なぜ、恋は冷めちゃうのかな?
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回は、こっそりとお話したい「恋のお話」です。
いいなあ!
これは勉強になる!
と思ったことをこっそりとお知らせします。
今回のおはなしは、これですよ!
恋はなぜさめちゃうのかな?
どんなに大恋愛をしていても、普通にしていたら、恋って冷めちゃいます。
永遠に続く愛があればいいですけど・・・
ふくカエル
でもなぜ?
東京大学 定量生命科学研究所 脳神経科学者 奥山輝大准教授が、
NHKのEテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」でお話されていたことが衝撃的だったのでお知らせします。
奥村輝大准教授は、
- 生物学や神経化学の観点から記憶と恋愛メカニズム
- 動物の雄と雌の求愛行動などから脳内に起る仕組み
を研究されているそうです。
どうやら人の恋愛にもメカニズムがあるようです。
ふくカエル
恋と愛のちがい?
恋と愛って違うような気がします。
恋ってドキドキして、いつも会いたくて、どんなときも頭のかたすみで考えてたりします。
恋は、毎日が刺激的です。
まるでジェットコースターに乗っているみたいです。
ドキドキしっぱなしです。
相手の存在がキラキラして惹きつけられます。
でも、愛はドキドキ感がなくなります。
相手の存在も「いてくれて当然!」になってしまうのです。
ふくカエル
どうして、こうなるのかな? 恋愛のメカニズムを知ってみる!
メダカの恋愛で学ぶ!
メダカは、人間のように恋愛するそうです。
なので、メダカの恋愛メカニズムから学んでみます。
メダカの場合は、脳の中の神経細胞であるニューロンが、
スイッチになって恋愛を引き起こすようです。
ふくカエル
メスがオスの拒絶する場合は、このニューロンが活性化していないそうです。
オスを選ぶ価値基準は?
メダカのメスが、オスを選ぶ価値基準は、
メスが、相手であるオスをどれだけ良く知ってるかどうかにあります。
つまり、
- 自分の近くにいるオス
- いつも自分が見知っているオス
を基準にして選ぶそうです。
これは、同時にメスの近くを陣取ることができる強いオスを選ぶことにもなります。
ふくカエル
でもです。
必ずしもメスは、いつも強いオスを選んでいる訳ではないようです。
試しに、メスと弱いオスと一日中一緒にいさせてから、強いオスを投入した場合は、
メスは、自分の近くを陣取る強いオスを選ばずに、
自分が見知った弱いオスを選ぶそうです。
マッチョよりも
ホソッチョを
選んでしまうのじゃ!
ふくカエル
メスは、実際の強さよりも、どれぐらい自分が見ていたのかを重視するようです。
人間も、
- 一目惚れの人と
- 長年知っている人
とでは、
一目惚れの人にドキドキ興味がわいても、
実際に選ぶのは、長年知っている人かもしれないです。
遺伝子とか神経細胞とか脳の中の仕組みは、
人間でも動物でも似ているのではないかと思っていて、
脳があって脳の中に神経細胞があるんですけど、
神経細胞に入力される部分と言うのは種ごとにバラバラだけど、
最終的に何かの計算というのか、
受け入れと拒絶のスイッチするところは、
魚でもマウスでも人間でも、進化的に保存されているのではないかと思っています。
じゃあ、他の動物はどうなの?
メダカは、相手を良く知ってるかどうかで選ぶのですが、他の動物の価値基準はどうなのでしょうか?
ちなみに、メスが、オスを選ぶことを「配偶者選択行動」と言います。
大きく分類すると、次の2つの場合があります。
- 見た目で選ぶ場合
- 行動で選ぶ場合
1.見た目で選ぶ場合
まず、メスがオスを選ぶ価値基準が、
見た目の派手さやカタチにある場合です。
どの動物でも一般的には、メスがオスを選ぶ性質があるそうです。
ふくカエル
よく考えると、オスの方が派手で美しい鳥や動物が結構います。
一番思い浮かべるのが「孔雀」です。
オスがメスに求愛ポーズをとるときに羽を広げます。
あんな立派な羽ですが、
客観的にみたらジャマです。
それに、何といっても目立ちすぎです。
これじゃ簡単に見つかって食べられちゃいます。
どうして退化しなかったんだろう?と思うのですが、ちゃんと理由があるようです。
メスから選ばれやすいようにしていることも、大きな理由の一つです。
ふくネコ
2.行動で選ぶ場合
次に、メスがオスを選ぶ価値基準が、
オスの行動にある場合です。
すごくキレイな巣を作って、メスにアプローチする鳥や魚がいます。
ふくカエル
ふくネコ
アマミホシゾラフグについては、このようなミステリーサークルをつくることや、オスが一人で子育てすることがさらに謎です。
【出典:BBC】
人間も、年収・年齢・身体的特徴をチェックしたりして、相手を選ぶ場合があります。
3.でも、ダメな人を選ぶ場合もあるよね!
