人生の選択を迫られた時に、必要なものとは?
こんにちは!ふくカエルです。
「第4章 知性について」
「No.113 判断力を磨く」
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
選択を迫られる時がある!
人生には選択しなくちゃいけないときが出てきます。
仕事、結婚、離婚、子育て、就活、就職、転職、移住と、なにかといろいろあるのです。
その上に、たいがいの人生の選択は「待ったなし」でやって来ることが多いです。
出来るだけ正解を選びたい!
なのですが、出来るだけ正解を選びたいものです。
そんなときに必要なものとは、これ!
これです!
判断力を磨く
正しい判断力と見きわめる力が絶対に必要だ。
バルタザール・グラシアン「幸福論」より引用
正しい判断力と見極める能力を磨くこと!
です。
なぜ、判断力等を磨かないとダメなのかな?
知識や知性では不十分だから
そういうときは知識や知性だけでは不十分。正しい判断力と見きわめる力が絶対に必要だ。
まず、人生の選択を迫られた時には、知識や知性では不十分だからです。
たしかに、普通に「ただ選ぶとき」に必要な能力は、「知識や知性」だけで十分なのですが、
人生の選択のときには、どんなことでも、自分の人生に大きな影響を与えることになるので、
できるだけミスチョイスしないように、より正しく選択できる能力が必要になってくるからです。
分かれ道の選択は難しいから
それほど人生の選択は難しいからです。
どんなに経験豊富で良し悪しの判断が鋭い人でも、人生の分かれ道で選択を誤って失敗するのです。
選ぶこと、正しい選択をすることは違うから
また、
- ただ選ぶこと
- より正しいものを選ぶこと
は全然違うからです。
どんなに好きな選択肢でも不正解なら話にならないです。
現時点の自分にとって何が一番正解に近いのかを見極めるには、
- 正しい判断力
- ちゃんと見極める能力
が必要なのです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
知性や知識を磨く
自分の「知性」のコアな部分(核心部分)になる「理性や感情」を磨くことも重要です。
また、判断する際に必要なものである「知識」を取り入れることも重要です。
その上で、さらに磨く
その上で、
- 正しい判断力
- 見極める能力
を身につけて磨くようにします。
具体的に、どう磨くのかな?
判断力や見極める能力を磨くには、ものごとを冷静に観察して、正しい評価や対応をしなければならないです。
そこで、次のような項目を心がけるようにします。
情報を鵜呑みしない
まず、正しい判断力と見極める能力を磨くには、情報を鵜呑み(うのみ)しないことです。
- 耳から入ってくる情報
- SNSなど目から入ってくる情報
どれも、実際に自分が実体験して確かめた情報ではないことに注意します。
このような情報にはいろいろな先入観や固定概念が入り混じって、ねじ曲げられていることに気づきます。
情報の中には
- いいもの
- 悪いもの
があることを念頭に入れて、ダマされないようにします。
第一印象にだまされない
耳から入って来る情報の中でもっとも注意しなければならないのは、第一印象です。
最初に聞いた話に信頼を寄せないようにします。
最初に聞いた話だからとて、それが真実だとは限らないからです。
そんなん、
真実やと誰がわかるん?
まったくの思いこみやねんで。というスタンスにします。
具体的には、第一印象に振り回されないようにするために、
- 第二印象
- 第三印象
を受け入れる余裕を最初から持つように心がけます。
このような余裕は判断力や見極める能力を偏見がないものにしていきます。
常に自分の内面をチェックしておく
また、常に自分の内面をチェックしておきます。
自分を知ることで自分を修正し、判断力や見極める能力にブレがないように調整していきます。
鏡に映る容姿よりも、内面にある自分の
- 欠点
- 短所
を重視して、判断力や見極める能力に歪みがないようにしていきます。
すぐに感化されて流されない
すぐに感化されて流されないようにします。
判断力や見極める能力の精度を高めるには、落ち着くことが第一だからです。
自分の
- 一時の気まぐれ
- 衝動的な気持ち
などの感情にいちいち反応しないようにします。
これらの感情が、もっとも判断力や見極める能力の精度を下げるものであることを自覚しておきます。
知性と良識は別物だと理解すること
判断力や見極める能力で一番必要なのは良識であり、知性や知識と良識は別物であることを理解します。
良識とは、両極にある意見を知り、現時点の状況に最適な意見を選ぶことです。
いくら知性が高くても、良識が低ければ判断力や見極める能力を見誤ることが沢山あるのです。
どんなときでも思慮分別だけは欠かさないようにする
どんな状況になっても、思慮分別だけ欠かさないようにします。
用心深く考えることは、正しい判断力と見極める能力を下から支えてくれるからです。
