【知性】情報を鵜呑みにしない
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
情報の波は荒すぎる!
今、情報が溢れかえってます。
皆さんがこんな感じ!
一昔前のテレビや新聞、ラジオなどの「オールドメディア」から、
インターネットをはじめとする「ニューメディア」が増えて、発信源が多様化されたからです。
そやけどです!
発信源が増えたからと言っても、どんぶらこっと流れている情報が本当に正しいのかどうかが定かじゃないのです。
最近では、プラットフォーム側で情報の発信者のアカウントを凍結(発信できなくする)こともたびたび目にするようになりました。
ほんまに正しいのか?よう、分らんようになってるねん。
これは非常に
ゆゆしき問題なのです!
いったいどうしたらええのですか!
こうすれば、ええのです!
これです!
情報を鵜呑みにしない
真偽の判断はよく考えてからにしよう。情報の出所に注意するのだ。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
情報は、鵜呑みにしない!
ことです。
自分に流れてきた情報をそのまま真実だと思わないことが大事です。
なぜ、鵜呑みにしないほうがいいのかな?
昨今の情報は、非常に怪しいから
昨今の情報は、本当に怪しいからです。
意図的に改ざんされているから
まず、意図的に改ざんされている場合があるからです。
いろいろな脚色や加工編集されていることが普通にあるのです。
ふくカエル
伝聞は先入観や嘘が混じるから
それにです。
人から人へと伝聞された情報は、人から人へと伝わる過程ごとに、
- その人の先入観や偏見(こうに違いない!)
- 予測(多分こうやと思う!)
- 願望(こうあって欲しい!)
- 悪意や嘘(事実とちがうこと)
が混じっていくからです。
どんなに、第一次情報が真実だとしても、伝わる過程でへんな情報が付加されて、真実がひどく曲げられてしまうのです。
とくに介在者の中に悪意をもった者が混じっていると、どんどん情報が悪質なものになってしまいます。
人は信じやすい
また、人は最初に自分が見聞きしたものを事実だと信じやすいからです。
ふくカエル
ふくネコ
つまるところ、自分が目撃したものではないから
つまるところ、鵜呑みにしないほうがいい理由は、
どんなに真実っぽい情報でも、自分が現場にいて目撃したものでないからです。
怪しさがどこまでも付きまとい、完全に払しょくされないのです。
ふくカエル
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
続報に注意する
まず、第一報だけなく、二報、三報と続報に注意します。
本物の情報は続報が集中するからです。
その情報が本物であれば、同じ事実を、
- 同じ場所
- 同じ時間
に目撃したあらゆる人物(方面)から二報、三報と続々通報が入ってきます。
なので、第一報に興奮して浮かれずにじっくりと腰を据えて続報の有無を確認します。
両方の意見を参考にする
次に、情報が流れてきたら、
その情報に対する
- 賛同する意見
- 反対する意見
- 中道の意見
など両極端の意見を充分に理解してから、受け入れるかどうかを検討します。
全体像を見る
さらに、両極端の情報を入手して、その情報をとりまく全体像を見るようにします。
全体の森(大まかな情報)を
見てから
一本一本の木(情報)を
見るようにします。
出所に注意する
また、情報の出所(発信元)には厳重に注意します。
一体誰からの情報なのか?
信頼できる人なのか?
- どんな立場の人
- ほんとに実在してる?
- どんな社会的地位がある?
- 思想や考え方に偏りがない?
- 世間・世界ではどう評価されている?
