文句を言わないほうがいい理由
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
文句を言いたくなる
生きていると、文句の一つや二つ言いたくなるときがあります。
ほんま、めっさ腹立つで!
世の中には理不尽なことがごまんとあるからです。
たとえば、どんなに一生懸命に努力しても、評価されるのはいつも他の人。
なんでやねん!
あいつ、ぜんぜん
仕事してへんねんでぇ~。
何度も何度も注意しても、一向に態度を改めてくれない家族。
お願いやから
人前で鼻ほじるのは
やめてくれ!
せっかく洗濯したのに、部屋干しするとものごっつい洗濯物が臭い!
一生懸命干したのに、
なんで臭いねん?
理不尽なことが満載だからです。
文句は言わないほうがいい!
そやけどです!
文句は言わない方が絶対にいいのです。
ふくカエル
ふくネコ
でも、なぜ、文句を言わないほうがいいのかな?
文句を言わない
不平を言えば印象を悪くするだけ。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
決して賢い方法ではないから
文句を言うことは、決して賢い方法ではないからです。
余計に嫌な気持ちになるから
まず、文句を言えば余計に嫌な気持ちになります。
文句を言っているときは気づかないのですが、後から嫌な気持ちがふつふつと湧いてくるのです。
文句を言えば言うほど、ますます自分が哀れになってきます。
ふくカエル
ふくネコ
自分の弱みを世間にさらすから
次に、文句を言えば、「自分の弱み」を世間にさらすことになるからです。
たかが文句、されど文句なのです。
不平不満や愚痴は、そのまま裏を返せば、
- 現状を改善できない自分
- 評価されていない自分
など、自分が置かれている現状についての赤裸々な告白という側面があるのです。
そして、この告白は同時に、
- 改善するだけの能力がない
- 能力不足で評価されてない
など、「自分の無能さ」を暴露していることになるのです。
たとえばです。
パソコンがフリーズしてしまったときです。
あれこれ原因をさがそうとせず、
パソコンが動かんのじゃ!
と、やいのやいの文句を言ってしまう人は、逆に「パソコンの知識がない」ことを暴露してしまっているのです。
ふくカエル
ふくネコ
自分の品格を下げるから
また、文句を言えば言うほど、自分の品格が下がるからです。
最初はたしかに、文句の奇抜さに世間の注目が集まります。
しかし、文句ばかり言うだけで、問題解決への積極的な姿勢を示さなれば、どんどん世間の評価は下がってしまうのです。
ふくカエル
ふくネコ
こんな問題(ストレス)で、ギャーギャー騒がないと(文句を言わないと)、
自分の平常心を保てない人間だと世間にバレてしまうのです。
ふくカエル
ふくネコ
どんどん問題になるから
ひとつの侮辱が次々と他の侮辱につながるかもしれない。
さらに、文句を言えば言うほど、どんどん問題が複雑になってくるからです。
相手への文句は、どんどん悪意を巻き込んで侮辱になっていきます。
侮辱(バカにして、はずかしめること)は、よからぬ方向へとつながるのです。
これは、悪口がどんどんエスカレートして止まらなくなる状態と似ています。
文句が際限なく言い続けるというループに陥ると、
周囲の悪意を巻き込んで、どんどん問題を大きくしてしまうのです。
最後は、人からバカにされる
そして最後は、文句を言う人は人からバカにされます。
まちがいなく
バカにされるねん!
これは誰も認めなくないかもしれませんが、文句を言う人は、ほんまにバカにされます。
というよりも、哀れで惨めな人だなあと思われるのです。
中には、とても残酷で、冷ややかな目で見下されます。
ああはなりたくないよな!
と心で侮辱されることになります。
文句や悪口は、それを言った側(発言者)に嫌悪感が集まってきます。
なぜなら、
悪口や文句の対象の人間よりも、悪口や文句を言っている人間の方がいやらしく見えるからです。
普通はね、よほどの理由がない限り
悪口を言っている人に
嫌悪感を抱くねん。
悪口について勉強してみました。ご興味のある方はどうぞ。
じゃあ、どうすればいいのかな?
できるだけ言わない
文句は、できるだけ言わないようにします。
文句の元を断つ!
まずは、文句を言いそうな自分を徹底的に断つことからはじめます。
そのためには、文句を言いたくなる自分の感情を手放す必要があります。
そのためには、自分を認めてあげる
自分の感情を手放すためには、「今現在の焦っている自分」を自覚することです。
あっ、ちょっと焦っとうねんなあ。
焦っている自分を見つけたら、あとは「自分の今の状態」や「自分の感情」を意識しないようにします。
たとえば、「自分の今の状態」や「自分の感情」とは全く関連しないことを意識しします。
たとえば、畑仕事とか
無心に鼻をほじるとか(ただし、一人っきりでね…)
必死にパズルをするとか
です。
そして、徐々に「自分の状態や感情」から意識を反らしていきます。
激情について勉強しました。ご興味のある方はどうぞ。
「賢人の知恵」激情にかられたときに失敗しない8つの方法落ち着きを保つ
次に、落ち着きを保つようにします。
最初は、フリでもいいです。
とにかく表面上だけでも、クールに礼儀正しく振舞います。
たとえ、最初は表面上のクールダウンでも、次第に内面も落ち着いてきます。
ふくネコ
ポーカーフェイス(感情を表に出さない無表情な様子)は、自分にも大きな効果があります。
ポーカフェイスについて勉強しました。ご興味のある方はどうぞ。
「賢人の知恵」【駆け引き】確実に負けにつながることとは?自分の無念さを悟られないようにする
賢人は自分の苦難を人に知られないようにする。相手に利用されるのを避けるためだ。
そして、大事なことは、
自分の「無念さ」や「悔しさ」を周りに悟られないようにすることです。
徹底的に、隠すね~ん!
