8章「意志を決定する」をまとめてみました。
こんにちは!ふくカエルです(Twitterアカウント:ふくカエル)。
ご訪問いただきましてありがとうございます!
今回は、クリティカルシンキング実践篇「あなたの思考をガイドする50の原則」を勉強してみます。
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
ふくカエル
意思決定をする
ちなみに、タイムラインはこれ!
ちなみに、問題を解決する方法についてのタイムラインは次のようになります。
- 答えの明確な基準がない
- 高度な方略が必要
- 問題の存在を認める
- 問題を詳細に、多様に定義する
- 人生目標を明確にする
- 当面の目標を明確にし、いくつかの案を出す
- 案しぼりこむ
- 案を評価する
- 一つの案に決定する
- 選んだ案を実行する
- 解決過程のモニタリング
- あと知恵バイアスに注意する
- 判断を誤った原因を探る
なぜ、複雑な意思決定がむずかしいのかな?
答えの明確な基準がないから
実はです。
答えの明確な基準がない問題がもあるからです。
日々の暮らしの中で遭遇する問題には、
- 正しい答えが一つしかない問題
- 正しい答えがあいまいで分からない問題
があるからです。
特に人生を左右するような大きな問題については、
何が正しい答えで、何が間違った答えがかハッキリしない問題が多いです。
ふくカエル
ふくネコ
また、逆の場合もあります。
高度な方略が必要だから
人生を左右するような複雑な問題の解決策を決めるには、当然に、高度な方略(手だて・方法)が必要になってくるからです。
複雑な問題を解決しようとすると、複雑な事情や状況など、いろいろな情報が山積みになります。
それらの情報を処理するには、複雑な意志決定が必要になるのです。
じゃあ、どのようにするといいのかな?
意思決定のためのシステマティックモデル
複雑は意志決定をするために、クリティカルシンキングでは8つのステップを紹介しています。
- 4W1H法
- 視点の転換
- 人生哲学の文章化
- 「20の好きなことリスト」法
- 「なぜ~いかに」法
- バランスシート法
- 案を4つの観点から評価する
- 重みづけ法
実行を妨げている要因をさぐります。
実行してから途中で投げ出さないためように心がけます。
1.問題の存在を認める
問題とは、
- ある達成した基準
- 望まれる生活に質や水準
から一定以上のズレを経験するときに存在するものです。
一番悪いのが、ズレを見つけて問題の存在を認めても、「悪い状態も今だけだ!」とやり過ごしてしまう態度です。
問題を棚上げすると、深刻な問題はあとでもっと大きな問題となることがあるので要注意です。
2.問題を詳細に、多様に定義する
意志決定をしやすくするために、問題をくわしく定義します。
具体的には、4W1H法を使います。
- 何が?(What)
問題を具体的で正確な言葉で表現できないか? - いつなのか?(When)
問題が生じるのはいつなのか?それは切迫しているのか?(Where) - 問題が生じるのは、目立つのはどんな場所、状況、環境なのか?
- どのように?(How)
この問題は自分の行動の中で、どのようなカタチで現れてくるのか? - なぜ?(Why)
この問題はなぜ起こると思うか?
また、問題をあらゆる方向が見てみて、こと細かく定義していきます。
問題を細かく定義することで、解決策を糸口を探ります。
解決策の糸口が見えて具体化してくると、意志決定をしやすくなります。
3.人生の目標を明確にする
意志決定で迷わないようにするために、人生の目標を明確にします。
問題をいろいろな角度で見て、いろいろとこと細かく定義していくと、
目の前の細かな問題解決することのみに集中してしまって、最終の目標を見失うことになり兼ねないからです。
そこで、最終の目標を見失わないようにするために、自分の人生の目標を明確にして方向付けをします。
自分の人生の目標(人生哲学)の方向性がちゃんと明確に定まれば、問題解決の意志決定も大きく道を外さずにすみます。
それには、「20の好きなことリスト」をつくっておくのがお勧めです。
作り方についてはこちらです!
