激情にかられたときに失敗しない8つの方法
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
わたしの激怒したこと
ふくカエル
実は、お恥ずかしいのですが、わたしは過去に激怒したことがあります。
そいも、トイプードルの飼い主にです。
ふくネコ
今からお話しすることはえげつないことなので、体調が悪い方はご遠慮くださいますよう…
ふくカエル
わたしは、自分で言うのも変なのですが、
滅多に、他人に対して苦言を吐くような性格ではないのです(と言うか、めっさ気が弱いねん…)。
全く赤の他人に意見するなんてさらさらないです(これは、当たり前か…)。
なので、それは大事件でした!
ほんでもって、心臓バクバクもんやったです。
相手は、トイプードルの飼い主さんです。
その飼い主は、自動車の往来が頻繁にある県道沿いに、
それは小さな小さなトイプードルをリードを外して無防備に走らせていました。
飼い主本人は、心ここにあらずな様子で組んだ足をブラブラさせて座ってました。
自分のトイプードルには全く注意を払っていないような様子でした。
わたしはです。一度「ワンちゃんが離れてますよ。危ないですよ」と伝えました。
すると、彼女は「分かっている!」というジェスチャーを右手でしました。
県道ですから、もちろん自動車はそこそこの速度で往来します。
それは、あっという間でした。
一台のワゴン車が小さなトイプードルを引きそうになり、急ブレーキをかけました。
いえ、実際に引きました。
前輪がちょっと当たったのです。
ちょっと当たったとはいえども、相手は大きなワゴン車です。
小さな小さなトイプードルはその場に倒れました。
わたしは悲鳴を上げて、トイプードルのそばに駆けつけ、飼い主のあまりにものの不注意さにびっくりして足がガクガクしました。
なのにです。
その飼い主さんは、一向に立ち上がろうともせず座ったままでした。
あまりにもの信じられない態度にビックリして、
わたしはハッキリとした口調で、車に引かれそうになったこと、リードをつけて欲しいことを伝えました。
- ひょっとしたら、わたしの言い方そのものが気にくわなかったのかもしれません。
- あるいは、飼い主さんがもともと負けず嫌いの性格だったのかもしれません。
- 幸いも、トイプードルが軽傷(?)だったからかもしれません。
以上のような事情があったからかもしれません。
それでもです!
その飼い主さんからの次の言葉には、激しい憤りを感じました。
この子は大丈夫、
前にも車に引かれたことが
あるから!
命をなんやと思てるねん、気が狂っとるのか?
アホちゃうか。
ペットはアクセサリーとちゃうねん。
口には出せませんでしたが、自分の表情がどんどん憎悪の表情で変わっていくのを感じました。
自分の身体を流れるあらゆる液体が音を出して沸き立つのを感じました。
息が止まり、喉や心臓がバクバクし、自分でも信じられない鋭い目つきで睨みつけてました。
その言葉や態度の全てに、飼い主さんの日頃の生活状態が垣間見れました。
自分のペットが危険な状態であることを理解しておきながら、ペットを放置する行為は間違いなく虐待やと思います。
この文章は嫌な体験だったので一度は削除したのですが、やはり記しておくことにしました。
どうして、激情にかられるのかな?
期待値から外れるから
激情にかられるのは、自分が直面した問題が自分の期待している結果から大きく外れるからです。
思い通りにならないので、自分という存在を否定されたり、ないがしろにされたと感じるのです。
わたしの場合は、
自分の考える「飼い主とはかくあるべきだ」という期待値に、
その飼い主がそぐわなかったことから、激情に走ったのだと思います。
自分を認めて欲しいという願望が強い人は、
自分を認められる期待値を高く設定しがちなので、やってしまう失敗だと思います。
なぜ、激情にかられて行動するとダメなのかな?