でもです。
「外見じゃ、行動じゃと選ぶ基準があるよ!」と、どんなに教えてもらっても、
ダメな男性を選ぶ場合があります。
ふくカエル
たとえば、あちこちでモテて、あからさまに浮気をしちゃう人です。
どうやら、
このタイプを価値基準にしちゃう理由があるそうです。
あなたは、
どうしてだと思います?
実は、これは科学的に説明できるそうです。
メイトコピーイング
です。
メイトコピーイングとは、メスは、その集団の中でモテているオスと性行動しようとする傾向があることをいいます。
どうしてかと言うと、
モテているオスの子どもは、同じようにモテている要素を持って生まれてくる可能性が高いからです。
つまり、
ふくカエル
自分の子どもも
モテる可能性が高い!
と、どこかで無意識に選択している可能性があるです。
どうして、
わたしは、癖の強い人ばかり
好きになるのかなあ?
と悩んでいる人は、これは人間の本能なんだと開き直るのもいいかもしれません。
そっ、そうか!
あたしゃ、
自分の遺伝子を残したいんだな!と開き直る。
ふくカエル
ふくカエル
うふふ。
なんのこっちゃ!
「自分には抗えないもの(本能的なもの)がある」ことを理解するのと、してないのとでは、その後の自分の人生が変わってくるかもしれません。
「あれ?なんでやろう?」と思ったら、その気づきのときやと思います。
自分自身を冷静に分析して、「本当のところ、どうなんやろう?」と考えてみるって、やっぱり大事やと思います。はい。
恋に落ちるスイッチは、ドーパミン
ちまたのスイッチとは?
ちまたで言われている恋に落ちるスイッチとは、
- 相手の笑いのツボが同じ
- シュミが偶然に同じ
- 体格や仕草が好みだった
- 気づいたら好きだった、など
ですが、
始めはドーパミンが必要なのだ!
脳の中の仕組みで考えると、
恋に落ちるスイッチをオンにするためには、ドーパミンが必要になるようです。
ふくカエル
ドーパミンとは、「快感や多幸感を与える」脳内ホルモンです。
人は、ドーパミンで興奮すると快感や幸福を感じます。
強い恋心を抱くとドーパミンが出て、人は恋モードに突入します。
なので、相手をその気にさせるには、
つまり、相手の恋に落ちるスイッチをオンにするには、
最初に、ドーパミンがどばっと出るようなことをすればいいのです。
相手のドーパミンを引き出すテクニックを持っていると強いです。
たとえば、
デートに、相手が興奮するようなコンサートなどに連れて行くのも手です。
ふくカエル
あるいは、相手がお笑い好きなら、大笑いするような漫才に連れて行くのも手かも?
ふくネコ
なのに、なぜ恋愛は冷めるのかな?
いよいよ本題です!なぜ恋愛は冷めるのか?
あんなに居ても立っても居られないほど、会いたくて一緒にいたくてたまらない状態から、
どうして、すう~と冷めたり、飽きたりするのでしょうか?
どうやら、ドーパミンが出なくなるみたい!
恋がすう~と冷めちゃうのは、どうやらドーパミンが出なくなるからみたいです。
奥村准教授が、
ファンクショナルMRIで、
恋に夢中で一番ドキドキしているときの女性の脳を調べたそうです。
すると、
- ドーパミンが出る領域
- ドーパミンが受け取る領域
の両方がバッカンバッカンと活性化していたそうです。
それがです。
長くつきあって倦怠期になると、ドーパミンを出し続けることができなくなるようです。
ドーパミンが分泌されないので、
恋愛による快感が薄れしまうのです。
脳内にドーパミンが出なくなるから、恋愛が冷めるようです(あくまでも可能性だけど・・・)!
だとしたら、もしもですよ。
交際している相手が、脳の仕組みについて詳しい人なら、
ふくカエル
と言っても、立派な理由になっちゃうのかもしれへん?
- 薬物が効いている神経回路
- 恋の状況の神経回路
はオーバーラップしていると言われています。
でも、大きく違うところがあります。
薬物は、脳内にドーパミンが分泌されますが、
恋愛は、「その人に」というファクターがあります。
特定の女性の記憶と恋愛中枢が結び付いて「その人」に対して中毒症状が出てくるのです。
もっとも、なぜ特定の人だけに中毒症状になるのかのメカニズムについてはまだ明らかになっていないようです。
でも、恋に冷めたら、愛を育てる!
恋に冷めちゃったら、愛を育てる!
このようにドーパミンが分泌されなくなって、恋が冷めちゃったら仕方がないです。
そうなったら、次は愛を育てます。
こうなったら
愛を育てようぜ!
ちまたの愛の育て方とは?
- お互いに理解しあえるのが愛を育てる
- カッコイイところを見てドキドキするのが恋なら、ダメなところをみたときに可愛いと思えるようにして、愛を育てる
- 100%求めないけど、自分は100%目指すようにする
- 二人で協力して育てる
ですが、
オキシトシンが出ると、愛になるよ!
