黙っていたほうがいいときとは?
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
喋りたくなる衝動
人は、新しいことを始めるときに、どうしても他に喋りたくなる衝動にかられます。
なぜなら、新しいことを始めるときは、
- わくわくして興奮してる
- 嬉しくて楽しい
からです。
ふくカエル
ふくネコ
隠しておられへんねん!
早く喋りたいねん!
じっとしとられへん!
あんなぁ、ウチ、
今度なあ、これを始めてん!
こんなことをするねん!
むふっ、むふっ!内緒やで…。
と、ついつい嬉しがって喋りたくなる衝動に負けないようにするのです。
でもです。
これはちょっとアカンようです。
黙っていたほうがいいときとは、こんなとき!
こんなとき!
黙するときを知る
ことを始めるにあたっては、ちょっと曖昧にしておこう。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
時として、黙っていたほうがいいときがあります。
それは、
何か新しいことを始めるとき
です。
たとえば、
- 新しいことにチャレンジする
- 新しい分野に進出する
- 新しい事業を起こす
- 新しいダイエット法を試す
- 新しい美容法を試す
- 新しい銘柄を買ったり投資する
ときです。
一念発起して、新しいことを始めるときにはベラベラ喋らずに、黙っていたほうがいいのです。
なぜ、ベラベラ喋るとダメなのかな?
軽率だから
まず、ベラベラ喋るのは軽率すぎるからです。
なぜなら、最初から自分の手の内(秘密の策略など)を明かしてしまうと
- 邪魔される
- 非難される
- 干渉される
など招かざる障害が集まってきます。
でる杭を打たれるから
次に、出る杭を打たれるからです。
世の中には、新しいことを始めようとすると、どうしても「出る杭を打とうとする輩(やから)」が絶対に出てくるのです。
- 目立ちすぎる
- はしゃぎすぎる
他人を見ると気にくわない輩です。妬みや嫉みを買って、ものすごく叩かれます。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
品位に欠けるから
そして、ベラベラ喋るのは品位に欠けるからです。
なぜなら、現実に何も成果が出てないからです。
何も結果を出してないのに、
はしゃぎるのはいかがなものか?と、思われてしまうねん。
同じ喋るのであれば、「一定の結果を出して後からするのが美しい(美徳)」という考え方(価値観)があるからです。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
黙っていたほうがいいのかな?
駆け引きに有利だから
まず、新しいことを始めるときに黙っていると、人との駆け引きの場面では有利に働くからです。
注目を引きつけるから
たとえば、周囲の注目を引きつけることができるからです。
人は、内緒にされたり、秘密にされると興味が湧く生き物なので、黙られると気になって仕方がなくなるのです。
ふくカエル
何かコソコソ始めとうみたいや?
何をしとんやろう?しっ、知りたいやんか!!
となるのです。
俗にいう「言わぬが花」です。
モノゴトは露骨にせず黙っているほうが、味わい深くなって値打ちが上がるものなのです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
黙するときを知る
黙するときを知ろう。
ことを始めるにあたっては、
沈黙しておくのが賢い!
ということを知ります。
どんなに喋りたくなっても、自分を抑える忍耐力と聡明さをもって沈黙するようにします。
具体的には、
- 曖昧にしておく
- 目的を隠して、謎めく
- 黙って、ひたすら待たせる
ます。
1.曖昧にしておく
まず、これから自分がやることは曖昧にしておくことです。
黙って秘密にして一人でコソコソ始めます。たとえ聞かれても、曖昧な受け答えをしておきます。
そうすると
何、やっとうねん?
なに内緒で、
コソコソしとうねん?
となります。
2.目的を隠して、謎めく
いつも周囲の注目をひきつけておくことだ。
次に重要なのは、自分の本当の目的を隠してさらに謎めくことです。
さあて、何をするかは?
お楽しみやで
へへへっ!と謎めきます。
細かく言うと
- 最終的なゴール
- 目的としている成功
- 自分のビジョン
などをちらっ、ちらっとチラ見させるのです。はい。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
気になる謎を、さらにチラ見させられると、たいがいの人は食いつきます。
3.黙って、ひたすら待たせる
そして、あとは黙って相手をひたすら待たせます。
ふくカエル
人は、じわじわ待たされるとさらに堪らなくなるのです、シビレを切らします。
待ちきれなくなって、早く知りたい欲望に負けて、こちらの要望を聞くようになります。
そうすると、どうなるのかな?
相手を思い通りにできる
実は、自分が沈黙しておくべきときを知り、それを実践すると相手を思い通りにすることができます。
相手の「真相を知りたい!」という欲望を刺激するからです。
結局のところ、何をするんやろう?
何で、ちゃんと教えて
くれへんのやろう?
じれったいな!
相手をどんどん夢中にさせることができます。
ふくネコ
ふくネコ
そんなに知りたいか?
教えてやってもええで!その代わり、
協力してくれるか?
と、堂々と言えるのです(ちょっと悪どい(訳:いやらしい手)けどね)。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
新しいことを始めるときに、ついつい嬉しくなってべらべら喋っちゃいます。
「出る杭は打たれる」でたちまち非難にさらされます。
知恵のある人
沈黙すべきときを知っているので、むやみやたらに喋りません。
「言わぬが花」で注目を集めます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第2章 駆け引きについて」
「No.49 黙するときを知る」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 新しいことを始めるときは、黙っていたほうがいいです。
- 黙っていたほうがいいときを知ることは、実はとても大切なことです。
- 沈黙することによって、人の興味をひき、好奇心をかり立てることができます。
- そして人々を思い通りに動かすことができるのです。
ふくカエル
ふくネコ
ほんまやで。
それに、
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。