すべてを台なしにするから
まず、激情にかられて行動してしまうと、自分のすべてを台なしにするからです。
自分の信用、信頼、名声などをこっぱみじんに潰されます。
人は、かっとなると見境なく感情をぶつけてしまうからです。
そして、異常な状態に狂気を感じ、周囲の人は恐れをなして逃げてしまいます。
平常心を保てないから
次に、激情にかられると平常心を保てなくなるからです。
激情が脳みそを完全に支配するので、理性がまったく働くなるのです。
自分を守る行動がとれないから
また、理性を失うと、自分を守る行動をとれなくなるからです。
理性がうまく機能しない状態になると、自分の行動を正しく判断できません。
自分の誇りや自尊心を守る行動がとれなくなるのです。
精神的ダメージが大きいから
さらにです。
激情にかられて行動してしまうと、
正気に戻ったときに、自分が受けた精神的ダメージが大きいことに気づくからです。
ふくカエル
精神的バランスを失ったときの奇妙な行動は、自分の内面の醜さを露呈したものです。
最悪にみっともない姿やねん。
なので、自覚するのは相当ツライです。他人から指摘されようものならさらに深く傷つきます。
その後の日々の暮らしに悪影響を及ぼすことは必須です。
ふくネコ
じゃあ、どうすればいいのかな?
こうする!
激情にかられて行動しない。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
激情にかられて行動しない
ことです。
そのためには、8つの方法!
そのためには、次の8つの方法で乗り切ります。
1.そばにいる人に割り入ってもらう
まずは、激情にかられて、自分が行き詰った状況に陥ったときは、そばにいる人に中を割り入ってもらいます。
まあまあ。
そんなに熱くなるなよ!
そばにいる人は、
たしかに、目の前で激情している人間に途方に暮れているかもしれません。
でもです。
- 状況を把握している
- 何よりも激情している自分よりも冷静
です。
なので、うまく中に割り入ってもらって、
事態のおさまりがつくように助けてもらうのが一番です。
2.興奮してるなら退出する
次に、自分が興奮しているのなら、積極的にその場から退出します。
これ以上いると自分を見失いそうなら、とっとと退出するほうが賢いです。
途中で退出する場合であっても、礼儀を忘れず「途中で失礼するお詫び」を言えばOKです。
非難されても、罵られても、挑発されても無視してもいいです。
なぜなら、傷口を広げずにすむからです。
もし、非礼に思えたら、時間をおいて落ち着いてから謝罪すればいいと思います。
むしろ、そちらのほうがスマートです。
3.お口にチャックする
また、自分が悪態をつきそうになる前に自分のお口にチャックします。
後悔するようなことは初めから言わないようにします。
あらかじめ「自分が興奮したら何も言わない!」と自分で決めておくと楽です。
そうすると、非常識なことを口走って、あとから後悔することがなくなります。
4.深呼吸したり、歩いたりする
さらに、激情にかられそうになったら、
- 深呼吸する
- 歩く
ようにします。
感情が高ぶっているときに、深呼吸をして呼吸の乱れを整えるのは本当にお勧めです。
ふくネコ
人は激情すると、脳みその視床下部へ興奮が伝わり、交感神経を刺激してしまいます。
この交感神経を抑えて副交感神経を優位にするために深呼吸は一定の効果がみとめられているのです。
できるだけ深呼吸して落ち着くことが大事です。
深呼吸が難しいのなら、歩くことを心がけると呼吸が次第に整ってきます。
歩きながら、頭の中で「大丈夫、今だんだんと落ちつき始めてる!」と唱えるのがさらにお勧めです。
ふくカエル
5.タッチングしてみる
あるいは、自分で自分をタッチングしてみるのもいいです。
タッチングとは、手で身体に直接触れることです。
ふくカエル
自分で自分に手を当てて気持ちを落ち着かせるようにします。
ここでも、頭の中で「大丈夫、今だんだんと落ちつき始めてる」と唱えるのがお勧めです。
このタッチングには、こんな効果がある!
