【知性】人・物に振り回されないようにする方法
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
あっ、あ~もう!
実は、よく人・物に振り回されます。
ちょっとしたことが気になるのです。
たとえば、
本当に相手に用事があるから断られただけなのに、
なっ、なんでやろう?
さては、嫌われたのかな?
なんて思うことはしょっちゅうあります。
このどうしようもない状態を改善したいのです。
いったい
どうすればいいの?
こうすればいいのです!
これです!
本質を見抜く
よく観察して正しい判断を下せる鋭い能力があれば、常に人の上に立てるはずだ。また人や物に振り回されず、その両方をコントロールすることもできるだろう。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
本質を見抜く!
ことです。
簡単に言うと
ふくカエル
なぜ、本質を見抜くといいのかな?
振り回されている原因が分かるから
本質を見抜くと、自分が振り回されている原因が分かるからです。
隠していることが見えてくるから
本質を見抜くと、
- 相手(人)が隠しているもの
- 問題(物)が見えなくしている点
などが見えてくるからです。
自分のせいではないことが分かるから
そして、本質を見抜くと、たいがいの場合は自分のせいではないことが分かってくるからです。
ふくカエル
ふくネコ
じゃあ、どうすればいいのかな?
よく観察する
まずは、相手(人)や問題(物)をよく観察します。
たとえば、次のポイントに絞って観察してみます。
- どんな態度や振舞いをしているか
- どのような言葉を使っているか
- なにが問題なのか
ちなみに、観察するときには次の4つの目を持つことをお勧めします。
- 魚の目(時間の経過を見る)
- 虫の目(五感を使って直接見る)
- 鳥の目(広い視野で客観的に見る)
- コウモリの目(先入観・固定概念をなくして見る)
観察力の4つの目について勉強しました。興味のある方はご覧ください。
正しい判断をしていく
次に、勇気を出して正しい判断を下していきます。
ふくカエル
たとえば、次のポイントに絞ってサクサクと評価していきます。
- 相手の存在は、自分にとってどれほど重要なのか?
- 実際にどれほど影響力があるのか?
- 相手の振舞いや態度は、本当に妥当なものなのか?
- 全体から見て、その問題はどの程度重要なのか?
コツは、勇気を持って
感情と切り離して情け容赦なく
ずだん!
と鋭く判断していくことやねん。
ちなみに、判断するときには次の5W1Hを押さえておくのもお勧めです。
- 5W1Hの検討
5W1Hとは、観察したことを次の6つの要素にまとめることです。
when(いつ)where(どこで)who(誰が)what(何を)why(なぜ)how(どのように)
まとめるときに、ちょっとポイントがあります。
「相手が言ったこと」や「行動したこと」を次の表のようにまとめるのです。
表にまとめるとすっきりします。検討しやすくなります。
それに、不思議と見えないところが見えてくるのです。
5W1H | 言った | 行動した |
---|---|---|
when(いつ) | ||
where(どこで) | ||
who(誰が) | ||
what(何を) | ||
why(なぜ) | ||
how(どうやって) |
さらに、why(なぜ) how(どうやって)については、5回以上繰り返して考えるのがいいです。
たとえば、それは自分にとって
- なぜ、重要なのか?
- なぜ、必要なのか?
を自問自答していきます。
すると、いろんなことが浮かんできます。
本当は、重要じゃないかも?
それほど、この人の存在が
自分に影響を及ぼすとは
考えられないかも?な~んて見えてくるねん。
ふくカエル
ふくネコ
そうすると、どうなるのかな?
隠されていたものが見えてくる
よく観察して、勇気を持って正しい判断を下すように心がけると、
- 相手(人)の隠された本心
- 問題(物)のとるに足らない点
など隠されていたものが見えてきます。
完全に理解できる
本質が見えてくると、相手(人)や問題(物)を完全に理解できます。
実は、
- 振り回そうとしていた相手の魂胆・悪意
- 相手がバレるのを恐れている劣等感・焦り・虚栄心
- 問題の弱点
などです。
すると、自分にとっての意味も見えてくる
するとです。
自分にとって相手(人)や問題(物)が
- 重要なのか?(ささいな事なんじゃないか)
- 必要なのか?(不要なんじゃないのか)
など、自分にとっての意味(存在の価値観)がハッキリと見えてきます。
もっと掘り下げると、
- 自分には落ち度はそれほどないこと
- 自分を責める必要はないこと
- 達観していればいいこと
- 動揺したり慌てる必要はないこと
- 問題を解決するためのとるべき方法
などが見えてきます。
とるべき態度などが判断できる
このように完全に見えてくると、自分がとるべき態度なども判断できるようになります。
- 相手(人)や問題(物)から一定の距離を置く
- 相手にしない、気にしない
- 次の反応があるまで黙っている
- 静観する
などとるべき態度が分かるのです。
自分に好意的でないことを薄々感じていても、
それは自分側のせいではなく、
相手側の心の問題であることに気づけば(本心を見抜けば)、
これ以上、
振り回されるべきではないと!そうや!そうしたらええねん!
ときっぱりと思えます。
不安がなくなる
以上のように、
- よく観察して、勇気を持って正しい判断(英断)する
- 本質や全体像とらえて完全に理解する
- とるべき態度を理解する
- とるべき態度を実践してみる
と、どんどん不安がなくなってきます。
自分に落ち度がないことで
振り回されていたことが
バカらしくなるねん。
余裕が出てくる
不安がなくなれば、余裕も出てきます。
余裕が出たら、
こっちのもんやねん!
余裕が出てくれば、もう激しく動揺することも、問題をかき混ぜてさらに複雑化することもなくなります。
常に人の上に立つ人物になれる
そして、常に人の上に立つ人物になれます。
よく観察して、本質を見抜けるコツを身につけると、めったに判断を誤らなくなるからです。はい。
こんなに立派な人物になれなくても、人から慕われる人物になれることは確かです。
それほど、日常生活で人や物に振り回されている人が多いからです。
そんな中を涼しい顔をして、余裕で過ごせる人はやっぱりすごいと思います。
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第4章 知性について」
「No.112 本質を見抜く」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 人・物に振り回されないようにする方法は、本質を見抜くようにすることです。
- 本質を見抜けると、振り回されていた原因、相手(人)や問題(物)が隠しているものが見え、自分のせいではないことが分かるからです。
- 具体的には、よく観察して正しい判断をすることです。
- 本質が見えれば完全に理解でき、とるべき態度が判断できます。また、不安などが減り、余裕が出てきます。そうすると常に人の上にたつ人物になれます。
この頃、ふと思うのですが、
自分を振り回している本当の原因は
自分の想像力じゃないか!
と思うのです。
憶測や妄想の類やね!それほど相手を
思わへんでもええねんで!
ふくカエル
振り回されることを止めても、別に誰も何も感じないと思うのです。
ふくネコ
むしろ、その方が理性的だし、人間関係も複雑にならずにすむような気がします。
それになんと言っても、こんなことで自分の想像力を使うのはもったいないです。
自分の未来を良きものにするためだけに使ったほうが、自分の想像力も喜ぶと思います。はい。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。