人間の質を高める方法とは?
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
人間の質を高める方法とは、これ!
これです!
知性の質を高める
ことです。
なぜなら!
なぜなら、知性は「人間の中身」を作る大切な要素であるからです。
「知性の質」が高くなると、自然と「人間の中身」の質も高くなります。
たとえば、「知性の質」が高くなると
- 人びとの役に立つ
- 人びとから信頼される
- 自信がつく
などの場面がどんどん増えれば増えるほど、ますます「人間の質」も高くなっていくのです。
知性とは?
ちなみに、知性とは、物事を知り、考え、判断する能力のことをいいます。
たとえば、
- よく考えられる
- 相手の立場で考えられる
- ものごとの本質を見抜ける
- 判断力の精度を上げることができる
- 情報の取捨選択ができる
- 自分の内面をチェックできる
- 良識を備えられる
- 正しい判断ができる
- 良いところを見つけることができる
- だまされない
- 自分の愚かさに気づくことができる
- 理性を失わない
- 感情をコントロールできる
- 軽率な言動をとらない
- 最新の意見に翻弄されない
などの能力のことです。
このように知性は、「人間の質」を高める上でとても大切な能力になります。
じゃあ、「知性の質」を高めるためには、どうする?
これです!
質を重視する
あれもこれもと欲張っては何も達成できにない。大勢の中で際立つのは質次第。人の中身は重さでは量れないのだ。量よりも質、である。
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」より引用
「知性の質」を高めるには、次のことを心がけます。
量よりも質を重視する!
ことです。
なぜ、量よりも質なのかな?
量が多いと価値が下がるから
知性も量が多いと、価値が下がる(「知性の質」が落ちる)からです。
これを別の言葉で言い換えると、
賢い人がどんどん増えると、
ちょっとやそっと賢いくらいでは、
目立たないということです。
全体的に知性がレベルアップすると、「知性の個性」が埋もれてしまうのです。
たとえば、
おれ、こんなん知っとるで!
と言ったところで、
そんなん、みんな知っとるで!
という知識であれば、その知識の価値がなくなると似てます。
あるいは、次のようにも言い換えることもできます。
どの分野も、浅く広く一通りの理解する能力があったとしても、
深い理解があるわけではないので、
「知性の精度」が落ちるということです。
たとえば、
どんなに医学の分野を理解する能力があったとしても、
実際に深い知識があるわけではないので、信ぴょう性がないということです。
こんな症状には
こうするといいらしいで!
そやけど、それほんまなん?
根拠を教えて欲しいねんけど?と、突っ込まれると、
う~ん。
そこまで詳しく知らへんねん。となり、
ほんなら意味ないやん!となるのです。
じゃあ、「知性の質」を高めるには、どうすればいいのかな?
知識を磨く
まず、知性のベースとなる知識を磨きます。
一つの分野の奥深いところまで理解するようにします。
ふくカエル
欲張って、手を広げない
注意することは、欲張ってあれもこれもと手を広げないことです。
一つ一つの知識が中途半端なものになり、何も達成できなくなるからです。
あれもこれもと手を広げると、新しいことを理解する量が必然的に増えるのです。
もちろん、理解できるうちは大丈夫ですが、
どんどん専門的なことになるにつれて、ますます理解するのが難しくなってきます。
こうなると、手を広げすぎると、あれもこれも同時に難しくなって、収拾がつかなくなるのです。
ふくカエル
どれを最優先に理解したらいいのか判断できなくなり、パニックになります。
何が何だかわからへん。
また、どの知識も不完全で不確かなものになので、リンクして考えることもできません。
ただ、穴だらけの質の悪い知識が増えることになります。
ふくネコ
自分の知識なのに、自分が一番信じられない事態になるのです。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
一つのことに集中して、知識の精度を高める
次に、一つのことに集中して「知識の精度」を高めます。
ふくカエル
「知性の精度」を高めるには、「知識の精度」を高めるのが一番近道です。
ふくカエル
ふくネコ
最高級のものを少しだけにする
最高級のものを少しだけにします。
たとえば、良質な本を一冊熟読するようにします。
そうすると、どうなるのかな?