と思いながら手を当てると、ちょっと自分の世界が変わります。
ちなみに、わたしは、自分で自分を抱きしめるようにして両手を自分の身体に回し、
自分の左右の二の腕を両手でさすってます。はい。
6.目から入る情報を変えてみる
あとですね。目から入る情報を変えてみます。
これは、目から無理やり情報を入れて、自分の激情から意識を反らすためです。
どうしても激情にかられてしまうと視線が動かなくなるのです。
一点だけを見つめてしまいます(視野が狭くなるのです)。
なので、意識的に自分の視線を変えてみます。
たとえば、空とか星空などの景色を見るのがお勧めです。
このときに、次のようなイメージをしてみます。
頭を景色の画像でいっぱいにして、脳みそが画像処理でフル稼働して、
自分の怒りなどの激情を処理する余裕がなくなるといったイメージをします。
7.耳からの別の情報を入れてみる
目から入る情報を変えてみるのと同じように、耳から入る情報を変えてみます。
自分が落ち着くような音や曲を聞いてみます。
これも結構効果があり、応用が利く方法になります。
かえって興奮するような曲を聞くのは逆効果にあります(アドレナリン全開になるねん)が、
- 気持ちが落ち着く曲
- 自分を大事にしたくなる曲
などはお勧めです。
そやけど、これはそばで見ると、
仕事をさぼっているように勘違いされるので、ちょっと残念です。
8.刺激を与えてみる
最後に、別の刺激を与えます。
わたしのお勧めは、
チョコモナカジャンボを
食べる!
ことです。
おい、いきなりアイスかよ?
はい、そうやねん。
ほんまはです。
興奮した状態を鎮める(交感神経を抑える)には「暖かい白湯」を飲むといいとされています。
そやけどです!
この度の騒動で、わたしの激情を待ちがいなく抑えてくれたのはチョコモナカジャンボなのです。
激情にかられて興奮しまくったわたしは、
近くのセブンイレブンに歩いて行き、
チョコモナカジャンボを買い、外でバリバリ食べてやりました。
口から伝わる冷たい刺激とパリパリしたチョコの甘さにほっとしました。
- バクバクしていた心臓
- 興奮している自分の頭
などを食べながら気づくことができ、ちょっと冷めた目線を取り戻すことができました。
なので、よろしかったら試してみてください。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
ふくネコ
そうすると、どうなるのかな?
平常心を保てる
激情にかられて行動しないようにすると、何よりも自分の平常心を保てます。
平常心があれば冷静な判断ができます。
自分を守れる
次に、自分を守れることができます。
自分のプライドを保つことができるのです。
後悔しなくてすむ
そして、後悔しなくてすみます。
後悔は日常生活を蝕むものなので、できれば少ないほうがいいに決まってます。はい。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第5章 自分自身について」
「No.166 激情にかられて行動しない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 激情にかられて行動すると、自分を守るための行動ができなくなります。
- 感情的になっている自分をみつけたら、次の8つの方法を試してみてください。
- そばにいる冷静な人に割り入ってもらう。
- 理性がはたらいているのなら、許されるのなら、失礼をわびてその場から離れる。
- お口にチャックする。
- 深呼吸する・歩く。
- タッチングをする。
- 目からの情報を入れる
- 耳からの情報を入れる。
- 刺激を与える。チョコモナカジャンボを食べてみる。
実は、激情にかられそうになったら
- 階段を歩いて屋上に上がる
- 空を見上げる
- さらに深呼吸をする
といった行動は本当に効果抜群なのです。
わたしも、理不尽なことで泣きそうになったら、
空を見上げるために、理由を作って外に出るようにしててん。
怒りや激情について
実はわたし、怒りの感情は大切な人間の感情だと考えています。
ふくカエル
なぜなら、危険を察知するセンサーの役割も担っているからです。
自分を害する人や物ごとに対して戦うには、怒りのエネルギーを上手く利用して勇気を振り絞る必要があるからです。
勇気を出して戦うにはとてつもなく大きな内なるエネルギーが必要なのです。
気の弱い人なら戦う前に萎えてしまいます。
いざという時に自分を守るために必要な感情であることもここに記しておきたいと思います。はい。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。