成功する人の忠告の聞き方
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
前回までのお話
【評判・名声について】
- 良い評判を得たいときにすることは、まずは好評から手に入れることです。
- 卓越した業績を示さなければならない良い評判よりも好評の方が手に入りやすいからです。
- また、好評はいずれ良い評判へとつながります。
- 具体的には自分の実力でできる範囲のことを嫌な顔をせずにやり、人々の役に立つようにします。
- そうすれば、深く根づく良い評判を手にいれることができます。
忠告って、聞きたくないよね。
人から忠告されると、本当に嫌な気持ちになり聞きたくないもんです。
「ありがた迷惑感」をいっぱい出してしまいがちです。
言ってもらわんでもOK!
わかっとる!なんて憎まれ口を叩きたくなります。
でもです。
成功するには、
他人からの忠告は
どうしたらいいのでしょうか?
こうしたらええのです!
これです!
忠告に耳を傾ける
好意的な忠告を自分の役に立てられないようでは、あまり立派とはいえない。人の言うことに耳を傾けようとしないのは、どうしようもない愚か者だ。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
好意的な忠告には耳を傾けて、
自分に役立てる
ことです。
自分に好意的な忠告は耳を傾けてほうがいいです。
なぜ、無視するとダメなのかな?
愚かだから
好意的な忠告まで一切無視することは、愚か者がすることだからです。
成功の秘訣だから
いろいろな忠告の中から好意的な忠告だけを嗅ぎ取って、自分に役立てることができることが成功の秘訣だからです。
好意的な気持ちから発せられた忠告が見分けられないのであれば、成功は程遠いのです。
ふくカエル
警告が分からないようでは破滅するから
ばかな真似はよせと仲間が警告しているのに、破滅への道に飛びついてしまう者は救いようがない。
それにです。
自分に好意的である人物からの忠告は、忠告というよりも警告に近いからです。
警告が判別できず、それに従えないようであれば、破滅するしかないからです。
自分に敵意がある人物ではなく、
好意的である仲間が冷静な判断で警告していることは、ほんまに重要です。
じゃあ、どうすればいいのかな?
まずは、忠告を嗅ぎ分ける
まずはです。いろいろな忠告から自分にとって役に立てられる忠告を嗅ぎ分けます。
たとえば、自分に忠告してくる人物をよく観察して、
- 悪意や敵意がある忠告
- 良心や好意がある忠告
かどうかで分類するのも手です。
敵意は、相手の表情、素振り、身振りを注意深く観察すると簡単に見えてきます。
こんな人物からの忠告は
注意してね。
良心的な忠告には耳を傾ける
次に、自分に良心的で好意的な忠告に対しては素直に耳を傾けるようにします。
忠告を受け入れる態度や雰囲気を作る
また、忠告を遠慮なく言ってもらえるように、忠告を受け入れる態度や雰囲気をつくるようにします。
- 相手が忠告をためらう
- 相手が反撃されるのではないかと警戒する
ことがないように配慮します。
遠慮なく意見を言ってもらえるようにすることは大事です。
ウェルカムボードを作るねん。
とくに頂点を極めている人ほど、この忠告を受け入れる態度や雰囲気づくりをお勧めします。
自分の地位からでは見えないことがいっぱいあるからです。
忠告を聞き入れることで、問題について別の視点からのアプローチができたり、解決のヒントになったりします。
でも、気をつけることが3つあるよ!
1.すべてに耳を傾けない
まず、「来るもの拒まず」で来るもの来るものすべての忠告に耳を傾けないことです。
中には悪意や憎しみに満ちた忠告が紛れ込んでいるからです。足を引っ張られてからでは遅いです。
ふくカエル
このような忠告は無視するに限ります。
2.人を限定する
なので、忠告は本当に信頼できる人に限定します。
その人からの忠告だけを受け入れるようにします。
それも少数の人がいいです。
3.ときを限定する
必要なときは、ありがたくこの相談相手の指摘を受け入れよう。
また、忠告は自分が必要だと思ったときに限定します。
本当に必要だと感じたときに、信頼できる人からの指摘を受け入れるようにします。
何でもかんでも忠告を仰ぐようにすると、自分の思考力・判断力が固まり、伸びないからです。
ふくネコ
本当に必要なときにするのが秘訣です。
これ以外のときの忠告は、貴重な意見として耳を傾けるだけにしておきます。
そうすると、どうなるのかな?
道が開ける!
好意的な忠告を受け入れると、道がひらけます。
第三者の視点からの意見が加わるので、自分を客観的に観察できるからです。
これは柔軟な発想が生まれやすくなる環境が作れます。
柔軟な発想は「道を開く」ヒントになります。
あっつ!そうやわ!
そんな手があったわ!ってな感じです。
うまく軌道修正できる
それから、忠告を受け入れるとうまく軌道修正することができます。
今やっている計画や行動の間違いは、本人よりも第三者のほうが良く判断できるからです。
的確な間違いの指摘を受け入れて、うまく軌道修正できると、
大きな失敗を未然に防ぐことができます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第 章 について」
「No. 」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 好意的な忠告には耳を傾けるようにします。
- 忠告を無視するような愚かなことはやめます。
- 遠慮なく言ってもらい、自分に役立てます。
- もっとも、耳を傾けるべき忠告は信頼できるごくごく少人数の人に限るようにします。
【お知らせ】
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」に出てくる言葉の厳選を試みてみました!
ご興味のある方は、こちらへどうぞ!
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。