【人生】自分の喜びを倍にしたいときに、すること。
こんにちは!ふくカエルです。
【お伝えしたいこと】
この記事は、あくまでもわたしの個人的な解釈に基づくものです。
中には、「これ違うんじゃないの?」という箇所もあるかと思います。
そのような場合は、温かい目でお見逃しくださいますよう、よろしくお願いします。
もっと、きちんと
くわしく理解したいぞ~~~!
という方には、下記の書籍をご覧いただけるとありがたいです。
喜びを倍にしたい
生きていると、誰でも自分の喜びを倍にしたい欲望に駆られます。
もっと喜びを増やしたい!
もっと楽しみたい!
どうしたらええのですか?
こうするとええのです。
これです!
満腹より空腹を選ぶ
渇望も欲求も完全に満たしてはいけない。欲しいと思っているうちが味わい時なのだ。
バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」より引用
満腹よりも空腹を選ぶ
ことです。
なぜ、満腹よりも空腹がいいのかな?
空腹は喜びの質を上げるから
空腹の状態は喜びの質を上げるからです。
空腹を我慢して、我慢した後で食べると本当に美味しいものです。
もっと欲しいという状態は、いろいろ味わいや風味に敏感になれます。
ちなみに、喜びの質が上がれば、幸福の質も上がります。
前向きな気持ちになるから
それにです。空腹の方が前向きな気持ちになるからです。
いろいろな味わいや風味に敏感になると、あらゆるものを自分に引き寄せてもっと味わいたい意欲が出てきます。
ふくカエル
満腹は喜びの質が下げるから
一方で、満腹は喜びの質を下げるからです。
吐くほど食べると、何もかも味気なくなるものです。
もう沢山だという状態は、いろいろな味わいや風味に鈍感になります。
ちなみに、喜びの質が下がれば、幸福の質も下がります。
後ろ向きな気持ちになるから
それにです。満腹になるとどんどん後ろ向きな気持ちになるからです。
ふくネコ
満足しすぎてウンザリな気分になると、なにもかも自分から遠ざけたくなり気力を失います。
じゃあ、どうすればいいのかな?
イメージしてみる
100%満腹状態と80%や20%空腹状態をイメージしてみます。
100%満腹状態をイメージしてみます。
100%満腹状態は、胃袋の空きスペースがまったくない状態なのです。
ふくカエル
- すぐに眠くなる
- 身体を動かすことが億劫になる
- やる気を失う
といったデメリットがあります。
80%や20%の空腹状態をイメージしてみます。
80%や20%の空腹状態は、胃袋に空きのスペースがある状態なのです。
余裕があるので、いろいろなことに興味や好奇心を持つことができます。
ふくネコ
- 五感や頭脳が冴える
- 集中力が増す
- 身体をテキパキ動かせる
- やる気が出てくる
といったメリットがあります。
満腹状態や空腹状態を理解してイメージできると、満腹よりも空腹を選んだ方がいいかな?と思えます。
空腹でいることに慣れてみる
次に、空腹でいることに慣れてみます。慣れてくると空腹状態は案外苦痛じゃなくなります。
ふくカエル
自分が「まだまだ欲しい!」と感じているうちに止めます。
食事なら、一度「お箸」をおいてみます。
もうちょっと欲しいという時点で止めて、その状態をキープしておきます。
たしかに、ダイエットのために空腹状態になることは苦痛ですが、
自分の感性を豊かにするために空腹状態になることはそれほど苦痛でもないのです。
たとえば、
- 自分の五感が冴える
- 頭脳が爽快になる
- 集中力が増す
- 身体をテキパキと動かせる
- 気分が晴れやかになる
- ついでに脂肪も落ちる
といった効果に気づくと空腹状態が楽しいものになります。
そうすると、どうなるのかな?
最高のものは少しだけでも美味しいことに気づく
満腹よりも空腹を実践すると、最高のものは少しだけでもとても美味しいことに気づきます。
ふくカエル
自分の五感の全てを総動員して味わうことができるので、本当に美味しくなるのです。
ふくネコ
少しでも、最上級に喜べることに気づく
このことは喜びも同じで、
空腹状態を維持することで自分の五感を総動員して味わえば、どんなに小さなことでも最上級に喜べることに気づきます。
ふくカエル
ちなみに五感とは、
- 視覚
- 聴覚
- 嗅覚
- 味覚
- 触覚
のことです。はい。
幸せも同じことに気づく
幸福は、それを求めて苦しめば、いっそう楽しいものになる。
以上のことは、幸せについてもまた同じであることに気づきます。
いつも幸せであることに越したことはないですが、
幸せの満腹状態は、幸せの価値にどんどん鈍感になります。
幸せに無頓着になり、ドブに捨てるようなことをしでかします。
一歩で、幸せの空腹状態は小さな幸せにどんどん敏感になります。
どんな幸せでも、その価値に気づいて大切にすることができます。
人生も同じことに気づく
さらに、以上のことは人生についても同じであることに気づきます。
大きな達成感を一度に味わってしまうと、
それだけで満足してしまって燃え尽きてしまいます。
少しずつ達成感を味わいながら進むと、
満足することがなく、どんどん次の希望が見えてくるので意欲が湧いてきます。
知恵のない人、知恵のある人の違い
知恵のない人
空腹よりも満腹を選ぼうとします。
最後の一滴まで味わおうとするので、味に飽きてしまいウンザリします。
満腹の不快感で喜びも半減します。
ふくカエル
知恵のある人
満腹よりも空腹を選ぶようにします。
最高のものを少しだけ味わい、最高の風味を堪能します。
喜びが倍増します。
ふくネコ
同じ本をお持ちの方へ
ちなみに・・・・
同じ本(バルタザール・グラシアン「賢人の知恵」出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお持ちの方へ
「第8章 人生について」
「No.239.満腹よりも空腹を選ぶ」
になっています。
お持ちの本とあわせてご覧いただけると嬉しいです。
ご自分のお立場で考えてみると、また違った「オリジナルな知恵」を発見できると思うのです。
それはもう、キラキラ光って
こういうことか!
と納得できると思います。
まとめてみたkerokero
- 自分の喜びを倍にしたいときにすることは、満腹よりも空腹を選ぶことです。
- 空腹の方が喜びの質が上がり、向きな気持ちになれます。
- 一方で、満腹は喜びの質を下げて、後ろ向きな気持ちになるからです。
- 空腹状態・満腹状態をイメージして、空腹でいることに慣れてみます。
- そうすると、最高のものは少しだけでも美味しい事に気づきます。少しでも最上級に喜べることに気づきます。
ふくカエルでした。
なお、バル先生の引用文は、齋藤慎子さん訳『賢人の知恵』(出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)によりました。