人を小バカにする人は自分の小バカに気づかないものです
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
小バカ族、増殖中
最近、人を小バカにする「小バカ族」が増殖してます。
「小バカ族」とは、自分の立派なバカさ加減に気づかずに、
他人をバカ呼ばわりする人のことです。
ふくカエル
ここに「小バカ族」をバカにしてる「大バカ」がおりますぞ。
ふくカエル
カエル風バル先生の言葉
バルタザール・グラシアン先生がいてくれたら、
こんな風に言ってくれたかもしれない!
と、いろいろと想像してみました。
ええことを教えるで。
あのなぁ。
この世の中は、
バカばっかしやねん。
この世の中に
賢い奴なんておらへん。
どんなに賢い人でも
天国にいる賢い人には
かなわへんねんで。
そやからな、
他人をバカにするってことは、
バカが、
バカをバカにしてるだけやねんで。
なぜ、バカにしちゃダメなのかな?
みんなバカだから
実は、世の中にいる人間は、みんなバカだからです。
人間は、どこかしら不完全なものだから、賢くて完璧な人なんていないのです。
ふくカエル
だから愚の骨頂!
自分の愚かさに気づく
愚の骨頂は、自分の愚かさに気がつかないで人を愚か者呼ばわりすること。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
だからです。
自分のバカさ加減を知らずに、他人をバカ呼ばわりすることは、
バカが、バカをバカにしているので、
愚の骨頂なのです。
たぶん、神さまは、人間のこのような愚かな言動を見て、さぞかし大笑いしてると思います。
ほんまに、
バカばっかしじゃ。もう、あほだらけや。
嫌になっちゃう。
じゃあ、なぜ、人は、人をバカにしちゃうのかな?
感情から
まず、人は自分の感情が原因で、他人をバカにする傾向があるみたいです。
たとえば
- 相手より優位に立ちたい欲望
- 自分が傷つきたくない感情
- 逆に相手を傷つけたい残酷な感情
などからです。
たしかに、「優れた人でありたい!」と思う気持ちは大切です。
でも、「優れた人でありたい」気持ちを他人をバカにすることで達成するのは方法を間違えてます。
他人をバカにして自分の賢さをアピールするのは、それ自体が賢くないし、完全にアウトです。
アウトでしょ?それに、
そんなことする奴が賢いかい?
めっさ痛い人やん。
と、思うわけです。
育ってきた環境から
次に、その人が育ってきた環境が原因で、他人をバカにする傾向があるみたいです。
たとえば、他人をバカにする「小バカ族」の集団で育ってきた人です。
他人をバカにするのが普通の環境で育ってきているので、自分の異常さに気がついていません。
他人をバカにする態度が完全に身にしみついて、全くの無自覚なのです。
ふくカエル
特徴としては、無意識に表情のはしばしにありありと出てきます。
たとえば、頬の微妙な表情筋を動かして、これまた絶妙なタイミングでする、
薄ら笑いです。これをやられた人は、
しばらくは沈没して、浮上できません。
この表情は、長年鍛錬しないとできない所作だと思います。
当の本人は、自分がどんな表情をしているのかを直接見られないので、悲劇です。
- どんなに人をバカにしているのか
- どんなに人の気分を害しているのか
- どれほど憎たらしくて、不愉快なものなのか
など、本人はまったく自覚ないところが、実に悲しいのです。
ふくカエル
じゃあ、どうすれば小バカ族にならずにすむのかな?
自覚してみる
まずは、自分の小バカさ加減を自覚してみます。
具体的には、
相手のことを
理解しようとしないこのような、心のせま~い自分を
自覚します。
相手のことを理解しようとしない態度は、相手を見下してバカにする態度に直接通じます。
具体的には、自分の態度に、
- 偏見、固定概念がないか?
- 決めつけ、思い込みがないか?
- 相手を決めつけると、それ以上再考しない?
など、ないかどうかをチェックします。
あれば、反省して自覚します。
本当の理由を考えてみる
次に、「本当の理由」を考えてみます。
たとえ、相手の言動が、
- 自分にとっては常識外れ
- 自分にとってはバカげている
ものであっても、
その背後にある「なぜ、そのような言動に及んだか?」について考えてみます。
ここで、決してしてはいけないのは、頭ごなしに「できないのは、バカだ」と決めつけしまうことです。
できないお前が悪いねん!
このあほんだら!
これをやり出すと、どんどん小バカにする行動が自分の中で習慣化されるからです。
ふくネコ
相手の「できない事実」をひたすら非難するのをストップする代わりに、
相手ができない「本当の理由」を考えてみます。
なぜ、
できなかったのだろう?
