人の不幸の犠牲にならないでね
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
もしも、目の前で…
もしもです。目の前でそれほど親しくない人が、
ピンチやねん。
助けて欲しねん。
と救いを求めてきたらどうします?
- もちろん助ける
- 無下にする
- 迷う
迷いますよね。日本人は親切な人が多いので、1の「もちろん助ける!」と答える人が多いかもしれません。
でもですよ!
ちょっとこれ、要注意なんです!
なぜ、要注意なのかな?
憂さ晴らしかもしれないから
実はです。相手の助けを求める行為は、単なる憂さ晴らしかもしれないからです。
そもそも再起復活に必死になっているわけじゃないです。
腹いせに沈んでいる自分の泥船に引きずり込もうとしているだけかもしれません。
自分だけが不幸になるのは癪に障るので、むしゃくしゃして他人を自分の不幸に引きずり込もうという魂胆なのです。
ふくカエル
恩を仇で返されるから
困難なときに自分の重荷を背負ってもらおうとする人は、好調となるとこちらを鼻であしらうものだ。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
それにです。親身になって助けたとしても、恩を仇で返される恐れもあるからです。
ふくカエル
ふくネコ
困難に陥ったときにすぐに人に頼る人は、助けてもらった人のことをすぐに忘れます。
ほんとうに、それがどうした?
だから何?
という顔をするのでびっくりします。恩義をないがしろにするから、すぐに失敗して窮地に追い込まれるのです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
これです!
人の不幸の犠牲にならない
「人の不幸の犠牲にならない!」
と心の中で叫ぶこと
です。
- あまり親しくない人
- 良く知らない人
- 信頼できない人
などから助けを求められたら、まずは「不幸の犠牲にはならへんで!」と心の中で叫びます。
まずは、自ら進んで犠牲になることを慎みます(それほど親しくない人なら尚更です)。
具体的には、こうする
冷静になる
どんなに相手から助けを求められても、まずは冷静になります。
とは言ってもな、
君の不幸の犠牲にはならへんぞ!
と心の中で叫んで、相手の慌てふためている様子に引きずり込まれないようにします。
ふくカエル
じっくり観察する
次に、相手の様子をじっくり観察します。
- 本当に助けるべき人なのか?
- そうでない人なのか?
をちゃんと判別します。
具体的には、
- 何が起きているのか?
- 原因は何なのか?
- 改善の余地はあるのか?
- 本人にやる気があるのか?
などを注意深くチェックしてみます。
すると、おのずと相手の「人間としての品格」が見てきます。
お勧めは4つの目で観察する事です!
「賢人の知恵」【知性】人・物に振り回されないようにする方法。
そもそも、長年に渡って、親交を深めてきた相手であれば「足」を引っぱるようなことはしないものです。
なぜなら、親友であれば自分の不幸が相手にもたらすダメージをまず考えて苦境を隠すからです。
ほんまのことを言うと、
親友の苦境は、こちら側が感じ取らないとダメやねん。
自問自答してみる
また、自問自答していくのもお勧めです。
「なぜ?」「なぜ?」と自問自答していきます。
- なぜ、自分は助けなければならないのか?
- なぜ、自分はそう思うのか?
- なぜ、それが正しいの考えるのか?
- 自分を神さまだと勘違いしてないか?
- 正当化してないか?
- 偽善心に燃えてないか?
- 自己犠牲に酔ってないか?
- 自分の守るものを考えてみたか?
と順番に自問自答していき、自分の疑問点をどんどんほり下げていきます。
そうすると、自分の「ヘタな同情心」や「降りかかりリスクの大きさ」をちゃんと理解することができます。
自分が出来る範囲で助ける
さらに、冷静になれたら、自分んが出来る範囲内で助けるようにします。
全てを投げうつなど、無理してまで助けるようなことを慎みます。
ちゃんと伝える
そして、
- 自分の能力には限りがあること
- 無理はできないこと
- 自分には守るものがあること
など理由をあげて、これ以上は助けることができない旨を礼儀を尽くして相手に伝えます。
そうすると、どうなるのかな?
自分の命を危険にさらさずに救える
「人の不幸の犠牲にならない!」と心の中で叫び、冷静な態度でいることで、自分の命を危険にさらすことなく、自分の出来る範囲で相手を救うことができます。
自分の被り不利益をちゃんと把握して、相手を救うことができます。
僕は船に乗っているから大丈夫!
助けにきたぞ!
ほら、浮き輪だ!
救援するためには、自分がまず安全であることが第一です。はい。
「泥船に誘う」タイプには、単なる憂さ晴らしであることに気づき、きちんと対応することができます。
助ける必要もないと思うんで、
もう、沈んじゃってください!
自分のとるべき態度が分かってくる
このように、「人の不幸の犠牲にならない」ようにすると、人間関係において、自分のとるべき態度が分かってきます。
目の前にいる人間が、自分にとって
- いい人なのか?
- 信頼できる人なのか?
- 悪い人なのか?
- 裏切る人なのか?
の判断に迷うことがなくなってくるからです。
本当に「運の尽き」を悟った人は、どのような態度をとったほうがいいのかについては、勉強しました。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
助けを求めらえると見境もなく助けてしまいます。
自己犠牲を軽く考えています。
知恵のある人
助けを求められたら、まずは冷静な態度でのぞみます。
自分の命を危険にさらすようなことを慎みます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第1章 人とのかかわりあいについて」
「No.44 人の不幸の犠牲にならない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 人の不幸の犠牲にならないように、冷静な態度でいるのがいいです。
- じっと観察していれば、おのずとその人の「品格」が見えてきます。
- ただの憂さ晴らしであれば、助けるのをよしましょう。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。