貸しはとっておくのが一番やで!
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
いきなりですが、質問です。
いきなりですが、ここで質問です。
ふくカエル
たとえば、あなたが誰かの手助けをして、相手から非常に感謝されたとします。
そこでです。あなたのおかげで窮地を脱したした相手が、お礼がしたいと申し出てきました。
ほんまにありがとおうな!
感謝してるで!ほんでな、お礼がしたいねん!
さて、あなたなら次のうちどうしますか?
- もらう
- 断る
- とっておく
ちなみに、ウチ(訳:わたくし)は2の「断る」でございます。
お断りする際のセリフも決めてます。
ふくネコ
ってな感じです。
このセリフでどれだけの「まんじゅう」「くっきー」「おせんべい」が闇に葬られたか・・・
そやけど、一番いいのは、これ!
これです!
貸しはとっておく
友人に貸しがあるなら、つまらないことで返してもらわないこと。せっかくの宝をどぶに捨てるようなものだ。この頼みの綱は緊急時のためにとっておこう。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
貸しはとっておく
つまり、3の「とっておく」になります。
お礼はつまらないことで返してもらわないほうがいいのです。
断わるのも調子が悪いことになります。
なぜ、貸しはとっておくといいのかな?
宝物になるから
まず、このような貸しは、後々とても大切な宝物になるからです。
緊急時の頼みの綱になるから
具体的には、自分が窮地に陥ったときにもっとも信頼できる人なってくれるからです。
人生の大ピンチに直面したときに助けてくれる人脈になります。
じゃあ、どうすれば、貸しは「宝物」になるのかな?
貸しの育て方 その1
まず、「好意」という宝物を育てます。
まず、相手が「お礼」を申し出たときは、
ふくカエル
と笑顔でやんわり断りましょう。
そうすると、相手は、十中八九、
「なんて、いい人なんでしょう!」「素敵な人だ!」となります。
相手が「どうしても!」と言っても、「まあ、まあ」と返事をしておくのです。
相手の「お礼」の気持ちを大切にします。
「お礼」の気持ちが、「好意の種」になります。
自分に余裕のあるときは、いろいろな人の役になっておくのがいいです。
「お礼」の気持ちを、せっせと集めましょう。
「お礼」の気持ちが集まって、「好意の種」がいっぱいできたら、
「好意の種」を収穫しましょう。
「好意の種」をいっぱい収穫できたら、種をまいてみましょう。
種が早く芽吹くように、水と肥料を欠かさず、こまめにやりましょう。
水と肥料とは、「マメに連絡する」ことです。
発芽したら、
ひとまず、DONE!その1は完了です!
「好意」という宝物が育っています。
貸しの育て方 その2
次に、「好意」から「人徳」という宝物を育ててみます。
「人徳」とは、自分が持って生まれた気質に、社会性や道徳性などが加わったものを言います。
「人徳」は、すぐには手に入るものではないです。
育てるにもすごく時間がかかります。
「好意」が芽吹いたら、自分の力で「人徳」も同時に育てましょう。
「好意」が育ってくると、相乗効果で「人徳」もすくすく育ち始めます。
コツは、直ぐに育たなくても、焦らない、不安にならないことです。
ここで、じっくりと育てて、花開いた人は、いっぱいいます。
王道ですが、大事なことです。
自分の魅力や個性が何なのかを自覚して、磨きます。
人から好かれたり、慕われたりすることはどんなことかを研究してみます。
会話の仕方を学びます。
相手に敵対心を抱かせない「愛想を良くする術」を身につけます。
モノゴトの良し悪しをちゃんと判断できるようにしておきます。
特に、必要以上に人を「不愉快にさせない術」を身につけるようにします。
「人徳」の芽が出てきたら、ひとまず、DONE!その2は完了です!