ひたすら非難するだけでは、その人を正しく理解できないし、何一つ進歩しないです。
正しく理解するには「その人がなぜできないのか?」を必死に考えて理解することが必要です。
「小バカ族」から脱出するには、相手を本当に理解しようとする「この姿勢」が必要になります。
それにです。
相手の立場を考えることで、即座に相手を小バカにする感情をそらすことができて、
小バカにする態度を事実上封じることができます。
ふくカエル
ふくネコ
ふくカエル
思い上がりを止める
また、思い上がりを止めることです。
ひょっとしら、
バカは自分かもしれない?と、気づくことです。
人にはそれぞれ「できる事、できない事がある!」のが普通であることに気づいてみます。
ふくカエル
ふくネコ
たとえばです。
病気やケガで運動能力が衰えることです。
自分にとっては簡単にできることでも、ある人にとっては非常にむずかしいことが普通にあります。
年齢や病気やケガなどで、今までできたことであっても、できなくなることもあるのです。
あるいは、知識が時代遅れになることです。
自分の知識にどんなに自信があっても、
最先端の情報に精通している人にしてみたら、時代遅れであることも普通にあるのです。
ひえ~。時代遅れでっか~。
また、たとえば、昔の栄光です。
むかしどんなに「天才・神童」と呼ばれていても、今では「ただの凡人」になっている人も普通にいます。
ふくカエル
むかしは神童でも、
今では「ただのキュウリ好きの河童」
に成り下がっている奴は
いっぱいいるぞ。
「小バカ族」から脱出するには、「ひょっとしたら、バカは自分かも?」と常に自戒しておくのが必要なのです。
さらけ出していることに気づく
また、さらけ出していることにも気づくことです。
実は、人を小バカにすることは、同時に自分の恥ずかしい部分を他人にさらけ出しています。
恥ずかしい部分とは、
主に、
劣等感です。
人を小バカにすることで、逆に恥ずかしい自分の内面「劣等感」を暴露しているのです。
ふくネコ
劣等感は、姑息な手段をとるようになる!
このような劣等感は、次第に姑息な手段をとるようになります。
自分だけは、誰からもバカにされたくないという強い気持ちが出てくるからです。
この強い気持ちが、
自分がバカにされる前に、
他人をバカにしたらええねん。
そうすれば、
自分のバカがバレへんぞ!くっ、くっ、くっ!
と、卑怯で姑息な手段をとるように導くのです。
ふくカエル
ふくネコ
現実にバカにされると、弱い!
また、このようにいつも人をバカにしている人は、実際に自分がバカにされると本当に弱いです。
見る見る顔が引きつって、うろたえます。
ほんまに
めっさ、うろたえるんだよね。もう、気の毒なくらい。
謙虚さをとりもどす
そして、以上のことに気をつけて、自分の中に謙虚さをとりもどします。
本当に賢い人は、賢いのと同時に
自分の無知にも気づいているので、
謙虚な気持ちから、
自然と人をバカにする態度にならないのです。
「小バカ族」から脱出するには、謙虚さを取り戻すことがもっとも必要なのです。
そうすると、どうなるのかな?
自分の愚かさに気づく
人を小バカにする態度に気づくと、自分がいかに愚かであることに気づきます。
恥ずかしくなって、すぐに悔い改めるようになります。
ふくカエル
たぶん、悔い改めて反省している自分を
「そんなあなたでも大丈夫よ!」
と優しくフォローしてくれる人が身近にいないのだと思うのです。
ちなみに、逆に小バカにされたときの撃退方法は、これ!
ちなみに、逆に小バカにされたときの撃退方法はこれです。
バカは、相手が治すしかないと思う
まずは、人を小バカにするみっともない相手の態度は、
その人自身が自覚して、自ら治すしか道がないと見限ることです。
そして、小バカにする態度を徹底的に無視します。
こちら側でどうにかしようと思うと、余計に自分が不愉快になります。
なので、相手のみっともない態度まで直す義務はないと割り切ります。
自分にとって必要のない人間なんだと割り切るしかないです。
ふくカエル
ふくネコ
逃げる
次に、「小バカ族」に遭遇したら、できるだけ逃げることです。
逃げてもいいと思います。理不尽にバカにされるのは精神衛生に悪いです。
バカにされても死ぬわけじゃないと思う
さらに、小バカにされても「別に死ぬわけじゃないし!」と思います。
バカにされることは、
- 別に恐ろしいことでもないですし、
- 別に死ぬわけでもないです。
- それに、どうせいずれはみんな死んじゃうんです。
憎たらしい奴もいずれは
あの世にいくねん。
どんなにバカにされても、「あの人もいずれは死んじゃうんだから!」
と思うと、むしろ哀れになってきます。
ふくカエル
ふくネコ
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
人を小バカにする態度があることに気づいていません。
人を小バカにしているときに、自分の劣等感をさらけ出していることや、
みっともない態度になっていることに気づいていません。
知恵のある人
人を小バカにする態度が、自分にもあることに気づいています。
人を小バカにしないように気をつけます。
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
ちなみに、今回のテーマは、
「第4章 知性について」
「No.125 自分の愚かさに気づく」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
まとめてみたkerokero
- 人を小バカにする人は自分の小ばかに気づかないものです。
- ほとんどの人は無自覚です。
- まずは相手を思いやることです。
- 次に思い上がりをやめることです。
- そして自分の内面をさらけ出していることに気づくことです。
小バカ族とは、今でいう「マウンティング」のことです。
本当に嫌な行為ですけど、「マウンティング」する人は、たいがい劣等感のカタマリです。
もし、されたら次からはされないように、避けて通るのが一番かもしれません。
相手の内的要因まで、治癒する義務はないです。はい。
断言したったで…
【お知らせ】
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」に出てくる言葉の厳選を試みてみました!
ご興味のある方は、こちらへどうぞ!
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。