【人生】財産よりも〇〇を選ぶほうがいいよ
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
いくらあっても困らないもの?
いくらあっても困らないものはなんだ?
ときかれたら、「夢」と「お菓子」と答えていたわたしです(注:子供の頃)。
あの頃は、純粋やったで!
大人になるに従って、どんどんゲスくなってきたウチ(訳:わたくし)です。
今では、真剣に先立つもの(お金ね)が大切だとしみじみ思うのです。
そやけど、
どうやら大事なものを
忘れていました!ちょっと恥ずかしくなったで。
財産よりも選んだ方がいいものとは?
これです!
財産よりも名誉を選ぶ
財産は消えてなくなるが、評判は一度手にしたら永続する。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
財産よりも名誉を選ぶ
ことです。
人生にとって大事なことは、財産よりも名誉なのです。
なぜ、 名誉なのかな?
消滅しないから
まず、名誉はいくら使っても消滅しないからです。
一方で、財産は使えばどんどん消滅します。
永続するから
次に、名誉は一度手に入れると、余程のことがないかぎり確実に永続するからです。
一方で、財産もたしかに永続しますが、時代の変動(国の存亡など)でいつ消滅するか分からない不確かなものです。
後世に残るから
それにです。名誉は自分が死んだ後にも残るからです。自分が生きた証しを残してくれます。
ふくカエル
たしかに財産も残りますが、自分の生きた証しを残してくれるわけではないです。
ちなみに、なぜ、財産はダメなのかな?
ねたみを買うから
財産は、人々からねたみを買うからです。
さらに、ねたみは度が過ぎると憎しみに変わります。
非常に厄介なことになります。
富はねたみを買い、名を上げることは関心のない人にはどうでもいいことだ。
このように、財産は増えれば増えるほど、非常に多くの人からねたみを買います。
一方で、名誉はどんなに上げても、(一部の人を除き)関心のない人にはどうでもいいことなので、財産への妬みに比べると限られます。
じゃあ、名誉を手に入れるにはどうすればいいのかな?
評判を手に入れる
名誉を手に入れるためには、よい評判を手に入れることです。
努力する
そのためには努力します。日々努力をして結果を出すようにします。
「賢人の知恵」【成功】達成できる人、できない人の違いはこれだよ。
行動の中身を充実させる
努力の内容は、自分の行動の中身を充実させることです。
自分の行動の在り方を見つめ直します。
138.勇気を出すこと
どんな困難にも立ち向かう勇気を持つことが大事です。勇気は自分の魂を傷つかないように守ってくれます。くじけない態度が大切です。
139.明るい性格でいる
節度ある明るさはひとつの強みになります。きわどい場面でも咄嗟に機転が利かすことができます。またみんなから好かれます。
140.話し方や作法をいつも吟味する
会話は日々行うことなので、いろいろと注意することが肝心です。話し方にはその人の中身が出ます。常日頃から話し方や作法に気をつけるようにします。
141.前向きな気持ちにしたがう
自分の前向きな気持ちに従うようにします。行動する人のほうが多くのことを手に入れ成功するものです。
142.見かけを軽視しない
ほとんどの人は物事は見かけで判断します。自分の行いを正しく判断してほしいときは、自分の見かけを軽視しないことが大事です。
143.目に見えるかたちで真価を示す
物事は見た目で判断されます。なので、自分の本当の価値を人の目に見えるかたちで示すべきです。見た目の良さは、内面の良さを示す一番いい方法です。
144.外見を磨く努力をする
外見は自分の中身を示すきっかけになるので利用したほうが賢いです。外見も芸と同じで磨くことができます。外見を磨いて大衆を惹きつける魅力を持つことも大事です。
145.人のために行動する
人気よりも心からの親愛を得るためには、人のために行動することが大事です。自分の才能や能力を発揮して役立てるようにします。情けは人の為ならずです。
146.信念を貫く
何があっても信念を貫くことです。ブレない信念があると理性で自分の立場を守り通すことができます。感情に左右されません。自分の信念に疑いが生じた時は、毅然とした態度で真実を知ろうと勇敢に立ち向かうことができます。卑怯になりません。
147.憎しみを抑える
人を嫌って満足するような真似はやめたほうがいいです。憎しみは自分の価値を下げるだけだと気づきます。偉大な人に共感するようにして、憎悪は捨てるようにします。
148.中身のある人間になる
重要なのはその人の中身です。見た目よりもはるかに多くのものを自分の内面に備えておくことです。いろいろなことを体験し知ることが大事です。
149.自尊心を守る
何よりも自分に忠実であることが大事です、自尊心が傷つくようなことは慎むようにします。そうすれば、自己管理ができます。
150.辛抱する
辛抱することを覚えると、興奮しすぎることがなくなります。自分自身をコントロールできるとどんな問題でもひとつひとつ克服することができます。時間を味方につけることができると、どんな問題でも立ち向かえる自信が持てます。
151.敬服する人を見習う
自分の手が届きそうな人を見習うようにします。そして自分の目標や理想を実現するようにします。人の名声は妬むものではなく、共感し自分を鼓舞するものです。
152.王のように行動する
どんなときも王のように威厳のある立派な行動します。国を背負った王のように自分の言動に気をつければ、真の独立を手にすることができます。
153.崇高な態度を目指す。
