毎日、顔を合わせなければならない人とのつきあい方
こんにちは!ふくカエルです。
「第1章 人とのかかわりについて」
「No.40 あまり気安くしない」
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
毎日決まって顔を合わせなければならない人
毎日決まって顔を合わせなければならない人との付き合い方って、一番悩ましい問題ですよねえ。
たとえば、職場の人、サークルの人、ゼミの人、地域の集まりの人とかです。
もともと、それほど好きでもない、節度がないなど尊敬できないのだけれども、
嫌でも、毎日決まって
顔をあわせなければならない
これがネックなのです。
ふくカエル
ふくネコ
どのように付き合えばいいの?
こんな状況に悩んでいる方へ、こんな知恵があります!
知恵とは、これ!
これです!
あまり気安くしない
毎日決まって顔をあわせる人に対しては、気安くしすぎず、相手にもなれなれしい態度をとらせないこと。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
あまり、気安くしない!
ことです。
つまり、毎日決まって顔を合わせなければならない人の「人となり(人柄)」を良く知らないうちから、
打ち解けたり、親密にならないことが大事になのです。
なぜ、気安くしないほうがいいのかな?
博打だから
何といっても、相手の「人となり(人柄)」が分からないうちに、気安くするのは博打だからです。
人となりとは、
その人がどんな人なのか、その人の性格や内面などのことです。
思いやりの心や気遣いの心、愛情などににじみでてくる品の良さのことです。
相手の「人となり(人柄)」が悪質であれば、大変なことになります。
もう二度と尊敬されないから
人に合わせて自分をいったん下げてしまえば、もう尊敬されることはない。
まず、相手の「人となり(人柄)」が悪質であれば、もう二度と尊敬されないからです。
見下される
相手に合わせて自分を下げてしまえば、必ず見下されます。もう二度と敬ってくれないです。
相手は自分と同じ部類の人間(相手をあまり尊重しない、自己中心的な考え方の持ち主)だと決めつけます。
な~んだ、同じ部類なんや!
親近感湧いたで!
ふくカエル
ふくネコ
そして、非常になれなれしい態度になり、こまったことが起きます。
たとえば、ちょっと気を許してしまって、相手の下品な言動に応じてしまった場合です。
とか、
一緒になって、
陰口をたたいちゃった
とかです。
品格のないことを共にしてしまった時点で、「同じ下品な人間だ」と決めつけられるのです。
これは、
たった「一度」でもアウトです。
相手から決めつけられてしまえば、どんなに本来の自分にもどって、品格を重んじて接していても、
そんな上品ぶってもアカンやん
この前、一緒に下品なことしたやん、
しっかりと覚えてるで!今さらそんなお高くとまっても、
あかん、あかんで、
と平気で肩を組んできます。
さらには、TPO(時、所、場合)を解さず、とんでもないところ(たとえば公式の場)で堂々と宣言されることになります。
この人、この前
やばいことを黙認してました。
同じように陰口言ってました。
ふくカエル
後悔、後に立たずでござる。
やってもらうのが当然になる
こちらが親切にしてもそのありがたみがわからず、当然の権利のように思われるようになるからだ。
次に、見下されるようになると、相手の態度がどんどん「やってもらうのが当然!」になります。
ふくネコ
相手から
- 思いやる気持ち
- 尊重する気持ち
- 感謝の気持ち
などがだんだんなくなるのです。
ふくカエル
ふくネコ
遠慮のない関係は危険だから
遠慮のない関係では筒つけになってしまう。
それにです、相手の「人となり(人柄)」が悪質であれば、遠慮のない関係は非常に危険だからです。
筒抜けになる
まず、こちらのいろいろなプライベートなことがみんな筒抜けになってしまいます。
どんどん土足で入ってくるので防ぎようがないです。
人前で晒してほしくないことをに「人となり(人柄)」が悪質な人に握られている状態は片腹痛いです。
弱みを握られる
次に、弱みを握られているのと同じになってしまうのです。
弱みを握られると、
強く出ることができないし、
いつも脅かされてるような気分になるのです。はい。
ふくカエル
ふくネコ
ウチの場合はですね。
片思いの人を言ってしまったがために、
片思いの人がいる場所で、そんなに親しくない人からお節介されたことです。
自分から告白するならまだしも、
なんでお前が言うねん!頼むわぁ~。
ほんま堪忍してほしいで。
って、内心かなりじくじくしました。
おまけに、寝相の悪いことまで晒されて(これは、言ったウチが悪いねんけど)ヒンシュクを買いました。
めっさ、ムカついたでえ。
自分もどんどん低俗になっていくから
そして、「人となり(人柄)」が悪質な人と親交を深めると、自分もどんどん低俗になっていくからです。
自分の中身もどんどん毒されていきます。
相手の気持ちを尊重できない、思いやりのない、自己中心的になっていきます。
悪口や陰口もどんどん率先して
言うヤツになってまうねん。
ふくカエル
じゃあ、どうすればいいのかな?
