくカエル
でも、安心してほしいねん!
でも、安心してください!
こんなときでも
イキイキできる
知恵があるのです!
達成する前のイキイキとした精神状態に戻れる知恵があります!
イキイキとした状態になる方法とは、これ!
これです!
いつも何かに思いこがれる
バルタザール・グラシアン「幸福論」より引用
いつも、何かに
思い焦がれるようにする!
ことです。
いつも思い焦がれる(おもいこがれる)ことを忘れずに心がけていると、
かつて目標に向かって全力投球していた頃の「イキイキとした精神状態」になれます。
ふくカエル
なぜ、思い焦がれるとイキイキできるのかな?
夢や希望を持ち続けられるから
まず、夢や希望を持ち続けられるからです。
思い焦がれる状態が、何かに心を奪われて気持ちがいっぱいになっている状態です。
当然そこには、夢や希望を捨てずにいる自分がいるはずです。
夢や希望さえ持ち続けていれば、人は精神をイキイキと保つことができます。
ふくカエル
目標を持ちつづけられる
次に、目標を持ち続けられるからです。
何かに思い焦がれて夢や希望を持ち続けられれば、たとえ、目標を達成したとしても、次の新たな目標を設定することができるからです。
ふくネコ
情熱や好奇心を引き出すことができるから
精神を生き生きと保つには、情熱と好奇心が必要なのだ。
また、何かに思い焦がれていれば、
自分の中から新たな情熱や好奇心をどんどん引き出すことができるからです。
この情熱や好奇心が自分を動かす原動力になってくれます。
また、頑張って
手に入れたい!と思えるようになるねん。
情熱や好奇心が湧いてくると、精神的なエネルギー(力)もみなぎって、本当にイキイキしてきます。
喪失感や虚脱感が吹っ飛ぶから
さらに、情熱や好奇心がどんどん湧いてくると、
- 目的意識を失ってしまった喪失感
- 目標達成に全力をふり絞ってきた反動で感じる虚脱感
- 何もしないことで感じる倦怠感
等がどこかへ吹っ飛んでいくからです。
感じたとしてもそれは一瞬で、次の目標を見つけた時点ですぐに跳ね返すことができます。
不安がなくなるから
そして、なによりも心配や不安がなくなるからです。
喪失感や虚脱感、倦怠感などが吹っ飛ぶと、うじうじ悩んでいた心配や不安も同時に吹っ飛ぶからです。
心配や不安がなくなれば、どんどん精神がイキイキとしてきます。
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
心強く惹かれるものを持つ
まず、自分が心の底から強く惹かれるものを持つことです。
夢や希望、そして欲望などです。と常に思うことです。
自分の中から夢や希望、欲望が枯渇しないようにしていれば、ガッカリ感を感じることなく、自分の精神をイキイキと保つことができます。
達成後のビジョンを持っておく
次に大事なのは、今の目標を達成した後のビジョンを持っておくことです。
達成後の自分はどうするのか?
どこに向かうのか?
などを具体的に考えておくと、
達成時に感じる目標の喪失感などで、自分の精神が萎む(しぼむ)ことを避けられます。
ふくカエル
ふくネコ
たとえば、
- 学校に合格したら、次はそれを足掛かりして留学する
というように「自分の進むべき次のステップ」を具体的に考えておきます。
あらかじめビジョンがあると、さっさと次にやるべき目標が出てくるので、
達成後の虚脱感や喪失感、倦怠感などを味わう暇がなくなるのがいいです!
人は夢や希望、欲望を失ったときから、不安や心配に毒されます。
なので、精神をイキイキと保つために、
ここはほんとうに重要なポイントになります。
情熱や好奇心を引き出す
心強く惹かれるものを持ったら、さらに情熱や好奇心を自分の中から引き出します。
ふくカエル
ほんで、
激しく燃えてやります!このままでは終わらさへんぞ!
ここからが新しいスタートじゃ!