などをじっくりと精査して、本物の情報なのかどうかを見抜くように心がけます。
もちろん、オールドメディア(テレビ・新聞・ラジオ)の偏向報道にも注意します。
また、SNS(Facebook・Twitter・Instagram・parlerなど)の特徴をよく把握した上で、SNS上の情報にも注意します。
フェイスブックの巧みな設計により、私たちは、画面上、生活上、頭の中までもが支配されていってしまう。これには、多くの危険性があることを知っておいたほうがいいだろう。
アンチソーシャルメディアより引用
1.虚偽もしくは誤解を招く情報がたやすく拡散してしまう
記事の出典を特定・評価するための機能がないために、
同じ書体で同じ書式で流れる情報が、
- ブログのひとつとして書かれた個人的意見
- 裏付けのとれたニュース記事
なのかどうかをユーザー側では判別できないことです。
ふくカエル
2.感情に強く訴えかけるコンテンツ(内容)がまん延する
次に、かわいい子犬などの写真やヘイトスピーチなど感情に強く訴える情報はものすごい早さで拡散することです。
これは、強い反応を生む情報が拡散されるように設計されているからです。
同じように
- 誹謗中傷
- 暴動誘発
- 政情不安
- 環境汚染への警告
など人々の感情に訴える(共感)ような情報はすぐに拡散します。
3.フィルターバブル
また、インターネットの検索サイトが提供するアルゴリズムによって、
ユーザが見たくない情報を遮断することができることです。
この機能(フィルター)が、逆にユーザーが見たい情報しか見えないようにさせ、視野を狭めさせることになります。
ふくカエル
ふくネコ
以上は、アメリカバージニア大学のシヴァ・ヴァイディアナサン教授の著書「アンチソーシャルメディア」より参照しました。
4.情報が規制される
さらに、最近では情報がSNS側の意図で、勝手に規制されるようになったことです。
2019年のコロナウイルス発症からとくに顕著になり、不正確な情報を封じ込める対策を強化しています。
それにともない
- 誹謗中傷
- 暴動誘発の恐れのある情報
- 政情不安をあおる情報
- その他、扇動の恐れがある情報
などが規制され、個人のアカウントを凍結されることも出てきました。
よく考えて判断する
そして、どんなに時間をかけてもいいので、よく考えてから情報の真偽のほどを判断します。
どんなに判断がのろいやつ
とバカにされても、
軽率に情報を信じて舞い上がるよりも、じっくりよく考えて判断したほうが賢いに決まっているから動揺しないことが大切です。
そうすると、どうなるのかな?
情報に翻弄されない体質になる
情報を鵜呑みにしないように心がけると、情報自体に翻弄されない(されにくい)体質になってきます。
とりあえず、疑ってみる!
ワンクッション置くで!
動揺しない体質になれるねん。
扇動されずに、じっと待つことができる
また、第一印象・第一次情報・うわべの情報に群がることを止めると、
扇動されずに、真実が明らかになるのをじっと待つことができるようになります。
「自分が見たい現実」とは全く違う「事実」が、
目の前に「で~ん!」と現れたときに動揺して「事実」から目を背けてしまうのではなく、
逆に「事実」を隅から隅まで見すえてやる「度胸」と「第三の目」を持っておきたい。自分が学んだ歴史には、きっと真実と違うことが山ほどあるんやろうなぁ🐸 pic.twitter.com/UBKHg4p7ZV
— ふくカエル@猫さん好き好き (@Fuku_78) January 7, 2021
ひとつの情報を盲信してしまうと、他の真実を受け入れる余裕がなくなります。
自分の予期せぬ真実が明らかになったときのうろたえようは半端ないです。
真実を感情的に拒絶し、目を背けるような態度をとってしまいます。
こんな状況に自分を追い込むのではなく、
最初からどっちに転んでも、真実を受け入れる余裕を持ちあわせておくのが大事なような気がします。
真実が明らかになったときに、初めて見開く「第三の目」を持っておくのもいいかもしれません。
ウチは、第三どころか、
第四、第五も持っとるよ。
加害者にならずにすむ
そして、何と言っても自分が第二、第三の加害者(ニセ情報の発信)にならずにすみます。
ふくカエル
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第4章 知性について」
「No.114 情報は鵜呑みしない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 情報の正しい接し方は、とにかく鵜呑みにしないことです。
- 昨今の情報は怪しいものが多いからです。それに人は最初に見聞きしたことを信じやすい傾向があります。また、伝聞はその過程で先入観や嘘が混じりやすいです。
- 情報についての幅広い意見を参考にし、発信元が誰なのかを強く意識して判断します。
- そうすると、嘘の情報に翻弄されにくい体質になります。
伝聞といえば、ウチには苦い思い出があります。
これです!
あの子さあ、
「あんたのこと好きや!」
っていうもっぱらの噂やで!
といううわさ話(伝聞)にころっとダマされて鵜呑みしたことです。
それからというもの、ウチはあれこれと意識しては毎日ドキドキ登校しとりました。
ほんま、毎日がドキドキやったで!
ところがです!
その「衝撃的な日」は、卒業式というイベントの日にやって来ました!
蓋を開けたら、彼はですよ。
ふくカエル
彼な、
ウチに耳打ちしてきた子に
告白しとったのです。
なっ、なんや~~~ねん納豆!
ちっきしょ~!ドキドキの日を返してくれ!
皆さん!
悪いことは言わん!
伝聞は信じたらアカンもんやで!
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。