いい加減に見切り発車をして、後から慌てることがないようにします。
何事も十分に検討する
思慮分別を欠かさないようにするとは、具体的には何事も十分に検討するようにします。
一度判断して見極めたことでも再度振り返って
- 間違いがないか
- 不満を感じるところがないか
- 気になるところがないか
などをあらゆる角度から再チェックします。
- たとえ初めに判断や見極めたことであっても、時と場合を再検討し田上で変更する
- 改めて最初の判断や見極めたことを固めていく
など柔軟に変えることもありだと考えます。
どうしても厄介なのが「気になるところがある場合」です。
なんとなく気にある(予感がする)けど、理由が分からないときです。
ウチ(訳:わたくし)は、そんなときは、
- 好きか
- 嫌いか
の基準で判断しています。
迷ってしまって決めれないときの最後の手段です。
「好きなこと」「嫌いなこと」で線引きすると、意外にスッキリと判断できたり、見極められます。
- 好きなこと
- 嫌いなこと
に振り分けます。
- 好きなこと
- 嫌いなこと
それぞれの数を集計します。
ここでのポイントは、どちらにも振り分けられないものが出てきたら、全て「嫌いなこと」に分類することです。
人は、自分に余裕があるときほど問題を先送りしがちです。
- 何とかなるさ
- 問題が出たときに改めて検討したらいいんだ
と考えます。
でも、実際に問題に直面したときはすでに遅しになっていることが多いのです。
問題に直面したときは、今ほど余裕がないことがほとんどです。
というよりも、むしろ余裕がないから問題になるのだと思います。
ふくカエル
ふくネコ
このように、いざとなれば慌てて対処できないことを予想して、
あらかじめ「どちらでもない」ものを「嫌いなこと」に分類しておきます。
実は、ウチはここで高をくくって(あなどって)「どうにかなるやろう!」なんて見切り発車したもんで、
散々な目にあってしまいました。
大変苦い思いをしました。
だから、何事も十分に検討することも大事やと思います。
自信や勇気をもつ
そして、自信や勇気を持つことです。
- 新しく判断したことや見極めたことに自信や勇気を持ちます。
- あるいは過去に判断したこと見極めたことを断ち切る自信や勇気を持ちます。
- これまでの軌道を大胆に修正できる自信や勇気を持ちます。
さらに、注意することがある!
排除しないこと
ただしです。
注意した方がいいことがあります。
それは、
- 自分が正しいと判断しなかったこと
- 正しいと見極めなかったこと
など、自分が受け入れることができなかったことを今後一切まるっと排除しないことです。
排除することは行き過ぎだからです。
状況は日々変化していきます。
ある時機、あるポイントでは最悪なことであっても変化することがあるからです。
最悪な選択肢が、後々最適で最高な選択肢になることが普通にあります。
今現在の自分には、ぴったりとしなかっただけで、
未来の自分にとっては、ぴったりとする選択肢になるかもしれないからです。
学生のときには見向きもしなかった分野が、社会人になって「興味のわく分野」になることって普通にあります。
たとえば、本ばかり読むことに夢中になっているときは、アウトドアの素晴らしさに気づかないことがあります。
興味ないからと言って、アウトドアの選択肢を一切排除するのはもったいないです。
いずれ時機がきて、アウトドアの素晴らしさを知る可能性もなきしもあらずです。
そんな可能性にためにアウトドアの選択肢もとっておくのです。
ふくカエル
ふくネコ
保留にしておくのがいいのです。
周囲に強制しないこと
また、自分の判断や見極めを周囲に押し付けないことです。
自分の判断した基準や見極めた評価は自分に対して最適であるだけで、他人にそのまま当てはまるとは限らないからです。
人それぞれ、
- 才能
- 能力
- 知識
- 知性
- 感性
など個性が全く違うからです。
自分の価値基準を周囲に強制するのは野蛮です。
ぼくはこうしたから
お前さんも、こうしろよ!というのはご法度なのです。
僕はこうしたけど
参考になるといいなあ
という程度にとどめておくのがOKだと思います。
そう思うねんで。
そうすると、どうなるのかな?
人生の分かれ道で動揺しない
判断力と見極める能力を普段から磨いておくと、突然やって来る人生の分かれ道で動揺しなくなります。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第4章 知性について」
「No.113 判断力を磨く」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 人生の選択のときには、知識や知性だけでは不十分です。
- 別に、正しい判断力が見極める力が必要になります。
- ただ選ぶことと、より正しい選択をすることとは別の能力だからです。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。