「人徳」という宝物が、育ちつつあります。
貸しの育て方 その3
さらに、「人徳」から「人望と人脈」という宝物を育ててみます。
「人徳」の芽を育てて、「人望」という花のつぼみを育ててみます。
「人徳」を磨くと、人から期待されたり、希望されたりして、
「人望」という花のつぼみが、いっぱいできます。
「人望」の花のつぼみをたくさんつけるように育てます。
「人望」の花が開くことを期待して、人が集まってきます。
ふくカエル
ふくネコ
もっと、人が集まってくるように、「人望」のつぼみをいっぱい作りましょう。
人が集まてくることに感謝して、ひとりひとりと仲良くなりましょう。
ただの人の集まりが次第に、顔見知りになり、仲良し同志になります。
「人脈」を太くしていきます。
「人脈」は「人徳」の花を長持ちさせる「栄養」を運んできてくれます。
太くするには、ひとりひとりの交流を大切にすることです。
そうすると、人から人へと世界がますます広がって、いろいろな人との出会えることになります。
「人脈」がさらに広がっていきます。
コツは、ここでも、不安にならないことです。
焦らないことです。焦りは禁物!
焦ると自分の目を曇らせます。
焦らなければ、自分の見る目は澄んでいる状態を維持できます。
絶好のチャンスを見きわめて、見逃がすことがなくなります。
そうらしいです。ふふふ。ふくカエルは、まだまだなので、ここは各諸先輩からの伝聞です。
「人徳」の花が開いて「人脈」からの栄養がふんだんに届いていればOKです。
ひとまず、DONE!その3は完了です!
お疲れ様です。
貸しの育て方 その4
最後に、「好意」から「恩返し」という宝物を育ててみます。
「好意」の花が咲き誇って散った後には、いつの間にか「恩」という果実が、いっぱいなっています。
この果実は、収穫せずに、大切にとっておきます。
この果実は、大切にしていれば、めったなことでは腐りません。
この果実を磨いて、大切にして、「恩返し」という宝物や命綱にします。
果実が輝き出したら、「恩返し」の宝物になっています。
ひとまず、DONE その4は完了です!
自分が、人生の窮地に立たされたときに、困ったときに、この果実にパワーとフォローを頼みましょう。
果実の甘い芳醇な香りで勇気づけてくれます。
この「恩返し」こそが、
「頼みの綱」になるのです。
勢力ある人が味方についてくれることは、幸運を持っているよりもずっと頼もしいことなのだ。
あからさまに貸しをつくったと思われると、相手から少し距離を取られることがありました。
でも見返りを求めずに、
手伝いたいからやってるとか
面白いから一緒にやってるとかそういう風に人間関係を進めて行く事で、自分が本当に困った時に手を差し伸べてくれる人が増えた。
奥深いなあ。
— にっしー(ツキノワグマ)@QOL向上部 (@nippiiiiiii) 2018年8月2日
知恵のある人は貸しをとっておいても恩着せがましくならないのですよね。そのバランスを手に入れたいです🙃
— ジュン@大人女子の呑んで食べて笑う美活部長 (@junblog2018) 2018年8月3日
たかが「貸し」ですが、されど「貸し」なのです。
ドブに捨てるのも、花を咲かせるのも、自分次第なのです。
そうすると、どうなるのかな?
恩返ししてもらえる
「貸し」を大事に育てると、いざというときに恩返しをしてもらえます。
ありがたい友人が味方についてくれる
次に、ありがたい友人が味方についてくれます。
十分に実力ある人が「任せない!」と気持ちよく人肌脱いでくれることほど、ありがいことはないです。
同じ本をおちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第1章 人とのかかわりあいについて」
「No.39 貸しはとっておく」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 友人に貸しがあるなら、つまらないことで返してもらわないことです。
- ずっと大切に置いておくのがいいのです。
- 「貸し」を「好意」に変えましょう。
- さらに、「好意」を「恩」に育て上げましょう。
- 一生に関わる重要な局面で、勢力ある人から、「恩返し」をしてもらえることは、幸運を持っているよりも頼もしいことです。
【お知らせ】
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」に出てくる言葉の厳選を試みてみました!
ご興味のある方は、こちらへどうぞ!
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。