と興奮するのがお勧めです。
満足しすぎない
満足しすぎることは不運だ。望むことが何もないと、今度はあらゆることが心配の種になるからだ。
また、ちょっと意外なことなのですが、満足しすぎないことも重要です。
人は、満足しすぎると、
- 情熱や好奇心を失う
- 心配や不安が増える
ことが普通にあるからです。
これは、食べ過ぎて満腹状態になったときのことを考えると理解できます。
あ~!満足や!と思うと体が動かなくなります。
動けなくなると無防備になるのです!
なので、いつも空腹状態でいる!
なので、いつも空腹状態でいるようにします。
次に何をたべようか?
おにぎりを食べたいなあ(欲望)
というぐらいが調度いいのです。
次にしたいこと(食欲)があると、夢や希望(満腹になりたい!)を捨てずにいられます。
ふくカエル
ふくネコ
自己効力感(セルフ・エフィカシー)を利用してみる
最後に、自己効力感を利用してみます。
自己効力感って言葉があります。
これは、小さい成功体験をいっぱい集めることで期待や自信を持ち、もっともっと努力する意欲を引き出すことです。
この効力感を利用して、自分の精神をイキイキと保つようにします。
この自己効力感を引き出すには、4つのポイントがあります。
ちなみに、
各ポイントのキーワードは
「やればできる!」です。
1、生の成功体験を大切にする
まず、過去に成功した体験を思い出して、「自分はやればできる!」という感覚を自分の中で育てます。
ふくカエル
ふくカエル
ふくカエル
2、成功している人をみる
次に、身近にいる「成功してうまくいっている人」をよく観察します。
ああすれば、うまくいけるのか!
という自分でも真似できそうな点をいくつも見つけます。
そして「あの人もできているから、わたしもできる!」という感覚を育てます。
大丈夫や!ウチもできる!
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
3、人から言ってもらう
また、人から「やればできる!」と言葉を言ってもらうようにします。
自分で自分に対して言うのも効果がありますが、人から言ってもらうほうがより効果があります。
言ってくれる人が近くにいない場合は、これです!
「鏡の中の自分」向かって言う!
という必殺技です!
- ほめられたり、励まされたり、
- 丁寧に成功プロセスを教えてもらう
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
4、自分の生理的状態を意識する。
そして、自分の生理的な状態を意識します。
「やればできる!」と前向きな自分の状態を知っておくと、現時点の自分の状態を客観的に理解することができます。
たとえば、
- 心拍数
- 血圧
- 平常心
などを常日頃から意識しておきます。
ふくカエル
ふくネコ
60から100が正常だから。今は平常心だからOK!と思います。
そうすると、どうなるのかな?
モチベーション維持することができる
いつも何かに思い焦がれるようにしていると、自分のモチベーションを維持することができます。
状況が改善する
次に、喪失感や虚無感、倦怠感などの劣悪な状況がどんどん改善します。
思い焦がれることで自分の夢や希望、欲望を刺激し、情熱や好奇心を自分の中から引き出すことができるからです。
後ろ向きな思考パターンも、前向きなものに変化していきます。
不安がなくなる
そして、状況が改善するにしたがって、徐々に心配や不安がなくなってきます。
これらの心配や不安は、目標を失って何も考えることがなくなったせいで量産されたものです。
このような愚かな心配や不安から解放されます。
たとえば、
せっかく達成したものを失わないか?
などで不安になって、何も手につかない状態になることです。
このような心配や不安をすればするほど、元気がなくなるようなくだらないことから解放されます。
こんなことに悩んで後ろ向きになるよりも、
がんがん前に突き進んで、たとえ達成したものを失っても、大丈夫なくらいに自分を進化させるほうが賢いと思います。
自分が進化すると、
形あるものは、
いつかは壊れるんです。
それが歴史やから!と思えるようになるねん。
悟りを得られるねん。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第7章 成功について」
「No.217 いつも何かに思いこがれる」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 成功するためには、いつも何かに憧れをもつことです。
- 成功後の虚脱感に襲われずにすみます。
- また、満足しすぎることがないので守りの姿勢をとることがなくなり、心配にあけるくれることがなくなります。
- 憧れを持つと精神をいききと保てるからです。心配を増殖せずにすむからです。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。