自慢しない、ひけらかさない
こんにちは！ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの？」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ～～～！
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
前回までのお話
ひけらかしちゃうよね。
ひけらかすとは、地位や業績を鼻にかけて注目を浴びようとすることです。
- 自分を誇示しまくる
- 得意になって見せびらかす
- 他人に自分への敬意を払うように求める
というような行為です。
人は有頂天になると、このひけらかす癖が出てしまうことが多いです。
あたしゃ、こんなにすごいねん。
ぬほほ！
となることが多いです。
ふくカエル
これらは現在ではいたるところで目撃される
マウンティングです。
自分の方が、相手よりも優位だと一方的に格付けすることです。
自分の地位や業績を鼻にかけて、相手を格付けするマウンティング行為は、戦わずして勝つことができます。
ふくカエル
ふくネコ
でも、精神的にはすごいダメージを受けるのです。
あなたのそばにいませんか？
よ～く目を凝らして見渡して！
ちらほら生息してますよ。
ほら！ひいっ！
あなたのそばに！
右肩に乗ってますよ？
うそです。
ごめんなさい。
そやけどです。
ひけらかすと、大きな落とし穴にハマってアホを見るだけのようです。
なぜ、ひけらかすとダメなのかな？
ひけらかさない
地位や業績を鼻にかけて注目を浴びようとしないこと。妬みを買うことは、すすんで憎まれるのと同じである。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
妬み恨みを買うから
ひけらかすと、同時に世間から妬み（ねたみ）や恨みを買うことになるからです。
なぜなら、ひけらかす行為は、他人からみると不愉快で不快なものだからです。
なので、ひけらかせば、ひけらかすほど、ますます恨まれるという事態に陥ります。
あの人、
またひけらかしてますわよ。
恨まれるだけですのに
バカですわよねぇ～。
となるねん。
敵が増えるから
次に、ひけらかすと、敵がどんどん増えるからです。
恨みや妬み（ねたみ）を買うのですから当然です。
敵が増えている状態でも、媚びへつらって集まってくる輩は、
- 仮面をかぶった癖のある敵
- 何かを企んでいる非常に怖い敵
- 何も考えてない嬉しがり屋
かのいずれかやと思います。
尊敬されないから
また、ひけらかすと、世間から尊敬されなくなります。
ふくネコ
成功が遠のくから
そして、ひけらかすと、どんどん成功も遠のいてしまうからです。
ふくカエル
ふくネコ
たとえ辛うじて成功したとしても、尊敬されないというなんともお粗末なことになります。
ほんまに力抜けてまうで。
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな？
鼻にかけない
まずは、自分の地位や業績を鼻にかけないことです。
そんなもので人々から注目を浴びようという浅はかな考えを捨てます。
ふくカエル
ふくネコ
尊敬されて当然という態度をやめる
次に、尊敬されて当然という態度をやめます。
尊敬されて当然という態度は、それ自体が、
自分は、尊敬に値しない人間である
ということを証明しているにすぎないことに気づき、このことを頭に叩き込みます。
自分の真価を発揮する
次に、ひけらかすよりも、自分の真価（本当の価値）を発揮します。
しのごの言わずに惜しみなく自分の実力を発揮して、人々の役に立つようにするのです。
その際には、
地位や業績を自慢げに語るよりも、
地位や業績を有意義に使うことが大切である！
ということを意識することが大切です。
地道に尊敬を集める
そして、地道に実力を発揮して貢献し、尊敬を集めるようにします。
そもそも、尊敬とは、
辛抱強く相手にはたらきかけ、努力することによって、
やっと手に入れることができるものである！
ということを意識することが大切です。
ふくカエル
尊敬って
何度も何度も相手に
働きかけ、努力して
やっと手に入れられるものなのです。
そやからです。
自分の地位や業績を鼻にかけて、人々からの尊敬を勝ち得ようとする態度は、「上から目線」以外の何物でもないです。はい。
そうすると、どうなるのかな？
あることに気づく
実は、あることに気がつきます。
それは、ひけらかすことは、
自分の「品格の低さ」を証明している
ことにです。
ふくカエル
うわ～～！
バカ丸出しやったやんか！
目ん玉が飛び出てしまうで！
となる。
ひけらかさないようになる
このように、ひけらかすほど「自分の品格のなさ」を証明することに気がつくと、
ひけらかすことが本当に恥ずかしくなってやめます。
ほんま恥ずかしいから
もうやめとくわ。
となる。
成功について大事なことが分かる
そして、ひけらかさないことが成功する上でとても大事であることにも気がつきます。
地位や業績を鼻にかけるよりも、
人々の為に役立つように自分の真価（本当の価値：実力のこと）発揮したほうが、尊敬され人望が集まるからです。
それになによりも、自分の真価を発揮することが「人としての品格の高さ」を証明することになり、成功への道がより確実なものになります。
つまり、信用や信頼が増えて
成功への道に
障害物がなくなるねん。
これは、ほんまに
すごいことやねんで。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
注目を浴びたばかりに、自分の地位や業績を鼻にかけてひけらかします。
かえって、人々から妬み（ねたみ）や恨みを買い、憎まれることとなります。
知恵のある人
自分の真価（本当の価値）を発揮し、人々の役にたつことで注目を浴びます。
人々から尊敬を得て、成功への道が確実なものとします。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本（バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社：ディスカヴァー・トゥエンティワン）をお持ちの方へ
ちなみに、今回のテーマは、
「第７章 成功について」
「No.２１５ ひけらかさない」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
まとめてみたkerokero
- ひけらかさないことです。
- 自慢しても尊敬されません。むしろ憎まれます。
- 「自分の地位や業績」をひけらかすよりも、「自分の地位や業績」をいかに役立てるかを考えた方がいいです。
- 人々から尊敬されます。
自分に自信のない人は、すぐにマウンティングしようとします。
マウンティングすることで、相手に精神的打撃を与えて、自分の精神的安定を求めようとしているからです。
ふくカエル
なので、「相手が自分より格上である！」ことに気づくと、ひどく動揺します。
ふくネコ
人はどうしても、目の前の相手よりも優位になりたがります。
生きるか死ぬかのサバイバル時であれば致し方ないです。
そうしないと生き残れなかった人類の長年の歴史があるからやと思います。
これは、DNAに組み込まれている情報やと思うのです。
でもです。
そうでないときは、一方的な格付けマウンティングは非常に乱暴で、相手を侮蔑する行為です。
ふくカエル
そやから、尊敬よりも憎しみが生まれるのは自然なことなのです。
マウントすることが自然になっている人は、このことになかなか気づけないです。
でも、乱暴で侮辱する行為であることに気づいて修正すれば、成功はより近いものになると思います。
思うねんで！
【お知らせ】
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」に出てくる言葉の厳選を試みてみました！
ご興味のある方は、こちらへどうぞ！
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』（出版社：ディスカヴァー・トゥエンティワン）によりました。