【food】「除去食」って知ってますか?
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
前回はこんな話!
前回は猫ちゃんのアレルギーについて調べてみました。
【cat care】猫ちゃんのために気をつけたほうがいいこと。
よくよく考えてみると、人間にあるのだから動物にもあるのが普通です。
ふくカエル
でもです。猫ちゃんは福祉がないです。
保険がないので、アレルギー検査がそのままの値段になってしまいます。
高額すぎるので頭を抱えてしまいます。
なのでいい方法が
ないのかなあ?
ありましたよ~!
ありました。
除去食です。
除去食(じょきょしょく)ってなにかな?
タンパク質をアミノ酸まで分解したフード!
除去食とは、タンパク質の代わりにアミノ酸が使われているフードです。
タンパク質をアミノ酸まで分解しているフードなのです。
実は、お肉や卵などタンパク質は、たくさんのアミノ酸がつながってできています。
こんな感じです。
生物は、このアミノ酸がつながったタンパク質をいろいろな消化酵素でアミノ酸に分解して吸収するのです。
【出典:ROYAL CANIN®】
なぜ、アミノ酸まで分解してるの?
タンパク質をアミノ酸に分解している理由は、
アミノ酸まで細かく分解すると、アレルギー抗体(IgE)が反応しなくなるからです。
タンパク質がアレルギーの原因(以下、アレルゲンと言いますね)である場合、体内にタンパク質が入ってくると、
アレルギー抗体(IgE)が反応してアレルギー反応が起こっちゃいます。
でもです。
タンパク質をアミノ酸まで分化すると、細かすぎてアレルギー抗体(IgE)に引っかからないのです。
ふくネコ
このように除去食とは、
タンパク質をアレルギー抗体(IgE)が反応しないように、
細かくアミノ酸にまで分解して、
食物アレルゲン(アレルギーの原因)を除去したフードなのです。
じゃあ、除去食の目的って何かな?
アレルゲンを大まかに特定できちゃうの!
除去食の目的は、アレルゲンが何なのかを大まかに特定するためです。
アレルギー反応が出ているけれでも、何がアレルゲンなのかが分からないときに、
除去食を使って、
- タンパク質によるアレルゲン(食物アレルゲン)であるのか
- それ以外のアレルゲン(環境アレルゲン)であるのか
を特定するためなのです。
どうやって、特定するの?
消去法で特定してみます!
消去法で特定していきます。
複数の選択肢から正答を選ぶ際に、
誤りの選択肢から排除していき、
最終的に残った選択肢を正答だとする解き方のテクニックです。
アレルギーの症状が出ている猫ちゃんに除去食だけを与えてみます。
タンパク質を一切断って、食物アレルゲンが体内に入ってこないようにしてみるのです。
アレルギー症状が治れば・・・
ぼく、治ったねん!
もし、除去食でアレルギーの症状が直れば、タンパク質がアレルゲンであることが分かります。
つまり、植物アレルゲンであることがほぼ特定されることになります。
アレルギー症状が治らなければ・・・
ぼく、ボロボロやねん!
もし、アレルギー症状が直なければ、タンパク質以外のアレルゲンであることが分かります。
つまり、環境アレルゲンであることがほぼ特定されるのです。
じゃあ、具体的には、どうするのかな?
まずは、獣医さんの指導の下でしてね。
まずは、アレルギー症状に詳しい獣医さんの指導の下にすることは大切です。
ひょっとしたらアレルギー以外の病気である場合もあるからです。
安易な気持ちで試して、大事な猫ちゃんを苦しませる結果になるのは避けないといけません。
具体的にはこうする!
寄生虫、細菌、カビなどが疑われるからです。
獣医さんの下で、駆除薬、抗菌薬、シャンプーなどで治療を行います。
- 皮膚症状のときは、6~8週間
- 下痢やおう吐のときは、2週間
この時期はおやつ、その他のフードを一切与えてはいけません。
- 症状が直った場合は、食物アレルゲンの可能性あり
- 症状が変わらなかった場合は、環境アレルゲンの可能性あり
- 症状が少し緩和された場合は、食事アレルゲンの可能性と他の原因
【出典:Royalcanin Japon】
除去食
アマゾンさんでは犬用の除去食はありましたが、猫用はなかったです。
ROYAL CANIN®さんのリンクを貼っておきます。
まとめてみたkerokero
- 除去食について調べてみました。
- 除去食はタンパク質をアミノ酸まで分解したフードです。
- そして、アレルゲンをほぼ特定できるありがたいフードです。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。