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その場にふさわしい動きをしてみる。
こんにちは!ふくカエルです(ふくカエル@バルタンカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第1章 不安と感情について」
「No.41 その場にふさわしい動きをしてみる」
その場にふさわしい動きをしてみる
寝つけない人は眠いふりをすればいい。
アラン先生「幸福論」より引用
あなたは、眠れないときどうしてます?
あなたは、眠れないときどうしてますか?
実は、わたしも眠れないときがあります。
たとえば、試験の前日です。
もう気になって気になって仕方がなくなるのです。
夜通しドキドキして夜が明けることが、何度もありました。多分これからも試験があったなら、そうかもしれません。
アラン先生の言葉
眠れないときや満足できなくて焦っているときに、アラン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
といろいろ想像してみました。
思い通りに
ならないのかい?
うむ。
それは大変だ。
じゃあ、
シンプルで
とっておきの方法を
教えてあげよう。
それは、
思い通りに
ならないことを
あれこれ考えずに、
もうすでに
思い通りになっている
フリをするんだ。
らしいです。
なぜ、フリをしたほうがいいのかな?
禁止されるほどやって見たくなるから
実は、人は禁止や抑圧されるほどやってみたいという心理が働くからです。
たとえば、開けてはいけないと言われると、開けたい欲求が出てくることないですか?
昔ばなしで有名なのが、
「開けて見ちゃダメ!」と言われて、開けて見ちゃった「鶴の恩返し」のおじいさんです。
現在では、雑誌の袋とじ企画にとって代わっています。
「買うまで開けちゃダメ」と禁止して、人から開けて見たい気持ちを引き出して、まんまと雑誌を購入させているのです。
眠りたいと思えば思うほど「これ以上起きちゃダメ!」と自分を無意識に抑圧します。
すると、自分の心理のどこかで「起きてやる!」と反発してしまうのです。
満足したいのに、わざわざ真逆である「不満な様子」を見せて、イライラするのです。
安心したいのに、わざわざ真逆の「不安な様子」を隠さずに見せて、怒りを爆発させるのです。
フリをすることで、心理を抑えることができるから
禁止や抑圧されていないフリをすると、「反発したくなる」「自由になりたい」心理を抑えることができるからです。
たとえば、
くっそ~~!
眠れない!どうして眠れないんだ!
と焦ってギンギンにならずに、
寝つけないから、
ここは眠いフリをしてみよう!
と、実際に眠いフリをします。
たとえば、
う~~~!
リラックスできない!
イライラしてきた~~!
なんて大げさにならずに、
リラックスできてないけど
リラックスしているフリでもしとこう!
と、実際に伸びたり、あくびをします。
実際に動くことで、自分に禁止や抑圧を課さないようにするのです。
自分で自分を縛るのじゃなくて、自由なフリをしてみるのです。
じゃあ、フリをするって、具体的にどうすればいいのかな?
その場にあった態度を考える
まず、その場にあった自分の態度を具体的に考えてみます。
たとえば・・・。
- 満足できないときは、もうすでに満足している自分を考えてみます。
- 眠れないときは、ぐっすり寝ている自分を考えてみます。
- くつろぎたいときは、リラックスしている自分を考えてみます。
どうしても考えつかないときは、自分が満足しているときを思い出してみると、具体的な態度が見えてきます。
たとえば・・・。
- 自分がお腹いっぱいになっている
- お昼寝がしたくなっている
- とても眠たくなっている
ふさわしい自分をつくり出してみる
そして、次に、自分が具体的に考えてみた態度に、一番ふさわしい自分をつくり出して、フリをしてみるのです。
たとえば・・・。
- 満足できないときは、やっと念願かなって、感激しているフリをします。
- 寝つけないときは、もう眠くて仕方がなくて、やっと横になれて満足してるフリをします。
- くつろぎたいときは、全身の身体の緊張が解けて、もうすでに非常に満足しているフリをします。
自分を縛らないようにする
注意することは、決して、自分を縛るようなことはしないことです。
禁止したり無意識に抑圧したりすると、「もっと自由に生きたい、なりたい」という心理が出てきます。
たしかに、この心理は、人が生きていく上で大切なものです。
でもうまく使わなければ、必ず痛い目に合うことになります。
そうすると、どうなるのかな?
イライラしたり、怒ったりしなくなる
その場にふさわしい態度をすることで、イライラしたり、怒ったりすることがなくなります。
「禁止や抑圧されている状況だ」と勘違せずにすむからです。
「禁止や抑圧から解放されたい」という気持ちが出なくなるからです。
思い通りにならないのを自分のせいにして、自分を縛ることがなくなります。
むしゃくしゃせずにすみます。
眠れないときに「目が覚めてはいけない」と自分に禁止をかして、イライラすることがなくなります。
眠れなくて不安だらけにならずにすみます。
リラックスしたいときに「イライラしてはいけない」と自分を無意識に抑圧して、余計にイライラして怒ることがなくなります。
神経ピリピリにならずにすみます。
まとめてみたkerokero
- 本当にどうなりたいのかを考えて、そのように自分をつくり出すことが大事です。
- 満足したいなら、満足しているフリをしてみることです。
- してはいけないことは、禁止や抑圧をさらに自分に課して、実際の欲求不満から抜け出せなくなることです。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』によりました。