駆け引きで重要なのは、傷を見せないこと!
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
人生は、傷だらけ
誰でも、生きていれば心も身体も傷を負います。生きているといろいろな困難に遭遇するからです。
- 災害
- 事故
- 失敗
- 離別
ざっと考えてみても、これだけの困難にぶち当たってそのたびに深く傷つきます。
そやけどです。
どんなに傷づいても、
駆け引きの場では、絶対にその傷口を
他人に見せたらアカンのです!
なぜ、他人に見せてるとダメなのかな?
傷口を広げるだけだから
傷を見せない
自分の痛みを人に訴えないこと。傷を知られたら、さらに傷口を広げることになるだけだ。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
他人に傷口を見せたら、余計に傷口が広がるだけだからです。
なぜなら、
- 見世物になる
- もの笑いの種になる
- 弱点を見せることになる
- 執拗な攻撃を受けることになる
からです。
1.見世物になるから
まず、他人に自分の傷口を見せてしまうと、見世物になるからです。
人は、他人の傷口を見たがります。興味が湧くし、好奇心をそそるからです。
ねえねえ!その傷ってどれほど痛いの?
だの、
どのようにしたら、
そんな傷口になるん?
ちょっと再現してみて?
と、世の中には信じられないほどのぶしつけな態度や言葉で、どんどん傷口をえぐってくる輩もいるのです。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
2.もの笑いの種になるから
次に、他人に傷口をみせてしまうと、もの笑いの種になるからです。
ぶしつけな態度や言葉に怒りを露わにすると余計にバカにされて笑われるのです。
自分で傷口を見せといて、
今度は「見るな!」と怒るって
どないやねん?ウケるわ。
となります。
3.敵に弱点を見せることになるから
それに、他人に傷口をみせることは、自分の弱点を見せることになるからです。
とくに敵に弱みを握られると、次からカードとして利用されてしまいます。
4.執拗な攻撃を受けることになるから
さらに、敵などに弱点を握られると、執拗な攻撃を受けることになるからです。
傷口ばかりをピーポイントで何度も執拗に攻撃されると、相当なダメージを受けることになります。
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
感情を明かさないこと
感情を明かさず、どんな痛みも口外しないこと。運命でさえ、傷つきやすい人には逆風となりうる。
まず、自分の感情を明かさないことです。
たとえどんなに痛くても「痛い」「苦しい」「悲しい」といった感情を表に出さないようにします。
どんなにヒリヒリしてても
が・ま・ん・や!
ふくカエル
とくにダメージを受けやすい人は、たまたま偶然に他人の目に留まっただけでも大きなダメージになるので、くれぐれも注意します。
ふくネコ
元気になる秘訣も明かさない
次に、元気になる秘訣も明かさないようにします。
なぜなら、自分の傷口が癒えるまで誰からも邪魔されないようにすることが大切だからです。
大事な栄養ドリンクは
内緒にしとくねん。
ふくカエル
ふくネコ
そうすると、どうなるのかな?
駆け引きで苦悩しない
自分の傷口を見せないようにすると、人との駆け引きで苦悩することがなくなります。
- 好奇の目にさらされる
- 弱点を握られる
- 執拗な攻撃を受ける
- 痛みが治るのを邪魔される
といったことがらから解放されるからです。
傷が膿むことなく、早く治すことができる
それに、人との駆け引きで苦悩することが軽減できると、傷口が膿むことなく早く治すことができます。
自分の傷口を治すことだけに専念できるからです。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第2章 駆け引きについて」
「No.65 傷を見せない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 人との駆け引きで重要なのは、傷を見せないことです。痛みを話さないことです。
- 傷を見せるともの笑いの種になったり、弱みを握られたり、執拗な攻撃を受けることになります。
- どんなに痛くても我慢して、傷口を見せずに治すことに集中するほうがいいです。
- そうすれば、駆け引きで苦しみ、さらに傷口をひろげて膿むようなことを避けられます。
世の中には、他人の惨事を見たがる人のカタチをした馬がいます。
世間では「野次馬」と呼ばれています。
結構どこにでもいますが、実に恐ろしい馬です。
この「野次馬」は、「本物の馬」のように人を癒してくれるような優しい動物ではないです。
他人の惨事を見て大喜びをし、あちこち言い振り回す「とんでもない馬」なのです。
こんな馬に寄ってたかられないように注意することが、大切やと思います。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。