これは、本当に大事です。
自分の「無念さ」や「悔しさ」は、そっくりそのまま自分の弱さを暴露していることになり、スキを与えることになるからです。
自分を貶めようとするライバルは、間違いなくこのスキを狙って、勝手に利用しようとします。
文句を言えば、
- 相手につけ入る情報と武器を与えることになる
- 良からぬ人たちに知られたらアウト
ということを頭の中に叩き込み、常に意識しておきます。
あるいは、こんな方法はどうでしょうか?
実は、わたしは相当な「文句言い(訳:文句ばかり言っている奴)」です。
ある日、友人から、「自分の状態が、いかにイケてないか」を指摘されてから、注意するようにしてます。
ちなみに、こんな感じだよ。
文句ばっかり言うなや!
ええ加減せんと、しばくぞ!
(訳:文句を言ってはいけません、
いい加減にしないと、たたきますよ。)ほんまに、反省してん。
なので、次のような方法で、自分の文句を封じ込んでいます。
ふくカエル
まず、文句を言いたい原因を見つけてみる
まず、自分が
なぜ、文句を言いたいのか?
について、本当の原因を直視するようにします。
実は、こうやって考えていくと自分の「承認欲求」が見えてきます。
承認欲求の底にある
- 劣等感
- 嫉妬
- やきもち
- ねたみ
などの感情を(とにかく認めたくない感情ですが…)あえて直視するのです。
でも、直視できたら大丈夫です。
次に、自分が満足することを見つけてみる
自分の承認欲求を自覚し、その根底にある「自分の感情」を直視できたら、
次に、
どうすれば、自分は満足するのか?
だけを考えてみます。
自分が満足することだけに意識を向けてみると、自分にちょっとした変化が起こります。
嫌なことを見つけては、文句を言っていた自分から、
むしろ、嫌なこと「課題」としてとらえて、積極的に改善しようとする自分に脱皮できます。
わたしは、イライラして文句を言いたくなる理由が、
劣等感、嫉妬、失敗の後悔であることに気づいてからは、ちょっと目が覚めました。
みじめな自分をさらけ出していたことに寒気がしたし、そんな自分がすごく痛かったです。
それからは、文句を言いそうになったら、まずは何も考えずに寝ることにしてます。
もちろん、眠れないときもあります。
そんなときは、ジムに行って、泳ぎまくったり、走りまくったり、踊りまくったりしてクタクタになってから、眠るようにしました。
日頃のなにげない睡眠を重視するこの方法ですが、
良質な睡眠をとると、何と言っても「思考が健全になる」ので、お勧めです。
そして、自分の夢に挑戦してみる!
そしてです。文句を言うより、自分の夢に挑戦することにしてます。
ふくカエル
毎日、夢に挑戦していると必死になるので、文句を言う余裕がなくなってきます。
理想を追い求めると、あれこれ「しなければならないこと」でいっぱいになるからです。文句を言う暇がなくなります。
この方法は、
文句を言う原因が、他人からバカにされたり見下されたときの場合にもっとも効果的です。
相手への文句を言うよりも、「もっと生産性の高いもの」に全神経を集中させたほうが賢いからです。
文句を言うよりも、
くそっ!見とけよ!
あいつを
いつか見返してやるねん!
あほんだら!
といきり立つほうが、たしかに生産性が高いです。
それにです。このように自分の夢の実現に必死になっていると、
自分をバカにしたり見下した人のことを自然と忘れることができています。
精神衛生上もとてもいい効果があるのです。お勧めです。はい。
そうすると、どうなるのかな?
利用されなくなる
文句を言うのをやめると、人から利用されることがなくなります。
自分の「無能さ」「弱み」などをさらけ出して、スキを与えることがなくなるからです。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
文句を言って、自分の「無能さ」「弱み」などをさらけ出して、
スキをダダ洩れにします。
良からぬ相手にスキをつかれて、利用されてしまいます。
- 騙される
- 踏み台にされる
- 裏切られる
といったややこしい問題に巻き込まれます。
知恵のある人
文句が引き起こす弊害を知っています。
出来るだけ、文句を言わないような工夫をします。
そして、良からぬ人の餌食にならないように注意します。
わたしも知恵を持てたので、誰でも知恵を持てると思うねん。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第3章 会話について」
「No.90 文句を言わない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」について
まとめてみたkerokero
- 文句を言えば、印象を悪くするだけなので言わないほうが得策です。
- 文句を言えば、人に自分の弱みを見せてしまうことになります。
- 弱みを知られて相手に利用されるのを避けましょう。
それでも、どうしても文句を言いたくなったら、仕方がありません。
誰もいないところで、こっそりと言いましょう。
はい、これもお勧めでござる!
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。