貸しを作るときのコツは、これ!
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
貸しを作る
人との関わると、良きにつけ悪しきにつけ出てくるのが貸し借りです。
金銭や物品から利益や恩義までさまざまな貸し借りの形態があります。
総じて言えることは、
借りをたくさん作ると後から大変だが、
貸しはたくさん作ったとしても困らない。
ということです。
同じ貸しを作るのなら、これからの駆け引きに役立つ方がいいです。
そこでです!
ここに貸しを作るときのコツ(知恵)があります。
いかがでしょうか?どうでっしゃろうか?
貸しを作るときのコツはこれだよ!
これです!
貸しをつくる
すぐれた策略家ならばよくわかっていることだが、先に願いごとをきくことが、その相手に恩義を売ることになる。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
相手の願い事を優先する
ことです。
なぜ、優先するといいのかな?
恩義を売ることになるから
相手の願いを優先することで、恩義を売ることなるからです。
困っているときに優先される状況は、誰にとっても非常にありがたいものです。
ちなみに、
恩とは、人から受ける情けや恵みのことです。
恩義とは、あとで報いるべき義理(道理)ある恩のことです。
恩義を売るとは、のちのち相手から感謝されることで、自分の立場が有利に展開するように、あらかじめ相手をサポートすることです。
警戒心や猜疑心を解くから
また、相手の願いを優先することで、面倒くさい警戒心や猜疑心をあらかた解くことができるからです。
願いを優先された振舞いや行動が、相手の警戒心や猜疑心を帳消しにするのです。
ふくカエル
じゃあ、どうすればいいのかな?
喜んで親切にする
自分と相手の願いが競合したときは、迷わず相手の願いを喜んで優先します。
そして親切にすることです。
これも、非常に大事な知恵やねん。
自分の実力を惜しみなく発揮するようにします。
そやからです、公衆トイレでは、
お腹が痛くて我慢できなくて困っている人を優先してね。
すぐに見返りを求めない
すぐに見返りをもと求めるなどゲスなことをしないようにします。
見返りをすぐに求めるのは
本当にゲスいことなんやで。
最初から「見返りはないもの」と考えておくと表情や態度に出ないです。
ふくカエル
ふくネコ
ただし、貸しを作るときに注意すること
だたしです。
このような貸しを作るときに注意することがあります。
信用できる人だけにしておく
使うのは信用のおける人だけに留めておくこと。
貸しを作る人は、自分が信用できる人だけにしておきます。
中には、自分の願いを優先されることを「ありがた迷惑だ!」と感じる人がいるからです。
なんで余計なことするねん!これで貸しが増えたとか思われたら
めっさ、困るねんけど!
と他人の親切な気持ちをないがしろにします。
このような自分勝手な人は、最初からさけるのが賢いです。
そうすると、どうなるのかな?
間違いなく、感謝されるから
まず、相手の願いを優先することで、間違いなく感謝されるからです。
真価が伝わる
次に、相手の願いを優先する態度や行為が、自分の真価(人間としての価値)を物語ってくれるからです。
自分も困っているのに
こっちを優先してくれて
ほんまにエエ人やんか!
言わんでも人柄の良さが伝わってくるで!
となるのです。
駆け引きが円滑になる
そして、相手の願いを優先することで、これからの駆け引きが円滑なものになります。
恩着せがましくない態度や行動に相手が好意を抱くからです。
なんやこの人スマートな人やあな!
好きになったで!
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第2章 駆け引きについて」
「No.56 貸しをつくる」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 貸しを作るときのコツは、相手の願いを優先することです。
- 相手の願いを優先することで恩義を売ることなり、相手の警戒心や猜疑心を解くことにつながります。
- 喜んで親切にして、すぐに見返りを求めないことです。
- そうすれば、間違いなく感謝され、自分の真価が相手に伝わり、今後の駆け引きが円滑になります。
恩の貸し借りは、お金の貸し借りのように考えることもできます。
気前のいい「恩の貸し」には、人情という高い利息が沢山つきます。
ケチくさい「恩の貸し」には、薄情という低い利息がつくのです。
へへへ。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。