言葉を厳選してみたよ！ ５-２
こんにちは！ふくカエルです（ふくカエル＠知恵カエル）。
ご訪問いただきましてありがとうございます！
今回の勉強のテーマは、
「第１章 人とのかかわりについて（４６、４７）」
「第２章 駆け引きについて（４８～５０）」
「言葉を厳選してみたよ」
についてです。
教科書は、バルタザール・グラシアン先生（これからは、バル先生と呼びますね）「賢人の知恵」です。
よろしくお付き合いのほどお願いします。
バルタザール・グラシアン先生の「賢人の知恵」
全２４０テーマを自分になりに味わおうと試みています。
時々理解することに苦しんでいる時もありますが、
どうか笑ってお見逃しくだされば、幸いです。
ただ今、バル先生の「賢人の知恵」をせっせせっせと勉強中なのですが、ふくカエル、壁にぶち当たっております。
なので、この壁をクリアーするために、いままで勉強してきたことを総復習することにしました。
復習方法は、テーマごとに「これだ！」と思った「バル先生の言葉」を選び、その「言葉」について復習するスタイルにしました。
ふくカエル
ふくネコ
４６ 人に親しまれる
バル先生の知恵は？
高い地位にある人が役目を果たすには、偉ぶってはいけない。
【根拠はこれ！】
驕れる者久しからず。
傲慢さは出る
どうしてもついつい出てしまうのが、傲慢さです。
人というものは、ちょっと高い地位に立つと、知らず知らずのうちに偉そうな態度をとってしまうのです。
それまで、心の中に隠していたのであろう、
- 思い上がり
- うぬぼれ
- 見下したい気持ち
- 特別意識
などの浅ましい気持ちが、ついつい表に飛び出してしまうのです。
はん！
ぼくはなぁ、君らとちゃうねん。
わかるかなあ？
ってやつよ。
慕われなくなる
当然ですが、このような態度をとっていると、だんだんと周囲から慕われなくなります。
思い上がり、うぬぼれ、見下すなどの態度は、どれをとっても人格が腐っている証拠になるからです。
それに、人格が腐り出すと
「つ～ん」とした
悪臭もするねんで。
ふくカエル
腐ってないか、チェックする
なので、「自分が腐ってないか？ 悪臭を出してないか？」を常日頃からチェックする必要があります。
具体的には、自分の日頃の態度に
- 偉そうにしてないか？
- 意地悪をしてないか？
- 苦々しい態度をとってないか？
- 不機嫌な顔をしてないか？
- うぬぼれていないか？
- 鼻につくような態度をとってないか？
などをチェックします。
時々は、
「自分は、腐ってないか？」
と、確認することは大事やねん。
で、臭かったら
「しゅっ、しゅっ」としとくねん。
人間関係の上で重要なこと
人間関係の上で重要なことは、
傲慢にならずに、人から親しまれることなのです。はい。
偉そうにせんと
親しまれるようにするねん。
これは、間違いないで。
４７ 誰にも借りをつくらない
バル先生の知恵は？
誰にも借りをつくらない
【根拠はこれ！】
力があればもっと他人の役に立てるかもしれないと思ったとしても、それはあくまでも義務ではないのだ。
借りはつくらないようにする
良好な人間関係を維持する上で、とても大事なことは、
「借り」は、できるだけつくらないようにすること
です。
自分でできることは、出来る限り人の手を借りずにしておくのがいいのです。
人から助けてもらえると、たしかに楽ちんですが、確実に「借り」を増やすことになるからです。
なぜなら、束縛されるから
なぜ、「借り」はつくらないほうがいいかというと、
「借り」をつくってしまうと、どうしても「借り」によって束縛されてしまうからです。
「借り」は必ず返さなければいけないものであり、返さないと人の道に反するからです。
一番いいのは！
なので、人間関係で悩まずにすむ一番いい方法は、
「貸し」を多くし、「借り」を少なくすること
なのです。
そうすれば、大勢から頼られているけど、
- 誰にも依存しない
- 誰にも遠慮することない
- 誰からも束縛されない
と、自由にすごすことができます。
ふくカエル
でも、注意することがある
でもです。
一つ注意することがあります。
それは、
「義務」と「好意」を混同すること
です。
ふくカエル
たとえば・・・。