立派な人は小さくて細かいことにこだわらないものです。細かいことにうるさくすると自分の気分が滅入るだけです。行動にはその人の感情や知性が現れます。見て見ぬふりをすることも大事です。
154.大きすぎる期待を持たせない
期待が大きすぎるような状況に自分を追い込まないことです。人々の期待をコントロールし、期待はずれの印象を持たれないようにすることも大事です。
155.今の自分に甘んじない
今の自分自身に満足しないことです。いつも向上心を持ってものごとを知るようにします。そうすればひとりよがりにならずにすみます。
156.気取らない
気取らないことです。気取った態度は人々に不快感を与えます。見せかけだけでうぬぼれが強い人は、自分がふりかざした見栄でどんどん自分の首を絞めることになります。自分の美徳は隠して、人々から関心を持ってもらうほうが立派です。能ある鷹は爪を隠すです。
157.寛大になる
ライバルに対しては寛大になることです。勝ちを誇示せず謙虚に隠すようにします。このほうが自分自身の魂が輝きます。
158.何でも二倍も持つ
人生に必要なものはなんでも二倍持つようにします。ひとつのものに依存してしまうと卑屈になるからです。名声も、正しい態度も、喜びもすべて二倍にすると余裕が生まれ、立派な生活を過ごすことができます。
159.短所を失くすよう努力する
どんな人にも短所はあります。しかしです。短所は人目につきやすいものです。自分の長所まで台無しにします。なので、失くすように努力することが大切です。
160.悪い性格を抑える
悪い性格は誰も諭してくれません。火の粉がかかるのが恐ろしいからです。なので自分で直すしかないのです。気取り屋、滑稽、強情、気まぐれどれも悪い性格です。
161.心の声に耳を傾ける
直感で正しいと思ったら、素直に信じてみます。常日頃から思慮分別や良識を磨いていれば、自分の心に聞いてみる価値はあります。
162.胸のうちを明かさない
自分の秘密は明かさないことです。あとで必ず代償を払うことになります。どんなに喋りたくなっても自制します。それが結局は自分自身の魂を守る唯一の方法になります。
163.口にしたことは実行する
立派な人は言動が立派です。立派な言葉はその人の頭の良さを証明するもです。立派な行動はその人の心の正しさを証明するものです。なので、口にしたことは実行することです。
164.態度を一貫させる
本当に分別がある人は態度が変わらないものです。日々態度が変わる人は意見もコロコロ変わるものです。このようなタイプに出くわしたら近寄らないことです。いろいろな影響を受けて振り回されます。
165.突飛なことはしない
突飛なことは風格がある人だとは評価されません。恥をかくだけなので慎んだほうがいいです。ぱっとしない長所や見苦しい態度(気取った態度やぞんざいな態度)で目立とうしないことです。失笑を買いバカにされてため息をつかれます。
166.激情にかられて行動しない
かっと行動すると全てを台なしにします。平常心が持てない状況では自分自身を守る行動がとれません。興奮しすぎている自分を自覚したら、理性を働かせてその場から退場するのがいいです。
167.欠点を自覚する
命取りになる欠点を自覚することです。欠点は直そうという気持ちがあればなんとかなります。不熱心さや愛想が悪い人は、その致命的な欠点を自覚して直すと自分の欲する頂点に手が届きます。
168.目立ちすぎない
目立ちすぎないことも大事です。悪い方に目をつけられると、自分の長所までも欠点のひとつとして見らえてしまいます。
169.でしゃばらない
でしゃばらなければ、軽蔑されません。このことを理解することは大事です。呼ばれてもいないところに姿を現さないことは大事なことです。
170.臨機応変にふるまう
自分の望み通りに環境を変えることはできません。でも、環境に合わせて自分を変えることはできます。賢い人は、臨機応変にすることが一番慎重な行動であることに気づいています。
171.見られているつもりで行動する
いつも誰かに見られているつもりで行動すると、慎重に行動することができます。
172.自分を磨く
時間が経つとどんなものでも廃れてきます。ときどきは自分の精神力・知性・運などをリフレッシュするようにします。違う分野で活動して刺激を受けて自分を磨きます。
そうすると、どうなるのかな?
称賛と尊敬を手に入れられる
名誉を手に入れることができると、称賛と尊敬を手に入れることができます。
これから生きていく人々に感動を与え、生きていく手本になります。
歴史に名を残こし、後世もずっと人の記憶に生き続けることになります。
自分の人生を輝かすだけなく、自分の子孫を輝かすことになります。
そして、自分が亡き後も子孫から大切にされます。
人生を豊かにする
実は、財産よりも、名誉によるほうが、人生が豊かになります。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第8章 人生について」
「No.223 財産よりも名誉を選ぶ」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 人生において大事なことは、財産よりも名誉なのです。
- なぜなら、名誉は消えず永続するからです。そして後世に残るからです。
- 名誉を手に入れるのはそう簡単ではないですが、良い評判を手に入れるように努力します。
- 具体的には自分自身を充実させて、行動の中身を充実させるます。
- そうすると人生が豊かになっていきます。
つまるところ、「最低限の生活」ができるだけの財産と名誉があれば、人はこの上なく幸せに過ごせるようです。
きっと、そのような人生を送れた人を成功者というのだと思います。はい。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。