その人の品格にあわせない
毎日決まって顔を合わせなければいけない人に対して、
自分が少しでも相手の態度に怪訝に思うことがあるのなら、その人の品格に合わせないことです。
たとえば、
- 何か変だ
- 不思議なことをする
- おかしい
- 怪しい
- 納得がいかない
と思うところがあるのなら、わざわざ気を遣って相手の品格にあわせなくてもいいのです。
相手との会話などを通じて、
ぞんざいな、思いやりのない言葉を使っていることに気づいたら、
注意したほうがいいです。
【生涯のパートナーを考えてる人へ】
その人が、将来のパートナー候補だったら、なおさら重要です。
お母さんに話す言葉なんか、すごく出るから、チェックです。
もし、あなたの前で、自分のお母さんのことをないがしろにしたら、アウトです。
結婚したら、その態度が、そのままあなたに対する態度になります。
本当のマザコンも困るけど、どんな人の前でも「ママ大事」と適度に敬っているの方がいいです。
距離を保ち徹底して避ける
具体的には、毎日決まって顔を合わせなければいけない人と距離を保ち徹底的に避けます。
相手がどんなに大勢の人を連れ立っていても、世間一般と同列に並ぶのはきっぱりと避けます。
ふくネコ
「親しき仲にも、礼儀あり」を徹する
「親しき仲にも、礼儀あり」を徹底します。
敬語や礼儀正しくするように努めます。愚直に徹し相手から疎まれるように仕向けます。
これが、一番やと思うよ。
相手に苦手意識を持ってもらうねん。
結局のところ、
自分が苦手やと思う人物には、
自分から嫌悪感をさらけ出して相手に気づいてもらうよりも、
相手に苦手意識をもってもらって、自分を避けてもらうようにするのが賢いと思います。
自分の嫌悪感を出せば、無用な敵対心を相手が抱くことになるからです。
それにです。
もともと自分が怪訝に思う相手なのだから、
別に、相手が自分に苦手意識を持っても、
全然ダメージにつながらないです。
ふくカエル
そもそも、万人から愛されるのは無理です。これを押さえていれば、怖いものなんてないです。はい。
あまり親しみすぎると遠慮がなくなり、不和のもとになるから、礼儀を重んじるべきであるという意味です。
共通するものを持たない
また、
- 共通する話題
- 共通する趣味
- 共有するもの
などを持たないのがいいです。
これは、適当な距離を置くことができるのでお勧めの方法です。
井戸端会議から足を洗う
たとえば、井戸端会議から足を洗ってみます。
腹六分目の付き合い
あるいは、「腹六分目の付き合い」を心がけてみます。
お腹いっぱい食べると、お腹を壊します。
人間関係も、お腹がいっぱいになるまで付き合うと、健康や精神を害します。
なので、「腹八分目」と同じように考えて、
人間関係も「腹八分目」「腹六分目」にするという処世訓です。
腹六分目について勉強しました!
そうすると、どうなるのかな?
人間関係のトラブルに巻き込まれない
毎日決まって顔を合わせなければならない人に対しては気安くしすぎず、節度を保って接すると、
人間関係のトラブルに巻き込まれないですみます。
時間は十分あることに気づく
そして、毎日決まって顔を合わせなければならないのであるから、
相手の「人となり(人柄)」を判断する時間は十分あることに気づきます。
無用に焦らないことが大事です。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
毎日決まって顔を合わせなければならない人を必要以上に重要だと考えて、
相手の人となりを判断せずに、人間関係上に波風を防せぐために、気に入られようとして気安くします。
相手の人の「人となり」が悪質な場合に、いろいろな人間関係のトラブルに巻き込まれます。
知恵のある人
たとえ、毎日決まって顔を合わせなければならない人であっても、
相手の「人となり」をちゃんと判断できるまでは、節度を保って接します。
適当な距離感を持って、人間関係の波風を防ぎます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第1章 人とのかかわりについて」
「No.40 あまり気安くしない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 毎日決まって顔を合わせなければならない人に対しては、相手の「人となり」がハッキリしないうちは、あまり気安くしすぎず、なれなれしい態度を相手にとらせないことが肝心です。
- 相手の「人となり」が悪質だった場合には、いったん相手にあわせて品位をさげると、二度とその相手からは尊敬されません。
- 適度な距離感を保ちつつ、人間関係のトラブルを未然に防ぐほうが賢いです。
【お知らせ】
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」に出てくる言葉の厳選を試みてみました!
ご興味のある方は、こちらへどうぞ!
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。