たとえば、こんな場合です。
もうちょっと無理して、自分を犠牲にすれば、人のために役立つかもしれないと思った場合です。
これを「好意」からするのであれば、別に問題はないです。
でも、これが「義務（しなければいけない。～すべきだ。）」からすると、問題になるのです。
「義務」は、人を束縛するという問題
ひとつは、「義務」は、人を束縛するという問題です。
- ～しなければならない
- ～すべきだ
という「義務」を意識すると、「義務」を必ず果たさなければならないことに束縛されてしまうのです。
ふくネコ
これでは、なんのために、今まで「借り」をつくらないように努力してきたのかが分からなくなります。
今まで、誰にも助けを求めずに、自分一人で一生懸命にやってきたことが、すべて水の泡になってしまうのです。
さらに、もうひとつの問題
さらに、
もうひとつ問題があります！
それは、周りの人が「義務」を押し付けてくるという問題です。
これは、周りに人たちは、
- 誰にも「借り」がない
- 誰からも束縛されていない
- 悠々自適に暮らしている
という状態を良しとしないからです。
ふくネコ
なので、口やかましく
君のような人間は、
人の役に立つべきなのだ！
と、非常に怪しい「えせ正当化」を振りかざして、「義務」を履行するように要求してきます。
君は、誰からも
束縛されてへんやん。
だったら、
人の役に立つべきちゃうか？
僕らは、いろいろとあるから
できひんけどな。
君はできるやろう？
な～んて、平気でさらりと言うわけです。
そもそも、なぜ束縛されていないのかの理由を探ろうとせず、
（理由：「借り」をつくらないように、誰にも頼らないようにして、一人で一生懸命に努力してきたこと）
束縛されていない現状だけを取り上げて、非難して、
「義務」を押し付けてくるのは、ほんまに迷惑な話やと思うねん。
ふくカエル
こうも、とやかく言われると、
あれっ？
おかしいのは、こっちか？
間違っているは、僕の方か？
と、思ってしまうのです。
ふくネコ
ふくカエル
なので、ちゃんと意識しておく
なので、自分には「借り」がなく、人の役に立とうと思ったときは、
あくまでも自分の「好意」からするのであって、
- する
- しない
は、すべて自分の意志に委ねられていることをしっかりと意識しておくことが大事です。
その上で、冷静に考えて行動したほうがいいです。
人間関係の上で重要なこと
人間関係で重要なことは、「借り」をつくらないことです。
そして「好意」と「義務」を混同しないことです。
ほんまに大事やねんで。
４８ 言葉を飼いならす
バル先生の知恵は？
言葉は飼いならされていない野獣と同じ。
（中略）
言葉は心の窓であり、そこから心理状態が相手に見えるからだ。
口から出た言葉は、戻ってこない
言葉というものは、いったん口から出てしまうと、もう二度と戻ってきません。
言葉は、どんどん自分勝手に歩き回ります。下手すると、暴走して人を傷つけることもあります。
言葉はその人を表す
このように、言葉は、口から出てしまえば、
取り消すことができないし、コントロールできなくなるのです。
なのですが、さらにやっかいなことは、
言い放った言葉そのものは、その人の人格を如実に表してしまうことです。
その時に、どのような言葉を使ったかどうかで、その人の心理状態がちらっと見えてしまうのです。
ふくカエル
ふくネコ
なので、普段から注意しとく
なので、普段から、自分が使う言葉には、注意しておくことが大事です。
言い放った言葉がどんなに歩き回ろうが、暴走しようが、自信と責任を持てるように注意しておきます。
言葉と自分の感情はリンクしておく
一番注意しておくことは、「自分の使う言葉」と「自分の感情」とをリンクしておくことです。
「自分の使う言葉」と「自分の感情」を丁寧につなげておくと、
- ふと思いついた不用意な言葉
- 何気なく言った言葉
などで、相手を傷つけることが少なくなります。
駆け引きで重要なこと
駆け引きで重要なことは、自分の言葉はいつも気をつけておくことです。
自分の言葉は、
自分を持ちあげることも
自分の首を絞めることもあるねん。
ほんまに気をつけなあかんでぇ。
４９ 黙するときを知る
バル先生の知恵は？
