言葉を厳選してみたよ! 13
こんにちは!ふくカエルです(ふくカエル@知恵カエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回の勉強のテーマは、
「第4章 知性について」
「言葉を厳選してみたよ121~130」
についてです。
教科書は、バルタザール・グラシアン先生(これからは、バル先生と呼びますね)「賢人の知恵」です。
よろしくお付き合いのほどお願いします。
バルタザール・グラシアン先生の「賢人の知恵」
全240テーマを自分になりに味わおうと試みています。
時々理解することに苦しんでいる時もありますが、
どうか笑ってお見逃しくだされば、幸いです。
ただ今、240テーマある中で、178テーマを終えました。
残すところあと、62テーマ(たぶん?)になりました。
ここまで来れたのも、皆さんのおかげ様だと本当に感謝しています。
ここで、振り返って、今まで勉強した復習をしたいと思います。
バルタザール・グラシアン先生(ここから先は、バル先生と呼びますね)の「賢人の知恵」のテーマごとに、
ふくカエルが、独断と偏見で、「これだ!」と思った「バル先生の言葉」を選びました。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
ふくネコ
4章は「知性について」のバル先生の言葉になります。
「知性」とは、モノゴトを知ったり、考えたり、判断したりする能力のこととして考えます。
今回は、4章の後半部分になります。1つ1つテーマは独立していますが、大きなテーマは「知性」でつながっています。
ふくカエルは、ここでも「知性」を、まずは「判断力」として考えてみました。
121 良いところを見つける
バル先生の知恵は?
どれほど不運であっても、その中にまばゆく光る幸運をひとつ見つけよう。
たまたまそこにあっただけだとしても、その幸運に着目するのだ。
【根拠はこれなの】
正しい判断と選択をしたことで必ず報われる。
ふくカエルの私見kerokero
良いところに目がいく人と、とかく悪いところに目がいく人がいます。
人の欠陥ばかり見つけて悪口を言うより、
人の良いところを見つけて知らせてあげるほうが、
自分もその人もとっても幸せになれるのにと思います。
これって、自分のことでも言えるのです!
どんなに自分が不運であっても、不運ばかりに目を向けるのではなくて、
足元にある「自分の小さな幸運」に目を向けてみるのです。
幸せになれると思うの。
悪いところに着目するよりも、良いところに着目すると、モノゴトの転機、ターニングポイントに敏感になれます。
モノゴトの転機の正しい選択することは、判断力の基本になると思うのです。
122 うわべにだまされない
バル先生の知恵は?
目はふたつ備わっているのだから、
ひとつは真実が自ずと明らかになるのを確かめるためにとっておこう。
【根拠はこれなの】
真実は時を味方に、遅れてやってくるものだ。
ふくカエルの私見kerokero
第一印象が、そっくりそのままな人やモノって、滅多にいないです。
たいがいは、第一印象の「思い込み」や「勘違い」で脚色されてます。
でも、人は、その「思い込み」や「勘違い」を大事にします。手放しません。
とりあえず、目の前にいる得体のしれない人やモノを評価して、早く安心したいからです。
でも、真実は、
後で必ず明らかになります。
「思い込み」や「勘違い」をしているので、相当ショックを受けます。
おもわず「目をつぶって」しまいます。
このような場合に、ショックを受けずに真実を凝視できる「もう一つの目」を持つ事が大事になってきます。
「初見どおりのモノゴトなどは、めったにない」という事実を自覚していると、
盲信することをコントロールできます。
盲信は判断力を歪めるものだと思うのです。
123 大言壮語にだまされない
バル先生の知恵は?
口先にだまされてはいけないのだ。
【根拠はこれなの】
中身が備わった人は十分信頼できるし、周囲にとってなくてはならない人だ。
ふくカエルの私見kerokero
かしこぶる人ほど、大風呂敷を敷きたがります。
で、言ったわりには実行しないです。
「有言実行」どこ吹く風です。
この大風呂敷ですが、話がとても魅力的で、面白いので惹きつけられます。
でも、気をつけてね、張りぼてだから。
そもそも、中身が詰まって充実している人は、大風呂敷は敷きません。
周囲の人や社会がほっておかないからです。
「引っ張りだこ」さんは、風呂敷すら敷く暇がないからです。
ふふふ。
人を判断するときは、その人が「有言実行できる人か?」を見分けることが必要です。
人についての判断力を鋭くするものだと思うのです。
124 分別を持つ
バル先生の知恵は?
分別が才能を金のように光らせ、能力を磨く。
【根拠はこれなの】
人は精神的重みで評価される。
ふくカエルの私見kerokero
どんなに頭脳が優れていても、その頭脳を間違って使ってしまえば、人類を絶滅させてしまいます。
頭脳がいい人が、必ずしも分別に優れているとは限らないようです。
いくら、目の前の人が頭脳が良くても
「この人は、いい人なのか?」を常に判断するようにしたほうがいいようです。
たしかに、人は頭脳によって評価されるかもしれませんが、
本当のところは、人は精神的重みで評価されます。
人を判断するときは、「分別を持っている人か?」を見分けることも必要です。
人についての判断力を鋭くするものだと思うのです。
125 自分の愚かさに気づく
バル先生の知恵は?
