【人生】ときには放っておく
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
深刻や…
人生にはときおり、
目の前の混乱が一向に収まる機会がなく、もっとも深刻な状況になることがあります。
あらゆるものがドミノ倒しのように倒れてしまい、行き詰って身動きとれなくなる場合です。
たとえば、
- 悪運が束になって襲ってきたとき
- 大勢の人が複雑に関与しているとき
などです。
こんなとき、どうすればいいのですか?
こうします!
これです!
ときには放っておく
ことが最も深刻なときは、次第におさまるよう、放っておくという判断を下すのが一番だ。
(中略)
泥で濁った池も、そっとしておけば澄んでくる。混乱が続くようなときにとるべき最善策は、自然に元どおりになるまで放っておくことだ。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
ときには放っておく
ことです。
放っておく!
下手に騒がない!
ことです。
ええっ!そんなことをして大丈夫なん?
なぜ、 下手に騒ぐダメなのかな?
悪化させるから
混乱が続くようなときは、下手に騒ぐともっと状況が悪化させることが多々してあるからです。
気になるおできを手で触ると化膿するのと同じです。
触れば触るほどますます膿んできます。
問題が深刻化しそうなときは、
とくに下手に騒ぐと、どんどん人やものごとが複雑に絡んでいくことになるからです。
こうなると下手に刺激を加えると、ますます自体が臨戦態勢に入ってしまいます。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
なぜ、 放っておくといいのかな?
自然治癒することもあるから
混乱が続くようであれば、放っておいた方が自然治癒することもあるからです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
自分の実力を自覚する
まず、事態が深刻でありますます混乱が続くようであれば、自分ひとりの実力では収束できないことを自覚します。
ふくカエル
人やものごとが複雑に絡むような問題は、自分ひとりで解決しようと思わないほうがいいです。
よく観察して、見分ける
次に、ことが深刻化しているときは、その事態をよく観察して、
事態が、放っておけば自然治癒(元通りになる)できるものなのか?どうか?を見分けます。
落ち着くのを待つ
また、事態が落ち着くのを待つようにします。
ひたすら静観します。
忍耐力を出す
さらに、忍耐力を自分から引き出して待ちます。
実は、何もしないで、ひたすら自体が収束するのを待つことはとてもツライ作業です。
ほとんど修行に近いねん。
待っている間は、いつ事態がしゅうそくするのが目途が立たないし、
- ヤキモキ
- ハラハラ
- イライラ
- じれったい
といった感情が連続するからです。
そうすると、どうなるのかな?
早く収束できる
ときには大騒ぎせず放っておくと、早く収束できます。
つまり、神に任せるのだ。泥で濁った池も、そっとしておけば沈んでくる。
池の水も、下手に泥をかきまぜると余計に濁りますが、そっとしておけば泥だけ沈殿していきます。
下の澄んだ透明の「池の水」に戻ってきます。
深刻な事態も同じように放っておくと、次第に些末な問題は落ち着き、深刻な問題だけが浮かび上がってきます。
最善策に気づく
実は、この方法が最善策であることに気づきます。
自分も落ち着く
さらに、深刻な事態がどんどん落ち着くにしたがって、ますます自分の気持も落ち着いてきます。
ヤキモキ、イライラ、ハラハラ、ドキドキしている自分がだんだんと落ち着いてきます。
冷静な自分を取り戻すことができ、本当に実力を発揮すべきときに備えることができます。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
問題が深刻で混乱したときほど、騒いで問題をひっかき回します。
問題がさらに悪化します。
ふくカエル
知恵のある人
問題が深刻で混乱したときは、問題を自然に収束するまで待ちます。
問題がこれ以上悪化しないように静観します。
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第8章 人生について」
「No.233.ときには放っておく」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 問題が深刻なときは、ときには放っておくのが一番です。
- 自然に落ち着くのをまつようにします。
- 結局それが一番早く問題が収束します。
つまるところ混乱が続くようであれば、「時間がお薬」なのかもしれません。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。