黙するときを知ろう。あまりにも早めに目的がおおっぴらになると、たちまち非難にさらされる。
【根拠はこれ！】
待たせることで、いつも周囲の注目を引きつけておくことだ。その間、あなたは相手を思いどおりにできる。
言わぬが花！
自分がことを始めるときは「言わぬが花」でいくのがお勧めです。
もっとも、ずっと沈黙を貫き通すのではないです。
「沈黙すべきとき」を知っておくことが大事です。
軽率で品位に欠けるから
というのも、何でもかんでも言ってしまうと、軽率で品位に欠けるからです。
「やるぞ！やるぞ！」と派手に言ったわりには、
- 何も行動しない
- 途中であきらめる
- 不測の事態に陥って挫ける
となると、もう目も当てられないです。
また、早くから、相手に自分の手の内を見せてしまうと、あれやこれやと非難されたり、干渉されるかもしれません。
ふくカエル
ふくネコ
だから、ここは謎めく
だからです。
ここは「沈黙すべきとき」をちゃんと理解して、しばらくは黙ってみます。
そして、沈黙しながら
謎めくのです。
実は、謎めけば、謎めくほど、謎が謎を呼び、周囲の注目をどんどん引きつけていきます。
ふくカエル
ふくネコ
さらに、思い通りにできる
さらにです。
謎めくことで、注目を引き付けている間は、相手を思い通りにすることができます。
なぜなら、謎めかれて、もったいぶられている相手は、謎を解明したくて、もううずうずしているからです。
この心理状態を逆手にとれば、相手を思い通りにすることができます。
ふくカエル
あとは自分の努力次第です。
サプライズは、
最後まで言わないのが鉄則やし
ワクワクドキドキさせたいのなら
謎めくのが一番やねん。
駆け引きで重要なこと
駆け引きで重要なこととは、沈黙するべきときを知っておくことなのです。
今は黙っといたほうがいい！
という事が分かる人は、
ほんまに、賢いと思うねん。
どんなに言いたくて、ウズウズしても、
黙って我慢できる力は、
賢い証拠やねん。
５０ 小出しにする
バル先生の知恵は？
自分の長所は抑え気味にして、どんな交渉でも必要以上に自分をさらけ出さないこと。
【根拠はこれ！】
いつも何かしら新しい発見のある、興味の尽きない人だと思われるほうがいい。
バーゲンセールをしない
「自分の魅力」は、バーゲンセールをしないことです。
ふくカエル
どんなときでも、自分を必要以上にさらけ出す必要はないのです。
相手の気をひくために全部さらけ出すことなんて、一番やってはいけないことです。
ふくネコ
全部さらけ出して、相手が知ってしまえば、
間違いなくその時点から、どんどん相手の興味は失せてしまうからです。
人は、満足してしまえば、後はだんだん飽きてしまうのが自然だからです。
だから、小出しが一番！
なので、「自分の魅力」を出すには、小出しにするのが一番です。
ふくカエル
ふくネコ
これや、これです！
普段は、控え目にしておきます。
でも、絶好の機会が到来すれば、
ここだと言わんばかりに
ドバっと出して、
どりゃ、どうじゃ！
実は、あたしゃ
こんなことができるんじゃい！
参ったか！
と、相手をビックリさせるのです。
興味は失せるより、尽きないほうがいい
同じ興味を持ってもらうなら、
「あかん、興味が一瞬で失せてしもうた！」と忘れられる人になるよりも、
「こりゃ、ますます興味の尽きへん！」と気に入られる人なったほうがいいに決まってます。
駆け引きで重要なこと
駆け引きで重要なことは、自分の魅力は小出しにすることなのです。
小出しにすれば、人は、
えっつ！まだまだあるんや！
この人は、底なし沼かい？
と、勘違いするし、勝手に想像してくれるのです。はい。
この心理状態を巧みに操れる人は、ほんまに駆け引き上手の達人なれると思います。
あなたも、
駆け引き上手の達人に
なりたかないかい？
うっひひ。
まとめてみたkerokero
- バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」
- 第１章「人とのかかわりあいについて」
- ４６テーマから５０テーマの言葉を厳選してまとめてみました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
