逆境のときにすること
こんにちは!ふくカエルです(ふくカエル@知恵カエル)。
「第8章 人生について」
「No.224 逆境に立ち向かう」
についてです。
教科書は、バルタザール・グラシアン先生(これからは、バル先生と呼びますね)「賢人の知恵」です。
よろしくお付き合いのほどお願いします。
バルタザール・グラシアン先生の「賢人の知恵」
全240テーマを自分になりに味わおうと試みています。
時々理解することに苦しんでいる時もありますが、
どうか笑ってお見逃しくだされば、幸いです。
逆境に立ち向かう
人生の危機に直面したとき、一番頼りになるのは勇気と不屈の精神だ。
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」より引用
逆境って突然来る!
逆境なんて来ない!来ない!
逆境なんて考えたくもないです。
でも、どんな人でも、ある日突然、その人に応じた逆境が必ず来るのです。
かく言うわたしにも突然やって来ました。
いきなりやったで。
今は笑っとうけど、
その時はかなりうろたえたのよ。
バル先生の言葉
こんなときに、
バル先生がいてくれたら、こんな風に言ってくれたかもしれません。
そうやねん。
逆境って、突然やって来るねん。
ほんまに、ある日突然やで。
人生の危機や!
そやけど、ここで負けたらアカンねんで。
負けたら、些細な事でも
くじけそうになるからやねん。
「逆境に立ち向かう知恵」だけは
持っておいたほうがええと思う。
ほんまに、思うねん。
逆境のときにすることは、これ!
これです!
「勇気」と「不屈の精神」で
立ち向かう!
これです!
自分には「勇気」と「不屈の精神」があることを信じて、逆境に毅然と立ち向かうことです。
なぜ、「勇気」と「不屈の精神」が必要なのかな?
あきらめずにすむから
まず、「勇気」と「不屈の精神」があれば、あきらめずにすむからです。
人は、とても感情に非常に左右される生き物です。
どんなに小さな不幸であっても、生きることをあきらめてしまえば、何もかもが嫌になる大きな不幸となります。
たとえば、
痛みに耐えることをあきらめたら、どんな小さな痛みでも耐えられなくなります。
生きることに見込みがないとあきらめてしまったら、どんな小さな出来事でも耐えられなくなって、生きることを放棄してしまうのです。
「勇気」と「不屈の精神」は、この自らあきらめる状態を回避できるので必要なのです。
跳ねのける力が湧くから
「勇気」と「不屈の精神」さえあげれば、逆境を跳ねのける「意志の力」が湧いてくるからです。
この「意志の力」が、消滅しそうな自分を引っ張り上げて、前向きに生きようと自分を奮い立たせてくれます。
「勇気」と「不屈の精神」は、どんな逆境でも自分の足で立つことができるので、必要なのです。
グラグラしている、ふらついている自分を
ピシッと立たせてくれるねん。
そんなことをしてたらアカンと、
引っ張り上げてくれるねん。
じゃあ、具体的にどうすればいいのかな?
運命だとあきらめない
まず、人生の危機に直面したときは、それが「運命なんだ!」とあきらめないことです。
たしかにです。人生の危機に直面している人に「運命だとあきらめるな!」というのは残酷です。
大きな病気や大きな災害に苦しんでいる人に「もっと頑張れ!」「もっと我慢しろ!」と言っているようなものだからです。
でもです。
自分が自分に向かって
運命だと思うな!
あきらめるなよ!
くじけんな!
頑張れよ、自分!
と叱咤激励するのはありだと思うのです。
好転しないことを自覚する
次に、断念、ギブアップしてしまえば、不運な状態をさらに悪化させるだけで、決して好転しないことを自覚します。
あきらめることに歯止めをかけます。
自分を信じる
また、自分を信じます。
自分には、逆境に立ち向かえるだけの「勇気」と「不屈の精神」があるはずだと強く思うようにします。
火事場のくそ力があるはずなんや!と思うことは大事です。はい。
きっと、誰にもあるよ。
「勇気」と「不屈の精神」
知性を働かせる
さらに、知性を働かせます。
自分の体験や経験することで、今までに培ってきた知識やスキルを総活用して、逆境にいる自分を支えるようにします。
こんなときこそ、自分の実力を発揮します。
たとえば、発想転換する
たとえば、柔軟な発想転換をしてみます。
ふくカエル
- ひょっとしたらいけるかもしれない?
