人との関わりあいで気をつけてほしいこと
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
もめごとからの…
人との関わりあいで、避けては通れないのが
もめごとからの意見の対立
です。
ちょっとしたことでも
- やれ、やり方が違う、だの
- こっちの方が正しい、だの
と、小さなバトルがぼっ発します。
こんなときにこそ、気をつけてほしいことがあるのです。
ほんまに気をつけてほしい
ことがあるねん!
このことを知っておくのと、知らないのとでは、雲泥の差があるからです。
気をつけてほしいこととは、これ!
これです!
名誉に関わることには踏みこまない。
名誉を汚されたと感じると、すぐにかんかんになって反論したくなるようなことを興奮のあまりに口走るタイプがいる。その手には乗らないこと。その場から去ればすむことだ。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
名誉に関わることに踏み込まない!
です。
相手の「人としての評価」まで突っ込んで、あれこれ言わないことです。
たとえば、
- こんなことを考えているから、欠陥人間なんだ
- だから、君は犯罪者なんだ
- 正しいことを判断できない人間のクズだ
といったことです。どんなに腹が立っても言ってはダメです。
それが真実であってもです。犯罪にもなります。
相手の名誉に関わることに踏み込むと面倒なことになるからです。
ちなみに、名誉とは、人の才能や努力の結果などについての輝かしい評価や光栄をいいます。
名誉には、次の2つがあります。
1.自分が考えている評価
2.世間一般が判断している評価
なぜ、踏みこまない方がいいのかな?
目に見えないから
まず、そもそも名誉というものは、実際にカタチとして目に見えないからです。
身体の外傷だと、血が出たり、たんこぶができたりするので、直接目で見ることができるのですが、
名誉は、頭の中で考えていることなので、どんなふうに怪我をしているのか、凹んでいるのか見ることができないのです。
否定できないから
このように、こちら側から見ることができない名誉を、
相手が
めっさ、傷ついたで!
どうしてくれようか!
と言えば、こちらとしては、相手の言い分を否定することができません。
誰も相手の主張が間違っていると証明できないからです。
相手が「傷ついた!」と言っていることを、覆す(くつがえす)のは難しいのです。
なので、勝てないから
なので、名誉に関わることで争いが起こると勝てないからです。
ふくカエル
ふくネコ
じゃあ、どうすればいいのかな?
問題にならないようにする
そもそもです。
このような名誉に関わる問題に発展しないようにするのが一番です。
それには、
- 分別に従う
- 人の些細な意見で簡単にぐらつかない
- 口論は避ける
- 売り言葉に買い言葉に注意する
- その場から離れる
といった方法とるのがいいです。
1.分別に従う
まず、自分の分別に従うことです。常識を逸脱しないようにします。
分別とは、どんなことが、名誉・人格を傷つけることになるかをちゃんと把握して、判断できることです。
具体的には、自分の言葉使いや振舞う態度などが、常識外れにならないように気をつけます。
2.些細なことでグラつかない
次に、相手からの些細な意見で簡単にグラつかないことです。
ちょっとした意見の食い違いぐらいで、すぐに感情的にならないようにします。
- どんなにくだらなくてアホらしい意見でも
- 罵倒したくなっても
グット堪えます。
世の中は広いなあ。
いろんなヤツがおる!
と思って静観するのが賢いです。
3.口論は避ける
また、そもそも面倒くさそうな人との口論は、最初からうまく避けるようにします。
相手が感情的に罵る傾向がある人物だと判別できのであれば、最初からやんわりと避けておくのが賢いです。
触らぬ神に祟りなし
でいくねん。
4.売り言葉買い言葉に注意する
さらに、注意しなければならないことは、売り言葉に買い言葉には注意することです。
とくに、相手からの挑発には乗らないようにします。
挑発に乗ると、ついつい感情的な言葉を発することになりかねないからです。
5.その場から離れる
そして、相手の
- 挑発がさらにエグイ
- 口論が激化する
などで、どんどん感情的になってきたらもう猶予はないです。即刻、その場から離れるようにします。
もう、逃げちゃうねん。
お互いが感情的になっているときは、尚更です。
ふくカエル
ふくネコ
興奮状態になっているときは、そもそも議論してもムダであり、冷静になる環境が必要だと悟ります。
ふくカエル
礼儀を踏まえていれば、その場から離れることは失礼なことではありません。
一刻も早く、その場所を離れて、暖かい紅茶を飲むのがお勧めです。
そうすると、どうなるのかな?
面倒くさい争いから逃れられる
相手の名誉に関わることに踏み込まないようにすると、面倒くさい争いから逃れることができます。
人間関係が良好になる
また、人間関係が良好になります。
人との衝突をさけることができるからです。
これは、人との衝突を改善するために浪費する
- 膨大な時間
- 膨大なエネルギー
を考えると、避けたほうがとても有意義であることに気づきます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第1章 人とのかかわりについて」
「No.18 名誉に関わることには踏みこまない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 名誉を傷つけられたと言われたら、気をつけてください。
- 名誉に関する問題になると、傷つけられたと主張する人を負かすことは、ほとんどできません。
- 名誉に関する問題になるような状況を回避したほうがいいです。
- そのためには、自分の分別に従うこと、相手の挑発に乗らないこと、売り言葉に買い言葉に気をつけること、その場から離れること、などに気をつけるといいです。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。