脳の中の仕組みで考えると、恋が冷めちゃっても、
脳内にオキシトシンやバソプレシンが出ると、冷めた恋を愛に変えることができます。
なので、なんとかオキシトシンやバソプレシンを出して、冷めっちゃた恋を愛に変えてみるのです!
そして、愛を育てるために、オキシトシンやバソプレシンで脳内をいっぱいにするように努めます。
たとえば、
- お互いにスキンシップを大切にしたり
- お互いに優しい視線で相手をみたり
- お互いに優しい言葉で会話をしたり
などを心がけると、このオキシトシンやバソプレシンがいっぱい出てきます。
こうして冷めちゃった恋を愛に変えて、さらに育てていくと、
人は成熟して幸福になるそうです。
ふくカエル
ふくネコ
ちなみに、
浮気性をハタネズミで理解してみる!
オキシトシンが愛を育てることについては、ハタネズミの場合でも同じことが分かってきています。
ハタネズミには、
- プレーリーハタネズミ(一夫一妻制)
- サンガクハタネズミ(乱婚型)
と、まったく違った習性をもつ種類がいるのです。
一途のネズミ(一夫一妻制)
浮気性のネズミ(乱婚型)です。
どちらもハタネズミなのに、どうして違いがあるのかな?
一途なネズミ(一夫一妻制)と浮気性のネズミ(乱婚型)と大きな違いあがるのですが、
どうやら、オキシトシンなどがつくる脳内のシグナル系に違いがあることが分かってきているそうです。
一途なネズミ(一夫一妻制)のプレーリーハタネズミの脳内には、
バソプレシンとオキシトシンが活発に機能しているのですが、
浮気性のネズミ(乱婚型)のサンガクハタネズミの脳内には、これらのホルモン系がほとんど機能していないそうです。
実験で、浮気性のネズミ(乱婚型)のサンガクハタネズミにこれらのホルモンを注入して活性化させると、
浮気性(乱婚型)の習性をもっていても、一途に(一夫一妻制)決まった相手を寄り添うようになるそうです。
ふくカエル
バソプレシンとオキシトシン
これらの愛情ホルモンですが、
個体別にどれぐらい分泌されるのか?
など、そのレベルが分かる時代がもうすぐ来るかもしれないそうです。
そうなると、
この人は生まれつきどれぐらいのレベルで
- 一途なのか?
- 浮気しまくるのか?
が、事前の検査で分かっちゃうことになります。
ふくカエル
ふくネコ
あなたは、生まれつき浮気性のレベルが高いから、お付き合いできません!
イヤだっぺ!
なんて平気で言われちゃう時代が来るかもしれないのです。
そやけど
付き合う前から選別されちゃうのって、
どうよ?という不都合はあるよね!
ちょっと、番外編
ところで、一夫一妻制はいいの?
人を動物として考えてみると、霊長類は混在しています。
- テナガザル 一夫一妻制
- ゴリラ 一夫多妻制
- チンパンジー 乱婚型
ふくカエル
これについてはいろいろな研究があり、それらの研究から判断すると、
人間を霊長類の一種として考えた場合、「一夫一妻制」では説明できない部分があるそうです。
ふくカエル
たとえば、砂漠のような環境が厳しいところでは、
出会ったり、相手を選んだりとコストかけられないので、
「一夫一妻制」として始めから強いつがいを作ったほうがが、生き残りやすかったという進化の過程があります。
そうでない環境、
つまり現在のような物資に恵まれ、必ずしも厳しいとは言えない環境では、
一夫多妻制によって優れたオスの子どもを残こすことで、種を残すことで生き残れるメリットがあります。
そう考えると、人間は種としての繁栄よりも、個体としての幸せを選ぶシステムを作ったところが面白いです。
まとめてみたkerokero
- 恋愛は冷めるのか?について考えてみました。
- 脳内の仕組みで考えると理解しやすいです。
兄弟や友情
夫婦でも、兄弟や友情になっちゃうようです。
恋愛モードから、さらに家族とのつながりを大切にするというモードになってしまうと、
もはや恋愛の幸福感とはちがう、別の幸福感になるようです。
たしかに、
ドーパミンは、ドキドキして毎日を充実させますが、そればかりの日々が続くとちょっと疲れます。
でもです。
オキシトシンは、じっくりと幸せに直結しているような感じがするし、癒されるのです。
脳の仕組みから考えると
恋をするとドーパミンが、どばっつと出るそうです。
恋が冷めちゃったときは、このドーパミンが出にくくなる。
そこで、なんとかオキシトシンを出して、
冷めちゃった恋を愛に変えて、人は成熟し幸福になるそうです。
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— ふくカエル@猫さん好き好き (@Fuku_78) August 23, 2019
ふくカエルでした。