「知性の質」が高まる
まずは、
何といっても、自分の「知性の質」が高まります。
物事を知り、考え、判断するの能力の精度が高くなるからです。
信頼や期待される
「知性の質」が高くなると、人々からどんどん信頼や期待されます。
信頼や期待されることで責任感を自覚し、人間の中身も充実し「人としての質」がアップします。
ふくカエル
自信がつく
「知性の質」が高くなり、人々から信頼されると、自信もつきます。
自信がつくことで、人間の中身も充実し「人としての質」がアップします。
希少価値がつく
自分の知性に希少価値がつきます。
信頼性や専門性がある知性になるので、それだけ類まれなものになるからです。
物事の量や数がきわめて少ないために生じる価値のことです。
たとえば、医学の知識に長けたお医者さんです。
レントゲンから判断できるのは
すごいぞ!となる。
統計学に関する知識に長けた学者さんです。
データ分析できるのは、
すごいぞ!
となる。
役立つ場面が増える
自分が努力して培った専門的な知識が、役に立つ(価値がつく)場面がどんどん増えてきます。
誰もがみんな、同じように正しく判断できる知性がないので、重宝がられるからです。
大勢の中で際立つことができる
するとです!
「知性の質」が高くなると、大勢の中で際立つことができます。
うひょ~!眩しすぎるで!
希少価値のついた知性(物事を知り、考え、判断する能力)が、異彩を放つからです。
人としての質が高くなる
このように、
- 知識の精度が高るなる
- 知性の質が高くなる
- 信頼や期待される
- 自信がつく
- 知性に希少価値がつく
- 人びとから注目される
などの場面や機会が増えば増えるほど、「人間の質」が高くなってきます。
なぜなら、
- 責任感や誠実さを自覚する
- 充実感に満たされる
- 人びとから認められる
- 喜びや幸せを感じる
場面や機会がどんどん増えるからです。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
「人間の質」を高めるには、「知性の質」を高めることに気づいてます。
でも、「知性の質」を高めるには、広く浅く知ることが大事だと思っています。
不確かで、質の悪い知識ばかりが増えていることに気づいていません。
結局、誰もがみんな知っていることを知ってるだけになり、平凡な中に埋もれてしまいます。
知恵のある人
「人間の質」を高めるには、「知性の質」を高めることにきづいています。
「知性の質」を高めるには、狭く深く知ることが大事なことにも気づいています。
信頼性が高くて専門的な知識を磨き、知識の精度を上げることに専念します。
結果的に、誰もが知らないことを専門的に知ってることになるので、大勢の中にいると異彩を放って際立ちます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第4章 知性について」
「No.111 質を重視する」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 「人間の質」を高めるには、「知性の質」を高めることです。
- 「知性の質」を高めるには、知識の量よりも質を高めることです。
- あれこれ手を広げるよりも一つのことに集中することです。
- 狭く深く知識を深め、精度を高めることが「知性の質」を高めます。
- 知性としての価値が高まると、大勢の中でも異彩を放ち、際立つようになります。
ちなみに、
信頼性を獲得するために
- 専門的な知識を極める
- 知性の精度を高める
前提には常識や良識を備えることが大事です。
誤解されそうなので、ここに記しておきます。
体重が重いからといって、人間の中身も重いと思ったら、大間違いや!
ということに、最近、やっと気がついたわたしです。はい。
ウチな、
最近、気づいてんよ!
Twitterで、つぶやいてやったです。
「体重」が、重いからといって、
「人間の中身」が、重厚だとは限らない。🐸
— ふくカエル@猫さん好き好き (@Fuku_78) July 27, 2020
【お知らせ】
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」に出てくる言葉の厳選を試みてみました!
ご興味のある方は、こちらへどうぞ!
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
ふくカエルでした。
なお、バルタザール・グラシアン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』によりました。