【意志決定の8つのステップ】ステップ3 人生目標を明確にする。
4.当面の目標を明確にし、いくつかの案を出す
問題を細かく定義し、自分の人生哲学を考えるこ都で方向性を定めたら、
自分が今直面している問題の目標を明確にします。
明確にする方法として「なぜーいかに法」を利用するのがお勧めです。
この方法は、
- なぜ?
- いかに?(=どのようにするのか?)
という問いかけを答えが出なくなるまで、自問自答していくという方法です。
くわしくは、こちらをご覧ください!
【意志決定の8つのステップ】ステップ4 当面の目標を明確にし、同時にいくつかの案を出す。
この方法を利用することで、自分が今直面している問題の上位にある問題が明らかになってきます。
また、いろいろな方法を考えることで、問題の解決案の幅がひろがってきます。
意志決定の材料が増えてくるので、思考の柔軟性がでてきます。
5.案をしぼりこむ
意志決定の材料が増えてたところで、本当に役立つ材料になるまで減らします。
そのためには「排除法」を利用するのがお勧めです。
排除法については、こちらに!
6.案を評価する
案をしぼり込んだら、次に一つずつ評価していきます。
これは、案を評価することで、最終的に一つの案に決定するときに、決定しやすくするためです。
評価するには、
「バランスシート法」を利用するのがお勧めです。
解決案を次の4つの観点から
- 自分にとっての実利面
- 他者にとっての実利面
- 自分の個人的価値観から
- 他者の価値観から
評価していきます。
くわしくは、これをご覧ください!
7.一つの案に決定する
そして、一つの案に決定します。
案のひとつずつに作成したバランスシートを比較しながら、もっとも最適な案を決定していきます。
決定するには、「重みづけ法」を利用するのがお勧めです。
重複するようなカテゴリーを省略して、出来るだけシンプルな評価に整理します。
さらに、重要だと思われる評価に重みづけ(点数)をつけて数値化していきます。
一番数値が高いものを選び、決定していくという方法です。
くわしくは、こちらをご覧ください!
【意志決定の8つのステップ】ステップ7 一つの解決案に決定する。
8.選んだ案を実行する
そして、最終的に一つに決定した案を実行していきます。
実行するさいにどうしてもハマってしまう次のような「落とし穴」に注意します。
- 実行をさまたげる要因
- 途中で投げ出したくなる要因
解決案を一つに決め、いざ実行するとなるとどうしても怖気づいてしまいます。
周囲の反対や先が見えない不安に襲われるからです。
そんなときの対処法をあらかじめ考えておきます。
くわしくは、こちらをご覧ください!
【意志決定の8つのステップ】ステップ8 選んだ案を実行する。
意志決定が誤りだったらどうする?
意志決定が誤りであることが判明したときにも、
するべきことをあらかじめ決めておくと、
慌てずにすみますし、余計な不安に襲われるのを避けることができます。
修正・やり直しが可能が場合
意志決定の誤りが修正したり、やり直しすることが可能な場合には、
実行の過程を注意深くモニタリングするようにします。
- ステップ6(案を評価する)
- ステップ7(一つの案に決定する)
に戻って、今回新たに発見した問題点やコストを加えて再検討します。
修正・やり直しが不可能な場合
一方で、意志決定の誤りが、
もはや修正したり、やり直しすることが可能な場合には、
次の2つの点に注意します。
- あと知恵バイアスに注意する
- 判断を誤った原因を探る
「あと知恵バイアス」によって、自分をごまかし、本当の失敗の原因をスルーしてしまうことに注意します。
また、判断を誤ることになった
- 自分の態度
- 思考パターン
を探るのは、とくに重要です。
くわしくは、こちらをご覧ください!
まとめてみたkerokero
- クリティカルシンキング8章「意思決定をする」ことについてまとめてみました。
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、クリティカルシンキングの引用文は、宮元博章さん他お三方の日本語訳によりました。