愚の骨頂は、自分の愚かさに気がつかないで人を愚か者呼ばわりすること。
【根拠はこれなの】
真の賢人は、ただ賢そうに見えるだけでなく自分の無知に気づいている。
ふくカエルの私見kerokero
人をバカにする人を「小バカ族」と言っています。
大量発生中です。こうも増えてしまったのか?と思うほど生息しています。
自分が充分に「小バカ」なのに、人を「バカ扱い」するのです。
と言いつつも、今ここで「小バカ族」を「バカ扱い」しているふくカエルは「大バカ族」です。
自分の「バカ」に気づくのって、本当に大事なの。
ひょっとして、「自分が無知なのでは?」という視点を忘れないことは、
ガチガチに固まった判断力を柔軟にするものだと思うのです。
126 理性を失わない
バル先生の知恵は?
だから、そういう事態から身を守るための自己抑制が不可欠だ。
【根拠はこれなの】
興奮のあまり筋道立てて考えられなくなり、危険な状態に陥ってしまうことがある。
ほんの一瞬かっとなっただけで、後悔の日々が続くことになる。
ふくカエルの私見kerokero
何かの拍子に感情的になったり、相手からの挑発で感情的になったりします。
興奮すると乱れるのが、まず「態度」です。その次に「言葉」です。
どれもその場から立ち去れば、コントロールできるものです。
誰もいない場所で「乱れた態度」「乱れた言葉」を発散してもいいと思います。
その場に居続けて、一生後悔するような「過ち」をするくらいなら、断然マシです。
興奮しないことは、冷静で正確な判断力を手にする必須アイテムだと思うのです。
127 感情をコントロールする
バル先生の知恵は?
自分にそういう感情があることをまず自覚すること。
【根拠はこれなの】
かっとなるたびに、理性ある人という評価が一段下がる。
ふくカエルの私見kerokero
誰でも理不尽な扱いをされると、多少なりとも「かっ!」となるのが当たり前です。
でもです。どんなに理不尽な扱いをされたからと言っても、
世間は「かっ!」となった状態だけを見て、こちら側の人物評価を1段下げてきます。
おっそろしいことです。
自制心を保つのって大事です。
興奮しないように感情をコントロールするには、自分にそいう感情があることを自覚するのが大切です。
冷静で正しい判断力を手にする具体的方法だと思うのです。
128 軽薄な言動をとらない
バル先生の知恵は?
ばかげた言動を慎んで良識を示そう。
【根拠はこれなの】
よくある愚行に誰でも陥っていて、なかなか逃れられないでいる。
ふくカエルの私見kerokero
よくあることですが、何も考えずに、不満や不平を並べたりします。
人生は「何もかも思い通り!」ってのは一時のことです。
ほとんどの人生の歩みは、目の前の壁を1つ1つ壊したり、登ったりして、進むものだからです。
ツライので、不平不満が出るのも仕方がないのですが、みんなもそうなのです。
ですから、ここは、
不平不満を言うことが、バカバカしいことに気づいた人が勝ちです。
この世には、突然、理不尽に「生命」を奪われた人が、いっぱいいます。
その人達のことを考えると、
不平不満を言っている自分が、非常に恥ずかしいことに気がつきます。
ねっ!目が、
ぱっちりと覚めるものです。
129 極端をさける
バル先生の知恵は?
良いことでも悪いことでも、極端なのはよくない。
【根拠はこれなの】
正も過ぎれば邪となる。
ふくカエルの私見kerokero
極端なことは、本当にエネルギーを奪い、事態を悪化します。
嬉しいからといって喜びすぎると、気力がなくなります。
悲しいからといって落ちこみすぎると、這い上がれなくなります。
むしゃくしゃするからといって怒りすぎると、反撃にあい倒されます。
楽したいからといってずっと怠惰なままだと、孤独になります。
キレイが大好きだからといって潔癖すぎると、不安を増長します。
正しいことを勧めたいからといって他人に強制しすぎると、悪人になります。
知性も極端すぎると、大きな大きな過ちを犯します。
極端って怖いです。ほどほどがいいです。
極端をさけることは、判断力の適正さを担保すると思うのです。
130 商売感覚を知る
バル先生の知恵は?
知識がたくさんあることも大事だが、肝心なのはそれを機能させることだ。
【根拠はこれなの】
人生における究極の目標が商売とは関係なくとも、日常生活に適応することは重要だ。
ふくカエルの私見kerokero
どんなに知識があっても、商売感覚がないのでだまされちゃう人います。
言い値で納得しちゃう人です。
日常生活に必要な知識は、自分の持っている知識を機能させる潤滑油です。
商売感覚を持つと、バル先生の言葉や哲学や倫理や、その他のなんじゃかんじゃが、クルクル回りだすかもしれません。
クルクルとね!
商売感覚を持つことで、日常生活に適応する判断することができるようになります。
判断が常識外れになることをさけられると思うのです。
まとめてみたkerokero
- バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」
- 第4章「知性について」
- 121テーマから130テーマの言葉を厳選してまとめてみました。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。