「幸福論」言葉を厳選してみたよ 7
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
アラン先生の「幸福論」を勉強しています。
今回の勉強のテーマは、
「第1章 不安と感情について」
「言葉を厳選してみたよ」
今回は、
今回は、アラン先生の「幸福論」の第1章の31~35について、
ふくカエルの独断と偏見で「これだ!」と思った「アラン先生の言葉」を選びました。
その言葉に対して、自分の考えをお伝えするというスタイルにしてみました。
ふくカエル
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
31.感情の説得力に惑わされない
アラン先生の知恵とは?
感情の説得力に惑わされない
【根拠はこれなの!】
感情の説得力とはつまり、体が疲れているかそうでないか、興奮状態か虚脱状態かといった自分の状態によって頭の中でくり広げられる、悲しみや喜び、気分の浮き沈みなどの、数々の幻影のことである。
悪魔だよ
もう、ここで言っちゃう!
感情って時々悪魔になるのです。
悪いほうへ悪いほうへ誘惑します。
たとえば、ただ単に体が興奮したり、しんどくて脱力しているだけなのに、
お前は今大変なことになっているぞ!
興奮しているだろう?
全部あの裏切りのせいだぞ!
脱力しているだろう?
全部あの悲しさのせいだ!
とニセ情報を囁いて、わたし達をうろたえた状態にさせるのです。
ふくカエル
本当は身体が不調なだけなのに、
- それ悲しいだの
- 憎たらしいだの
- 嫌いだの
- 腹立つだの
と「身体の不調」を「嘘っぱちの感情」に仕立てあげるのです。
ふくネコ
他人が絡んでくると複雑になる
こんな状態に他人が絡んでくると、もっと複雑になっていきます。
他人が偶然に自分に関わっただけなのに、「嘘パッチの感情」が暴走するのです。
一番よくあるケースが、何でもかんでも他人のせいにしてしまうことです。
ふくカエル
あれ?
- なんだぁか、イライラしとる?
- 感情の浮き沈みが激しいなあ?
と自分の不機嫌に勘づいたら、
自分の感情が悪魔となって、
自分の不調を悪用しているぞ!
と即座に気づいて、警戒したほうがいいです。
32.感情の口車に乗らない
アラン先生の知恵とは?
想像力により頭の中で生みだされた悩みや感情は、いつも疑ってかかること。
【根拠はこれなの!】
これが感情のわなである。
想像力が感情を生むのです!
感情は、想像力が生み出します。
たしかに、ある現象に触れて湧き上がってくる感情もあるのですが、
でもです。
想像することで、湧き上がってくる感情もあります。
たとえば、大好きな人とのデートを想像しただけで
相当ハッピーな気分になれます。
このように、ハッピーな気分になれる感情はいいのですが、
不安、悲しみ、嫉妬、憎しみ、怒りなどの感情が湧き上がってくると深刻です。
悩みが深刻になるからです。
ひどく緊張して失敗しちゃうのも、想像力の仕業であることが多いです。
ただお腹を下しているだけなのに、不吉や予感がすると思うのも想像力の仕業なのです。
ふくカエル
一番キツイ罠は「絶望」!
「感情の罠」の中でも、一番キツイのが「絶望」です。
「絶望」の罠に引っかかるとなかなか抜け出せません。
自分がどんどん悪化していくのが実感できるからです。
「絶望」している人は、自分から「感情の罠」にハマってしまった人と言っても、
嘘じゃないでっす!
「感情の罠」に自らハマらないように気をつけるのがいいです。
33.自分をただの悲劇役者と考える
アラン先生の知恵とは?
自分をただの悲劇役者だと考える
【根拠はこれなの!】
すると、観客がいないから、劇場のあかりは消えるだろう。みごとな舞台セットも厚紙に描いた絵にすぎなくなるはずだ。
大根役者になりきる
悲惨な目にあってど~んと落ち込んでいるときは、大根役者になりきるのがいいです。
どん!と大根です!
なぜなら、悲惨な目にあった人間は、好奇の目に晒されるからです。
人を虐げようとする邪悪な目線が集まってくるのです。
ふくカエル
こんな時は、何よりも自分を守ることに徹しなければなりません。
本当のところ誰も守ってくれないし、真の意味で自分を助けるのは自分自身しかいないからです。
なので、こんなときこそ大根役者になりきります。
もう、鼻をつまみたくなるぐらいにくさ~~い演技をするのです。
そうすると、だれも人は寄ってこなくなります。邪悪な人の獲物にならずにすみます。
これが「本物の知恵」です。
ふくカエル
ふくネコ
34.時間の道は引き返すことも、
もう一度通りなおすこともできない
アラン先生の知恵とは?
しかしその道はすでに通った道で、今いるところが自分の居場所なのだ。時間は引き返すことも、もう一度通りなおすこともできないのである。
【根拠はこれなの!】
感情の衝動にはかならず、取り返しのつかないことに対する抵抗があるようだ。
後ろ向きになる
人は、窮地に陥るとどうしても後ろ向きになります。
ふくカエル
- 何が悪かったのか?
- あれか?
- ひっとしてこれか?
- いや、まてよ?
など、過去ばっかり振り返って、今自分がどんな状況にいるのかを冷静に見れないのです。
いわゆる現実逃避です。
アラン先生は、どんなに過去を振り返って、原因をほじくり返してもすべて無駄だと言っています。
なぜなら、現実に時間を巻き戻すことはできないからです。
ここは、期待も未練もすべてダメならダメで、割り切って、断ち切って、ゼロからスタートがいいみたいです。
損を巻き返そうとするとかえって大損します。
ふくネコ
これまでの損は仕方がないとあきらめて、きっぱりと「損切り」する勇気が必要です。
そして、もう二度と同じ失敗をしないように、今いる場所から仕切り直しで生きるのがいいみたいです。
ふくカエル
恋愛も損切り覚悟で挑みましょう!
- 最初から、未練を残さないと覚悟する
- いざとなったら、仕方がないとあきらめる
- 相手が拒否ったら、もう期待しない損切りする
と決めちゃって、さばさば生きちゃいます。
短い人生、サバサバ生きてやる!
35.悲しみの翼をもぎとる
アラン先生の知恵とは?
そんな翼はもぎとってしまえばいい。そうすれば悲しみはもう這いつくばるしかない。
【根拠はこれなの!】
つい考えてしまうために、悲しみに翼がはえて、空高く舞い上がる嘆きに変わってしまうのである。
悲しみはダンゴムシにする
悲しみは翼を生やさず、ダンゴムシにするべし!です。
悲しみばかりを考えてしまうと、そのうち翼が生えてきます。
悲しみに翼が生えると、すぐに舞い上がって自由に飛ぶまわります。
これが苦悩の元です。
だから、そんな翼はもぎとってしまって、ダンゴムシにするのが一番なのです。
ダンゴムシは、ちょっと触ったらすぐに固く丸くなります。
見たくない悲しみは、固く丸まってもらいましょう。
そうすれば、目につくこともなくなり、悲しみに明け暮れることもなくなるのです。
ダンゴムシは、
われわれの救世主なのです。
はい。
まとめてみたkerokero
- 「幸福論」第1章「不安と感情」から、テーマ31から35までをご紹介しました。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、アラン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『幸福論』(出版社:ディスカヴァートゥエンティワン)によりました。