【自分自身】これだけは死守したほうがいいこと
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
前回は…
前回は、人間関係の中での「秘密」について学びました。
今回は、自分自身の「秘密」について考えてみます。
べらべら喋る人
人は生きていると、どこかで訳アリになって、自分だけの秘密を持つようになります。
自分自身に関する秘密を持ったときに、無性に他人に喋りたい衝動に駆られるときがあります。
なぜなら、ひとりで秘密を抱えることが辛くなるからです。
ふくカエル
あるいは、人からの優しさや関心を求めてしゃべりたくなる場合もあります。
そやけどです!
そやけどです!
ここは声を大にしてお伝えしたいことがあります!
お伝えしたいことは、これ!
これです!
胸のうちを明かさない
胸のうちに隠し場所を持っておこう。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
自分の胸のうちを明かさない
ことです。
自分の秘密は死守したほうがいいのです!
なぜ、明かさないほうがいいのかな?
心を読まれるから
なぜなら、自分の胸のうちの秘密を明かすと、
次から次からへと勝手に自分の心を相手に読まれるようになるからです。
他人から自分の心を見透かされる不愉快さと戦うことになります。
中には、ありもせぬことを邪推されたりして戸惑うことが起こります。
まるで、心の中を土足で平気で上がられるような感じになるねん。
代償を払うことになるから
そして今度は、自分が漏らした秘密ひとつひとつに大きな代償を払うことになるからです。
まず、自分の胸の内の秘密を明かしたばかりに、
秘密がどんどん周囲に知れ渡り、知られたくない人まで知る事態になります。
好き勝手で乱暴な評価に耐えるという代償を払うことになります。
人々の暇つぶしの好奇心や興味の餌食(えじき)になり、自分自身の魂がどんどんボロボロになります。
次に、
- あらぬことを邪推される
- 一方的に非難される
など心を傷つけられるという代償を払うことになります。
誹謗中傷の標的になるやもしれません。
また、信頼して打ち明けた相手から、結果的に裏切られて、
悲惨な状況に打ちのめされるという代償を払うことになります。
人間不信になり、奈落の底へ叩きつけられます。
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
絶対に死守する
まずは、絶対に知られたくないような類のものは明かさないように死守します。
なんなら墓場まで持っていく覚悟をして、神に誓います。
自制して控えめにする
次に、どんなに喋りたい衝動に駆られても自制して控えめにします。
とくに、自分の秘密に触れる話題が出た場合には、多くを語らないように気をつけます。
知ってもらいたくても秘密にする
たとえば、目の前に自分が好意を抱く相手(たとえば友情や恋愛)が現れたとしても、
どんなに「自分の秘密」を知ってもらいたい衝動にかられたとしても、自分の感情をコントロールします。
どんなに知ってもらいたくても言わない!
ことです。
恋人にもダメです!
口を酸っぱくして言います。
恋人なんて関係が終われば「ただの赤の他人」になるからです。
人は赤の他人になれば、非常に冷酷になったりするもんです。
ふくカエル
なので、絶対にベラベラ喋って、明かさないのが鉄則です。
隠し場所を持つ
また、自分の秘密を隠す場所を持ちます。
ここでちゃんと理解することは、自分には秘密を最後まで隠し通すことができる
- 余裕
- 能力
があることを理解することです。
別に秘密を公言しなくてもちゃんと人生を生きていける余裕・自信・能力を持ちあわせていることをきちんと理解することです。
人は、秘密を守り通せる余裕・自信・能力がないと誤解してしまうので、
切羽詰まって自分の秘密を他人に話そうとする心理が働いてしまう危険性があることを理解します。
非難や挑発に乗らない
そして、他人からどんなに非難されても、挑発されても一切乗らないようにします。
- 黙っているのは卑怯だ!
- 悪いことしてるのか!
- 全てを話すのが責務だ!
という非難を無視します。
なんで、隠すねん?
隠すのは、やましいからやろう?
といった挑発には乗らないようにします。
あとで、必ず後悔するハメになることを肝に銘じておきます。
しっかりと鍵をかける
そして、何らかの悪意を持ってこちらの秘密を暴露しようとする輩には充分に注意して、
自分の胸のうちにしっかりと鍵をかけます。
甘い言葉や同情などのや誘惑に決して乗らないように用心します。
そうすると、どうなるのかな?
魂の救いになる
自分の胸の内にある秘密を明かさないように隠しておけば、自分の魂がボロボロに傷つくことがなくなります。
自分の魂が世間からのゲスな好奇心や興味の対象にされて汚されるのを防ぐことができます。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
自分の短絡的な衝動に負けてしまい、自分の胸のうちにある秘密をすぐに打ち明けちゃう人です。
あとで世間の勝手な評価(決めつけ)に苦しみ、途方に暮れることになります。
話してはならない秘密が、何なのかを区別できない人です。
ふくカエル
知恵のある人
自分の胸のうちを明かさず、鍵をかけられる人です。
世間の興味本位の評価が、いかに自分を苦しめるものになるかを充分に知っている人です。
ふくネコ
ふくカエル
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第5章 自分自身について」
「No.162 胸のうちを明かさない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 自分の胸のうちにある秘密は明かさず、死守した方がいいです。
- なぜなら、秘密を明かせば他人に心を読まれる事態になり、明かした秘密ひとつひとつに代償を払うことになるからです。
- 絶対に明かさないことを決め、どんなときも自制して控えめにします。自分の衝動的な感情や相手からの非難や挑発に負けないようにします。
- そして、自分は秘密を隠し通せる余裕・自信・能力があることを理解します。
- そうすると、自分の魂がゲスな好奇心や興味の餌食になってボロボロになることを避けられます。
そもそも、自分の胸のうちにしまっておきたい秘密は、
世間に知れ渡ると自分が耐えていくことができないものです。
そやから、人は秘密にするのやと思います。
そんな自分の死活問題に発展するやもしれない秘密は死守しなアカンのです。
どんなに理解者を求めようと、他に救済を求めようとしてもアカンことを悟るほうが賢いです。
どうしても秘密を明かしたいのなら、自分が息を引き取る間際でもええのとちゃう?
と思ってしまうウチ(訳:わたくし)です。はい。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。