- 乗り越える能力があるかもしれない?
という発想の転換は、絶望や失望を希望に変えて、新しい展望を築くことができます。
ふくカエル
ふくネコ
たとえば、こんな発想してみる
たとえば、「勇気」や「不屈の精神」も次のように発想してみます。
- 「勇気」を「上手く生きるための挑戦」だと考えてみる
- 「不屈の精神」を「上手く生きるための工夫」だと考えてみる
です。
このように発想転換をすると、「勇気」や「不屈の精神」のマイナスのイメージが、プラスのイメージにかわり、能力を発揮しやすくなります。
勇気や不屈の精神って
そんなん引き出せる自信ないわ~。
から
挑戦や工夫か!
そんなんやったら、出来そうな気がする!
ふくカエル
たとえば、自分の弱点を強化する
たとえば、「自分の弱点」を強化してみます。
実はです。逆境に直面することでいいこともあるのです。
「自分の弱点」があらわになり、否応なしに自覚できることです。
あらわになった「自分の弱点」に気落ちするのではなく、
ここでも逆転の発想で、「自分の弱点」を強みに変えるようにします。
「賢人の知恵」何かを達成したいときに、知っておくと得すること。
弱点には、
- 悪く作用する
- 良く作用する
という二面性があります。
良く作用する面を伸ばすようにするのも「一つの手」です。
たとえばです。
臆病な人が、臆病な面ばかりを見てネガティブに考えるのでなく、慎重な面としてポジティブに考えてみます。
毅然と立ち向かう
そして、人生の危機という逆境に毅然と立ち向かうようにします。
立ち向かう「意志の力」があれば大丈夫です。
耐えがたかった逆境そのものが、どんどん克服しやすい課題になっていきます。
そうすると、どうなるのかな?
勝者になれる
たとえ、不運に見舞われても、どんなに幸運から見放されても、復活して「最強の勝者」になれます。
進化する
そして、逆境がうまく作用すると、自分の能力を進化することができます。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
逆境に直面すると、自分の「勇気」や「不屈の精神」があることを忘れてしまいます。
すぐに運命だとあきらめてしまい、些細な出来事でも深く傷ついてしまいます。
小さな不幸を耐えがたいものにして、生きることを放棄してしまいます。
知恵のある人
逆境に直面したら、自分の「勇気」と「不屈の精神」をもって、自分を支えます。
そして、逆境を逆手にとって、自分の弱点を強化する機会としてとらえます。
まとめてみたkerokero
- 人生の危機、逆境に直面したときに、一番頼りになるのは、勇気と不屈の精神です。
- そして、一番ツライ時こそ、知性を働かせることが大事です。
- 知性を働かせることによって、運命を切り開くことができます。
- その知性とは、自分の弱点を強味にかえられる発想の転換です。
逆境に必要なのは「勇気」と「不屈の精神」です。
あとは、余計なこと(不安や恐怖)を次から次からと考えないことです。
自分の知性は、自分を苦しめるために使うのでなく、自分を幸せにするためだけに使うべきやと思います。
その方が断然賢いです。
そうじゃなければ、何のために今まで苦労して知性を高めてきたか意味がなくなります。
逆境で苦しいときは、
「勇気」
- アタックする
- チャレンジする
- 新しいドアを開く
- 壁を登ってみる
- ちょっとトライしてみる
「不屈の精神」
- 踏ん張る工夫をしてみる
- 骨太になる工夫をしてみる
- 七転び八起きになってみる
- どんなに転んでも、とりあえず立ってみる
- 肩の力抜いて、自分を笑ってみる
を発揮することだけに集中して欲しいです。
すぐには効果は出ないかもしれませんが、必ずそのうち効果が出てきます。
不運は不変じゃないです。
自分が変化すれば、必ず不運も変化していきます。
そして、自分さえプラスに変化し続ければ、たいていの不運は幸運に変化していきます。はい。
ほんまやで、自分をプラスに変化したら、
不運も幸運に変化するねん。
逆境を変えたいときは、
まずは自分を変化させることやで。
ふくカエル
ふくネコ
【お知らせ】
バルタザール・グラシアン先生「賢人の知恵」に出てくる言葉の厳選を試みてみました!
ご興味のある方は、こちらへどうぞ!
最後まで、読んでくださってありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ふくカエルでした。
なお、バルタザール・グラシアン先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』によりました。