【知性】極端にやり過ぎることはやめる
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
やり過ぎること
世の中には「ちょっとそれやり過ぎなんじゃない?」と思うことがあります。
たとえば、
「〇〇はダメだから、一切食べない!」
「〇〇は身体に悪いから、近寄らない」
「〇〇の考え方をする人には、一切つき合わない」
とかです。
かく言うウチ(訳:わたくし)もそうでした。
一時、糖質制限に凝ってしまって、あらゆる糖質を避けていたことがあります。
でもです!
極端にやり過ぎることは
避けたほうがいいのです!
極端をさける
良いことでも悪いことでも、極端なのはよくない。正も過ぎれば邪となる。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
避けた方がええねんで!
なぜ、極端を避けたほうがいいのかな?
過ぎたるは及ばざるがごとしだから
正も過ぎれば邪となる。過ぎたるは及ばざるがごとし。
どんなに「正しいこと」であっても、やりすぎると有害なものになってしまうからです。
たとえば、健康ために習慣に取り入れた運動です。
やりすぎると体を壊すことがあります。
やりすぎて、
全身筋肉痛になってしもうた!
あるいは、自分の信念を貫くために、具合の悪い日でも運動してしまえばさらに悪化することもあるのです。
「毎日やる!」一度決めたことやから
やるねん!
これじゃ本末転倒です。
妥協できなくなるから
このように、極端にやり過ぎると妥協できなくなるからです。
視野が狭くなり状況の変化に応じた柔軟な対応ができなくなります。
ふくカエル
はたから見ると異常だから
それにです。
極端にやり過ぎる行動は、周囲から見るとかなり異常に見えるからです。
あの人、やり過ぎなんじゃない?
誰か、やめさせて!!と周囲は恐怖を感じるねん。
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
正しいことであってもやり過ぎない
まずは、たとえそれがどんなに
- 正しいこと
- 良いこと
であっても極端にやり過ぎないいようにします。
気力を使い果たさない
また、極端にやり過ぎて、自分の気力を使い果たさないようにします。
ふくネコ
余力を残すようにする
極端にやり過ぎることをセーブして余力を残します。
とくに自分のやっていることを
- 冷静に観察して自覚できる余力
- 善悪をちゃんと理解して判断できる余力
などは残しておきます。
ふくカエル
有益なうちにやめる
バケツに血が混ざるまで牛の乳を搾ってしまってはいけないのだ。
そして、自分が今とっている行動が有益なうちにやめることです。
これ以上やり過ぎると有害になる手前でやめるようにします。
自分の行動が
- 有益になる
- 有害になる
かどうかの瀬戸際を見極めて、
抜群のタイミングで止めることはとても大切なのです。はい。
ふくカエル
ふくネコ
そうすると、どうなるのかな?
自制心を鍛えることができる
極端にやり過ぎている状態を自覚し、自分の行動をセーブすることで、自制心を鍛えることができます。
自分の行動をコントロールできる
自制心が鍛えられると、どんどん自分の行動をコントロールすることができます。
支障が抑えられる
行動をコントロールするコツがつかめると、ついつい極端にやり過ぎて別の面で支障が出ることを抑えられます。
たとえば、自分が夢中になってしまうこと(たとえば、ゲームや漫画や本など)を
自分の健康状態、パフォーマンス能力状態など、自分の日々の暮らしの健全さを全体的に考えてみて、
ダメージを与えない程度でやめることができます。
明日の仕事に支障が出るから
この辺で止めとこかな?
と思えるねん。
このことはどんなものにも通じることです。
ちなみに、感情をコントロールする知恵はこちらです!
「賢人の知恵」【理性】自分の評価を下げたくないときに、心がけること。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第4章 知性について」
「No.129 極端をさける」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 極端にやり過ぎるのは避けたほうがいいです。
- 過ぎたるは猶及ばざるがごとしだからです。また妥協できなくなります。さらに周囲から見ると異常に見えるからです。
- 正しいこと、良きことであってもやり過ぎないことです。
- 気力を使い果たさないようにして、余力を残すようにします。
- また、有益なうちに、有害になる手前でやめるようにします。
- そうすると自制心が鍛えることができ、自分の行動をコントロールすることができます。
- 別の支障が出るのを抑えられます。
何事もやりすぎるととんでもない惨事を招きます。
ウチは、目撃してしもうたことがあります。
それは、結婚式の前日に新郎が「最後の独身の日」に友人と飲みすぎて、
カスかすのカッスカス状態でやってきた奴をです。
あほ丸出しでやって来て
見事に結婚式を
めちゃくちゃにした奴は
こいつです。
何事も極端にやり過ぎるはアカンのです。はい。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。